第五章
夢小説設定
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『ゆり!』
「あ、悟さん。連絡出来なくてごめんなさ……え?」
『別れたいの?って。もう自由になったから出て行ったんじゃないの?』
別れる?悟さんと?
そんなのありえない。だって、もしかしたら…
「何も言わずに出て行ってごめんなさい。すぐ帰るつもりだったの…別れるなんて、そんな事絶対ない」
『じゃあなんで伊地知に手紙渡して行ったの?』
あぁ、タイミング悪すぎるよね。
私に何かあった時に渡してって言ったけど、まさかそのすぐ後にこんな事になるとは…。
「あの手紙は契約が解けるか分からない時に書いた物で…いつか渡そうと思ってどうしても伝えたかった事を書いてたんです。契約の話を聞いて悟さんが私を重荷に感じて…別れる事になったとしても…」
「別れる?僕に捨てられると思ってたんだ?」
え?
後ろから声がしたのは気のせいじゃなかった。
振り返った私は悟さんの胸の中に抱きしめられて大好きな彼の匂いに包まれた。
「僕は、ゆりの為ならなんだってする。僕の言いたい事分かる?」
悟さんはまだ状況整理が出来ていない私のスマホを持つ手を取り上げて、目の前で静かに笑う。少し細めた目から青が光る。
「つまり、君を側に置いておく為だったら…また魔法だってかけちゃうかもよ。どう?僕から逃げたくなった?でも、絶対逃さないよ。」
「…悟さんも…」
実家で聞いた話がずっと気になっていた。
「悟さんも私の契約を解いた時…寿命を…払ったの?」
「ん…」
面倒くさそうに頭を掻いて言葉に詰まる彼の態度が答えだ。
やっぱり両親と同じ事を…
「あ、悟さん。連絡出来なくてごめんなさ……え?」
『別れたいの?って。もう自由になったから出て行ったんじゃないの?』
別れる?悟さんと?
そんなのありえない。だって、もしかしたら…
「何も言わずに出て行ってごめんなさい。すぐ帰るつもりだったの…別れるなんて、そんな事絶対ない」
『じゃあなんで伊地知に手紙渡して行ったの?』
あぁ、タイミング悪すぎるよね。
私に何かあった時に渡してって言ったけど、まさかそのすぐ後にこんな事になるとは…。
「あの手紙は契約が解けるか分からない時に書いた物で…いつか渡そうと思ってどうしても伝えたかった事を書いてたんです。契約の話を聞いて悟さんが私を重荷に感じて…別れる事になったとしても…」
「別れる?僕に捨てられると思ってたんだ?」
え?
後ろから声がしたのは気のせいじゃなかった。
振り返った私は悟さんの胸の中に抱きしめられて大好きな彼の匂いに包まれた。
「僕は、ゆりの為ならなんだってする。僕の言いたい事分かる?」
悟さんはまだ状況整理が出来ていない私のスマホを持つ手を取り上げて、目の前で静かに笑う。少し細めた目から青が光る。
「つまり、君を側に置いておく為だったら…また魔法だってかけちゃうかもよ。どう?僕から逃げたくなった?でも、絶対逃さないよ。」
「…悟さんも…」
実家で聞いた話がずっと気になっていた。
「悟さんも私の契約を解いた時…寿命を…払ったの?」
「ん…」
面倒くさそうに頭を掻いて言葉に詰まる彼の態度が答えだ。
やっぱり両親と同じ事を…