第三章
夢小説設定
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「はぁ…何なんだよ、契約って」
彼女の前では気丈に振る舞ったけど、考えるほどこの事態に混乱していくばかりで、少し1人になりたくて落ち着いてきた彼女を帰した。
このまま強引に関係を持ってしまえば、彼女に何かしらの罰が下る恐れがある。
だからと言って引き下がるつもりはない。
契約を無条件で解除させる。その手段を探す。
翌日高専関係者、家の人間、誰でもいいから出来る限りのツテを使いまくって情報を集めた。
彼女と契約相手の身辺調査。
相手の名前は彼女から聞いている。手っ取り早いのは、そいつに契約を解除させる。ただそれが出来るのかが分からない、仮に出来たとしても条件等があることを黙って解除されて彼女に危害が及ぶパターンが考えられる。
無闇に脅して実行する訳にはいかない。
第一、魔法という物に関して知見が無さすぎる。
「それで?これは仕事の依頼なのかな?だとしたらまずはギャランティの話からしないといけないね。」
目の前の相手の予想通りの返答に、いくらでも出す気で応える。
「情報の質に応じてかな。その時は相応の額を出すよ。」
「フフフ…いいよ。君の金払いの良さは信用しているからね。」
「冥さんの仕事の質も信用してるよ」
冥さんは当てはあるが少し時間をもらうよ、と言って退席した。
「こっちは待つしかないか、さてと」
分からないのはそれだけじゃない。
手にしたメモにはある住所が書かれている。彼女の…ゆりの住所だ。
あの時、待ち合わせは"最寄駅"って言ってたよな。
この住所の最寄駅はさ、この前の駅じゃないんだよ。
「まだ何か隠してるなぁ」
彼女の前では気丈に振る舞ったけど、考えるほどこの事態に混乱していくばかりで、少し1人になりたくて落ち着いてきた彼女を帰した。
このまま強引に関係を持ってしまえば、彼女に何かしらの罰が下る恐れがある。
だからと言って引き下がるつもりはない。
契約を無条件で解除させる。その手段を探す。
翌日高専関係者、家の人間、誰でもいいから出来る限りのツテを使いまくって情報を集めた。
彼女と契約相手の身辺調査。
相手の名前は彼女から聞いている。手っ取り早いのは、そいつに契約を解除させる。ただそれが出来るのかが分からない、仮に出来たとしても条件等があることを黙って解除されて彼女に危害が及ぶパターンが考えられる。
無闇に脅して実行する訳にはいかない。
第一、魔法という物に関して知見が無さすぎる。
「それで?これは仕事の依頼なのかな?だとしたらまずはギャランティの話からしないといけないね。」
目の前の相手の予想通りの返答に、いくらでも出す気で応える。
「情報の質に応じてかな。その時は相応の額を出すよ。」
「フフフ…いいよ。君の金払いの良さは信用しているからね。」
「冥さんの仕事の質も信用してるよ」
冥さんは当てはあるが少し時間をもらうよ、と言って退席した。
「こっちは待つしかないか、さてと」
分からないのはそれだけじゃない。
手にしたメモにはある住所が書かれている。彼女の…ゆりの住所だ。
あの時、待ち合わせは"最寄駅"って言ってたよな。
この住所の最寄駅はさ、この前の駅じゃないんだよ。
「まだ何か隠してるなぁ」