第六章
夢小説設定
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「お帰りなさい、悟」
玄関の戸が開いて、顔を出してくれたのは一緒に暮らし出した彼女。
「ただいま。」
片手で戸を閉めながら、もう片方の手で彼女の頭を抱えて口付ける。
このままここで始められそうなくらい熱いキスをして、彼女の体に触れていく。
「今日から仕事行ったんでしょ?大丈夫だった?セクハラとかされてない?」
心配している優しい彼氏をアピールしつつ、ボディチェックという大義名分を得て好きなだけ触れるという美味い作戦。
されてないよ、とくすぐったそうに笑う彼女の首筋、腕と脚、露出しているところは余す事なく唇で触れて、後ろから抱きついて服の上からお腹を撫でる。
振り返って僕を見上げるゆりの頬が色付いている。それだけで誘っている様な視線を送られて、理性が溶けていく…やめられなくなる前に一度離れて着替えよう。
「私は大丈夫。悟のおかげで危ない呪い?にも襲われないし」
ちょこちょこと後ろからついてきて僕の世話を焼くから、どうしても視界に入ってしまって我慢できずに、後ろから抱きしめた彼女を連れたままソファに座って話の続きをする。
「そうだけど…やっぱり魔法かけてもらわない?僕以外の男はゆりに触れられなくなる魔法♡」
「対価は?」
寿命を渡す時聞いたんだ。寿命以外なら何が欲しい?と…魔女の出した要求は、
「僕の片目」
「ぜっっっったいダメっ!」
振り返ったゆりの本気の訴えが嬉しかった。でもこの後のセリフが決定打になって僕のスイッチを入れてしまうなんて、ゆりは考えても無いだろうな。
「それにっ…そんな魔法かけちゃって、もし、ね、そのっ、子供…が…て…おと…こ…だったら…困る…し」
所々聞き取れないほど小声で、恥ずかしそうに話すゆり。でも言いたい事は分かったよ?
「子供作ろっか。毎日ね♡」
せっかく寝る前までは我慢しようと思っていたのに子供ができて〜なんて言われたら、襲わない方がどうかしてるよね。
キスで黙らせてから、ベッドに連れて行く。
「女の子がいいから頑張らないとねー!男の子にゆりのおっぱい飲ませてたら嫉妬しちゃうから。」
冗談っぽく言うけど、本気だから。
ベッドに寝かせた彼女からは僕を誘う匂いがする。キスで火照った身体が脈打つ度に放たれる甘い匂い。
濡れた瞳に見つめられながら、もし計算ずくで言ってるんだったら悪女のようなセリフを純粋無垢に吐くもんだからたまったもんじゃない。
「子供ができても悟が一番だよ。だからいっぱい頂戴ね。」