第二章
夢小説設定
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待ち合わせは11時。
指定した駅に向かう為に早めに電車に乗る。
帰りはきっと家まで送ると言われるだろうな…
またお店に来てくれて会えるだけでいいと思っていた。悟さんのような人とデートできるだなんて、夢のようで断るなんて出来なかった。
少しでも彼の横にいて恥ずかしく無いようにおしゃれして、仕事の時は結っている髪もおろして、いつもの倍以上メイクに時間をかけた。
スカートを履いてきたのは女として見られたい下心があったから。
今日1日デートするだけで今後がないのなら、純粋に楽しんで終わろうと思えた…けど、初めて電話してくれた日から今日まで短時間でも毎日電話してくれた。
話す事は悟さんが聞いてくる私のことばかり。
好意を持ってることを隠しもしないで、電話越しの悟さんの声は熱っぽく私の名前を呼んでくれた。
一回きりじゃないのは目に見えてる。男性経験の乏しい私にも分かる…続きがあると。
だからこそ早く私の置かれている状況を伝えないといけないと思いながらも、彼に惹かれている私はその決心が出来ないでいた。
改札の外に出て周囲を伺う。ロータリーには車が数台停まってるけど、タクシー、軽…ファミリー向けのミニバン…どれも違いそうだ。
周囲を見渡しては時間を確認するを繰り返してソワソワしていると、黒いセダンが入ってきて私の正面で止まった。
後部座席から姿を現した彼に周りの女の子達がハートを飛ばしているのが見える。
でも彼は真っ直ぐ私を見てこちらに歩いてくる。
その姿に私の視界から余計なものは排除され、彼の前に続く道だけが白く照らされていた。
さっきまでのモヤモヤなんて嘘のように私は彼に駆け寄った。
「お待たせ」
店に来た時とは違って首元が空いたシャツと胸から下が足なんじゃないかというくらい美脚が強調された細身のパンツ。その色気の塊のような悟さんに見惚れていると手を取られ、「ゆり?」と呼ばれて我にかえる。
「迎えに来てくれてありがとうございます。」
悟さんは安心したように笑って
「行こっか」
と車まで手を引いてくれた。
指定した駅に向かう為に早めに電車に乗る。
帰りはきっと家まで送ると言われるだろうな…
またお店に来てくれて会えるだけでいいと思っていた。悟さんのような人とデートできるだなんて、夢のようで断るなんて出来なかった。
少しでも彼の横にいて恥ずかしく無いようにおしゃれして、仕事の時は結っている髪もおろして、いつもの倍以上メイクに時間をかけた。
スカートを履いてきたのは女として見られたい下心があったから。
今日1日デートするだけで今後がないのなら、純粋に楽しんで終わろうと思えた…けど、初めて電話してくれた日から今日まで短時間でも毎日電話してくれた。
話す事は悟さんが聞いてくる私のことばかり。
好意を持ってることを隠しもしないで、電話越しの悟さんの声は熱っぽく私の名前を呼んでくれた。
一回きりじゃないのは目に見えてる。男性経験の乏しい私にも分かる…続きがあると。
だからこそ早く私の置かれている状況を伝えないといけないと思いながらも、彼に惹かれている私はその決心が出来ないでいた。
改札の外に出て周囲を伺う。ロータリーには車が数台停まってるけど、タクシー、軽…ファミリー向けのミニバン…どれも違いそうだ。
周囲を見渡しては時間を確認するを繰り返してソワソワしていると、黒いセダンが入ってきて私の正面で止まった。
後部座席から姿を現した彼に周りの女の子達がハートを飛ばしているのが見える。
でも彼は真っ直ぐ私を見てこちらに歩いてくる。
その姿に私の視界から余計なものは排除され、彼の前に続く道だけが白く照らされていた。
さっきまでのモヤモヤなんて嘘のように私は彼に駆け寄った。
「お待たせ」
店に来た時とは違って首元が空いたシャツと胸から下が足なんじゃないかというくらい美脚が強調された細身のパンツ。その色気の塊のような悟さんに見惚れていると手を取られ、「ゆり?」と呼ばれて我にかえる。
「迎えに来てくれてありがとうございます。」
悟さんは安心したように笑って
「行こっか」
と車まで手を引いてくれた。