七海×後輩
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優しいキスの後、抱きしめて私の傷跡を撫でながら聞かれる。
「私が引くとでも思ったんですか?」
「だって久しぶりで…ごめんなさい。」
はぁ、と短いため息をついて私を抱き上げる。
「わっ、まだ下の服着てない!」
「私はそのままの方が好きですよ。それに誘ったのはあなたの方です。寝ているあなたを襲うほどクズじゃありませんけど、このまま帰すほど出来た人間じゃないですよ。」
え…?それって…
キスされた事もだけど、七海さんの気持ちが知りたい。
ソファーに座らされて、どうぞとブランケットを渡された。
「コーヒー、ミルクと砂糖いりますか?」
はい…俯いて答える。てっきり続きがあると思っていた自分が恥ずかしくなる。それと同時に少しガッカリしていた。
マグカップを受け取って口をつける。
今までにも辛かったり、悲しかったりを七海さんに受け止めてもらった事はある。でも話をしてくれたり、頭を撫でてくれたりでそれ以上の事はなかった。
隣に座る七海さんに思い切って聞いてみる。
「七海さんが私の事を気にしてくれているのは知ってます。でもさっきのは…なんでキスしてくれたんですか…?」
「好きな人にこんな素直に好意を向けられていては答えずにはいられないでしょう。」
「え…?私、好きって言ってましたか?もしかして酔ってる時に?!」
隠していた、というか自分でも考えないようにしてたはずなのに!と焦ってしまう。
それに七海さん今"好きな人に"って言った…?
事態が飲み込めなくて、しどろもどろになっている私。
「ずっと前から知ってますよ。でもあなたの呪術師を辞める決断を鈍らせたくなかった。もう2度と危ない目に遭って欲しくなかったんです。」
七海さんのいつも誠実な言葉に、私もちゃんと自分の言葉で伝えたい。
「私、また会えなくなるのはもう嫌です。助けてもらったからとかじゃなくて、七海さんの事が好きなんです。」
真っ直ぐ七海さんを見て伝える。
七海さんは柔らかい笑顔で返してくれる。
「私もです。」
飲みかけのマグカップを私の手から離し静かにテーブルに置く。
「これからは私が守ります。」
さっきよりもきつく抱きしめられる。
七海さんに包まれて、ドキドキするけど、落ち着く温もりを感じていた。
首の後ろにチクっと痛みがはしる。
「んっ…七海さん…?」
「ちゃんと印をつけておかないと…」
そういって鎖骨の辺りにも2箇所キスマークをつけると、唇が触れ合う。
さっきのとは違って少し強引で、熱くて、長い長いキス。溶けてしまいそうだ。
私の頭を押さえていた力が弱まると、
「この続きは今度」
と耳元でささやかれた。
七海さんの低い声が鼓膜をなぞる。
その日は七海さんの仕事があって、駅まで送ってもらった。
車に乗った途端に七海さんが昨日と同じ様に近づいてくる。キスされそうなくらいの距離。
でも今日は本当にキスされてから発車する。
「いいですか?あなたは私の恋人なだけで、
呪術界 とは何の関係もない。
ただ町でナンパしてお持ち帰りした関係です。」
「分かってますけど、言い方…!なんか私が軽い女みたいに…」
「今は軽くていいですよ。これから私の重さに耐えられなくならないで下さいね。」
どういう意味なのか分からずに首を捻っていると、
「あなたに対する気持ちが強すぎるって事ですよ。」
七海さんが私の事をそんなに…?
昨日から驚く事ばかり。でも全部嬉しい事。
駅に着いて別れを惜しむ様に私の頭を撫でてくれる。
「何かあったらすぐに連絡して下さい。いつでも行きますから。」
任務に向かうのだろうか?七海さんの車を見送って無事を祈る。
「私が引くとでも思ったんですか?」
「だって久しぶりで…ごめんなさい。」
はぁ、と短いため息をついて私を抱き上げる。
「わっ、まだ下の服着てない!」
「私はそのままの方が好きですよ。それに誘ったのはあなたの方です。寝ているあなたを襲うほどクズじゃありませんけど、このまま帰すほど出来た人間じゃないですよ。」
え…?それって…
キスされた事もだけど、七海さんの気持ちが知りたい。
ソファーに座らされて、どうぞとブランケットを渡された。
「コーヒー、ミルクと砂糖いりますか?」
はい…俯いて答える。てっきり続きがあると思っていた自分が恥ずかしくなる。それと同時に少しガッカリしていた。
マグカップを受け取って口をつける。
今までにも辛かったり、悲しかったりを七海さんに受け止めてもらった事はある。でも話をしてくれたり、頭を撫でてくれたりでそれ以上の事はなかった。
隣に座る七海さんに思い切って聞いてみる。
「七海さんが私の事を気にしてくれているのは知ってます。でもさっきのは…なんでキスしてくれたんですか…?」
「好きな人にこんな素直に好意を向けられていては答えずにはいられないでしょう。」
「え…?私、好きって言ってましたか?もしかして酔ってる時に?!」
隠していた、というか自分でも考えないようにしてたはずなのに!と焦ってしまう。
それに七海さん今"好きな人に"って言った…?
事態が飲み込めなくて、しどろもどろになっている私。
「ずっと前から知ってますよ。でもあなたの呪術師を辞める決断を鈍らせたくなかった。もう2度と危ない目に遭って欲しくなかったんです。」
七海さんのいつも誠実な言葉に、私もちゃんと自分の言葉で伝えたい。
「私、また会えなくなるのはもう嫌です。助けてもらったからとかじゃなくて、七海さんの事が好きなんです。」
真っ直ぐ七海さんを見て伝える。
七海さんは柔らかい笑顔で返してくれる。
「私もです。」
飲みかけのマグカップを私の手から離し静かにテーブルに置く。
「これからは私が守ります。」
さっきよりもきつく抱きしめられる。
七海さんに包まれて、ドキドキするけど、落ち着く温もりを感じていた。
首の後ろにチクっと痛みがはしる。
「んっ…七海さん…?」
「ちゃんと印をつけておかないと…」
そういって鎖骨の辺りにも2箇所キスマークをつけると、唇が触れ合う。
さっきのとは違って少し強引で、熱くて、長い長いキス。溶けてしまいそうだ。
私の頭を押さえていた力が弱まると、
「この続きは今度」
と耳元でささやかれた。
七海さんの低い声が鼓膜をなぞる。
その日は七海さんの仕事があって、駅まで送ってもらった。
車に乗った途端に七海さんが昨日と同じ様に近づいてくる。キスされそうなくらいの距離。
でも今日は本当にキスされてから発車する。
「いいですか?あなたは私の恋人なだけで、
ただ町でナンパしてお持ち帰りした関係です。」
「分かってますけど、言い方…!なんか私が軽い女みたいに…」
「今は軽くていいですよ。これから私の重さに耐えられなくならないで下さいね。」
どういう意味なのか分からずに首を捻っていると、
「あなたに対する気持ちが強すぎるって事ですよ。」
七海さんが私の事をそんなに…?
昨日から驚く事ばかり。でも全部嬉しい事。
駅に着いて別れを惜しむ様に私の頭を撫でてくれる。
「何かあったらすぐに連絡して下さい。いつでも行きますから。」
任務に向かうのだろうか?七海さんの車を見送って無事を祈る。