第六章
夢小説設定
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2人で裸のままベッドに潜っていた。
向かい合って私の髪を撫でて、心地よくて目を閉じると優しくキスしてくれる。
悟の身体は芸術的な程に鍛えられていて逞しいのに、綺麗な肌がとても羨ましい。
「ゆりは結婚したい?」
目を開くと悟が真剣な顔をして私を見つめていた。
結婚か…。
「んー…悟と居れるならどっちでもいい」
「僕たちが結婚するとなると色々とクリアしないといけない課題が多いけど、ゆりがしたいなら片付けるよ。事実婚でも子供が出来た時は必ず認知するから安心して。」
彼も古くから権力を持った家の当主。それにうちよりもさらにややこしい世界に身を置いているみたいだから、結婚相手も自由に選べないのだろう。
ただ事実婚となるとそれはそれでまた問題が出てくる…。うちの家もあまりいい顔はしないだろうし、それに…もし悟が本当に結婚しなければならない相手ができたら、その時は事実婚の私には何の権利もなく、黙って見ている事しか出来なくなる。
私が迷っていると横で小さく悟がこぼした。
「ゆりと子供は絶対巻き込めない」
そっか、呪術の世界は怖いもんね。
その目は遠くの過去を見ているように宙を彷徨う。
私なんかには想像もつかないような辛い事や困難なことがあったんだろうな。
「ありがと悟、でも子供はいつか出来たらいいなって思ってるけどまだ気が早いよ」
今だってちゃんと避妊してくれてるから、分かってくれてるんだろうけど、よほどさっきので火がついちゃったのかなぁ。
「僕は本気でゆりとの子供が欲しい。だから一度病院行こう」
そうだ、魔法の効果は病気の進行の抑制。悟がうまく解いたから効果は消えてないけれど、決して病気が消滅したわけではない。
この体はどこまで蝕まれているんだろう。
10代の時点で魔女に頼るしかなかった程酷かったんだから、治そうと思って治せるものじゃ無いのかも…。
「大丈夫。僕が絶対なんとかする」
悟の声は本当に大丈夫なんだと思わせる安心感があって私の不安を薄めてくれた。
向かい合って私の髪を撫でて、心地よくて目を閉じると優しくキスしてくれる。
悟の身体は芸術的な程に鍛えられていて逞しいのに、綺麗な肌がとても羨ましい。
「ゆりは結婚したい?」
目を開くと悟が真剣な顔をして私を見つめていた。
結婚か…。
「んー…悟と居れるならどっちでもいい」
「僕たちが結婚するとなると色々とクリアしないといけない課題が多いけど、ゆりがしたいなら片付けるよ。事実婚でも子供が出来た時は必ず認知するから安心して。」
彼も古くから権力を持った家の当主。それにうちよりもさらにややこしい世界に身を置いているみたいだから、結婚相手も自由に選べないのだろう。
ただ事実婚となるとそれはそれでまた問題が出てくる…。うちの家もあまりいい顔はしないだろうし、それに…もし悟が本当に結婚しなければならない相手ができたら、その時は事実婚の私には何の権利もなく、黙って見ている事しか出来なくなる。
私が迷っていると横で小さく悟がこぼした。
「ゆりと子供は絶対巻き込めない」
そっか、呪術の世界は怖いもんね。
その目は遠くの過去を見ているように宙を彷徨う。
私なんかには想像もつかないような辛い事や困難なことがあったんだろうな。
「ありがと悟、でも子供はいつか出来たらいいなって思ってるけどまだ気が早いよ」
今だってちゃんと避妊してくれてるから、分かってくれてるんだろうけど、よほどさっきので火がついちゃったのかなぁ。
「僕は本気でゆりとの子供が欲しい。だから一度病院行こう」
そうだ、魔法の効果は病気の進行の抑制。悟がうまく解いたから効果は消えてないけれど、決して病気が消滅したわけではない。
この体はどこまで蝕まれているんだろう。
10代の時点で魔女に頼るしかなかった程酷かったんだから、治そうと思って治せるものじゃ無いのかも…。
「大丈夫。僕が絶対なんとかする」
悟の声は本当に大丈夫なんだと思わせる安心感があって私の不安を薄めてくれた。