第三章
夢小説設定
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ゆりが見せてきたのは左足の付け根辺りにある、直径5センチほどの円の中に星と太陽があしらわれたタトゥー。タロットカードにありそうな芸術的なデザインだった。
誰の目にもただのタトゥーに見えるだろう。でも僕の六眼 には少し違って見えた。触った感じからも禍々しい気を感じる。
「これタトゥーじゃないでしょ?ゆり呪われてるの?」
僕の回答が全く予期していないものだったのか、彼女は返事に困っている。どこまでを話そうか迷っているんだろう。
「何で分かったの?悟さんは…何か知ってるの?」
やっぱり彼女は普通じゃなかった。でも正確に分からなかったのはこれが呪いの類ではないからだ。
「分からない。これは何?ゆりは何者なの?」
もしゆり自体を祓わないといけない場合、僕には出来ない。
そうであって欲しくないから説明してと迫った。
彼女は服を直して体を起こして、話をしてくれた。
契約という魔法で、この印を付けた契約者以外とは子供が作れないと言う事。昔から決まっていて、彼女の意思で契約した訳ではない事。
もう耐えられなくて自由になりたい事。
彼女の話に驚きはしたが嘘ではなさそうだった。だんだんと声が震えてきた彼女を抱きしめずにはいられなかった。
「お願い悟さん、抱いて。何があっても止めないでして欲しいの。」
僕だってそうしてしまいたい。ただ…
「その契約は無条件?何か約束みたいなものはない?」
呪術で言うところの縛りがあるんじゃないか。
でも彼女に聞いた所で、知っていても隠している可能性が高い。それくらい、もう精神的に追い詰められている。
もしリスクの高い縛りでも、今の彼女は関係なく破ろうとするだろう。
本当に知らないのか、隠しているのか分からないが黙っている彼女にキスして、話を続けた。
「僕が何とかしてあげる。言ったでしょ?だからそれまでは我慢してね。僕の事が好きすぎて抑えられなくて、すぐにでも愛し合いたいのはよーく分かるよ?でもね…」
「ふっ…ふふっ…悟さん、ありがとう」
今度こそ本当の笑顔で今度こそ期待に満ちた目をしてくれた。
誰の目にもただのタトゥーに見えるだろう。でも僕の
「これタトゥーじゃないでしょ?ゆり呪われてるの?」
僕の回答が全く予期していないものだったのか、彼女は返事に困っている。どこまでを話そうか迷っているんだろう。
「何で分かったの?悟さんは…何か知ってるの?」
やっぱり彼女は普通じゃなかった。でも正確に分からなかったのはこれが呪いの類ではないからだ。
「分からない。これは何?ゆりは何者なの?」
もしゆり自体を祓わないといけない場合、僕には出来ない。
そうであって欲しくないから説明してと迫った。
彼女は服を直して体を起こして、話をしてくれた。
契約という魔法で、この印を付けた契約者以外とは子供が作れないと言う事。昔から決まっていて、彼女の意思で契約した訳ではない事。
もう耐えられなくて自由になりたい事。
彼女の話に驚きはしたが嘘ではなさそうだった。だんだんと声が震えてきた彼女を抱きしめずにはいられなかった。
「お願い悟さん、抱いて。何があっても止めないでして欲しいの。」
僕だってそうしてしまいたい。ただ…
「その契約は無条件?何か約束みたいなものはない?」
呪術で言うところの縛りがあるんじゃないか。
でも彼女に聞いた所で、知っていても隠している可能性が高い。それくらい、もう精神的に追い詰められている。
もしリスクの高い縛りでも、今の彼女は関係なく破ろうとするだろう。
本当に知らないのか、隠しているのか分からないが黙っている彼女にキスして、話を続けた。
「僕が何とかしてあげる。言ったでしょ?だからそれまでは我慢してね。僕の事が好きすぎて抑えられなくて、すぐにでも愛し合いたいのはよーく分かるよ?でもね…」
「ふっ…ふふっ…悟さん、ありがとう」
今度こそ本当の笑顔で今度こそ期待に満ちた目をしてくれた。