七海×後輩
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部屋着なのかいつものスーツ姿とはガラリと変わってラフな格好の七海さんがいる。でも首回りが開いているのと、腕捲りのせいでいつもより色気を感じてしまう。
「すみません。連れてきてしまって。今日はお休みですよね?」
「はい…。ここって…」
体を起こして、辺りを見回す。まさかと思ったが一応聞いてみる。
「やっぱり覚えてないんですね。私の家です。シャワー浴びますか?」
七海さんが言うには帰りたくないと駄々を捏ねて、コンビニでお泊りセットを買って、車で爆睡していたようだ。
車から抱っこされて連れてきてくれたらしくて、もう穴があったら入りたい。
「えー…全く覚えてません…すみません…」
せっかく再会出来たのに、恥ずかしくて帰りたくなってきた。
「本当に心配になりますよ。」
少し呆れてそう言われたけど、七海さん以外にいいと思える人は現れていないので、
「大丈夫です。誰とも付き合ったりしてないですし、デートすらないですよ。」
とヘラヘラ笑って言う。
七海さんは笑わずに私の横に座って背中を優しく撫でてくれた。
触れられた場所が熱くなる。
真剣な表情に、私も少し真面目に聞いてみた。
「久しぶりに会えたのに全然成長してないと思ってませんか?」
「あなたのいい所が変わっていなくて安心してますよ。さぁ、シャワー浴びてきて下さい。」
うん、と頷ずくと、子供みたいに頭を撫でてくれた。
全然変わってない接し方に安心する。3年ぶりに会ったとは思えないほど、2人でいるのが心地いい。
でも七海さんの家にあがるのは初めてで、それなりに緊張する。
コレを見られるのも久しぶりだ。
服を脱いで鏡に写る自分を見ないようにシャワーを浴びた。いつもの癖だ。
普通は好きな人の家でシャワーを浴びてその後の展開を期待するのだろうが、私の体は他人には見せられない、大きな傷が残っている。
背中から脇腹にかけて大きくただれている。太もも、腕にも裂傷の跡。
「私だけはその傷を愛せますよ。あなたが生き延びてくれたことは私の誇りですから。」
七海さんが言ってくれて、私は自分を嫌いにならずに済んだ。でもやっぱり他人に見られるのは抵抗があった。
七海さんに借りたロンTは傷を問題なく隠せる。自分に言い聞かせるが、でも…もし見えたら、七海さんだって、久しぶりに見たら…そう思うと怖くなって浴室から出られずにいた。
「大丈夫ですか?」
扉の向こうから七海さんの声。
「もう出ます!」
そう返事したのに、扉が開く。
「七海さんっ…!?」
「あなたのことですから、何か余計な事を考えてるんじゃないですか?」
大きな胸の中にそっと抱きしめられる。
「余計な事は考えられない様にしてあげますよ。」
七海さんは私のおでこに口付けを落として、それから唇をそっと重ね合わせてくれた。
本当に頭が空っぽになる。
ふわふわと何度か触れ合って
幸せで気持ちよくて、七海さんに心も体も支配される。
関わらないと決めて、別れてから考えないようにしていた。
七海さんに会いたくて仕方なかった事。
私は七海さんのことがずっと好きだった事。
「すみません。連れてきてしまって。今日はお休みですよね?」
「はい…。ここって…」
体を起こして、辺りを見回す。まさかと思ったが一応聞いてみる。
「やっぱり覚えてないんですね。私の家です。シャワー浴びますか?」
七海さんが言うには帰りたくないと駄々を捏ねて、コンビニでお泊りセットを買って、車で爆睡していたようだ。
車から抱っこされて連れてきてくれたらしくて、もう穴があったら入りたい。
「えー…全く覚えてません…すみません…」
せっかく再会出来たのに、恥ずかしくて帰りたくなってきた。
「本当に心配になりますよ。」
少し呆れてそう言われたけど、七海さん以外にいいと思える人は現れていないので、
「大丈夫です。誰とも付き合ったりしてないですし、デートすらないですよ。」
とヘラヘラ笑って言う。
七海さんは笑わずに私の横に座って背中を優しく撫でてくれた。
触れられた場所が熱くなる。
真剣な表情に、私も少し真面目に聞いてみた。
「久しぶりに会えたのに全然成長してないと思ってませんか?」
「あなたのいい所が変わっていなくて安心してますよ。さぁ、シャワー浴びてきて下さい。」
うん、と頷ずくと、子供みたいに頭を撫でてくれた。
全然変わってない接し方に安心する。3年ぶりに会ったとは思えないほど、2人でいるのが心地いい。
でも七海さんの家にあがるのは初めてで、それなりに緊張する。
コレを見られるのも久しぶりだ。
服を脱いで鏡に写る自分を見ないようにシャワーを浴びた。いつもの癖だ。
普通は好きな人の家でシャワーを浴びてその後の展開を期待するのだろうが、私の体は他人には見せられない、大きな傷が残っている。
背中から脇腹にかけて大きくただれている。太もも、腕にも裂傷の跡。
「私だけはその傷を愛せますよ。あなたが生き延びてくれたことは私の誇りですから。」
七海さんが言ってくれて、私は自分を嫌いにならずに済んだ。でもやっぱり他人に見られるのは抵抗があった。
七海さんに借りたロンTは傷を問題なく隠せる。自分に言い聞かせるが、でも…もし見えたら、七海さんだって、久しぶりに見たら…そう思うと怖くなって浴室から出られずにいた。
「大丈夫ですか?」
扉の向こうから七海さんの声。
「もう出ます!」
そう返事したのに、扉が開く。
「七海さんっ…!?」
「あなたのことですから、何か余計な事を考えてるんじゃないですか?」
大きな胸の中にそっと抱きしめられる。
「余計な事は考えられない様にしてあげますよ。」
七海さんは私のおでこに口付けを落として、それから唇をそっと重ね合わせてくれた。
本当に頭が空っぽになる。
ふわふわと何度か触れ合って
幸せで気持ちよくて、七海さんに心も体も支配される。
関わらないと決めて、別れてから考えないようにしていた。
七海さんに会いたくて仕方なかった事。
私は七海さんのことがずっと好きだった事。