もう一度キスしてくれたら
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
目が覚めると五条の匂いに包まれていたけど、そこに本人は居なくて不安になって辺りを見回す。
昨夜みんなでご飯を食べたテーブルの上に書き置きがあった。
おはよう。任務行ってくる。
この合鍵はゆりにあげる。
一緒に置かれていた鍵を自分の部屋の鍵と一緒に付ける。
たったこれだけの書き置きがすごく嬉しくて、大事にしまった。
一晩一緒に過ごしたけど、私はまだ処女みたい。
それどころか五条は抱きしめるだけで、体に触れてないと思う。
私は心地よくて、その胸の中で眠ってしまったんだ。
こんな気持ちは初めてだった。
でもまだ五条にちゃんと伝えてない。
はっきり分かった訳じゃないけど、こんなに満たされて、心地よくて、それなのにもっと欲しくなる。
いくらキスしても足りなくなるくらい。
好きなんだ。
ーーーーーーー
普通に寝過ごしたけど、今日は平日。
教室には硝子が1人で待っていた。珍しくタバコも吸わずに携帯を開いていた。
「おはよー。朝帰り?」
「おはよ。…硝子、私、五条が好き…かも」
「知ってるよ。それで?もうヤったの?」
「!…ヤッ……てないよ」
「なぁんだ。意外とヘタレだな。でも、良かった。」
「何が?」
「……」
硝子が答える前に怒鳴り声が聞こえてきて、それ以上は話せなかった。
「今何時だと思ってるんだ!」
「すみません…。」
夜蛾先生が怒るのも最も。だってもうすぐ昼だし、謝るしかなかった。
ーーーーーーー
放課後、五条と夏油が任務から帰ってきた。
どちらとも顔を合わせづらくてつい硝子に隠れてしまう。
いつもなら2人で「おかえりー」と何気なく迎えていたのに、それがどんな感じだったのかも思い出せない。
「おかえりー」
硝子はいたって普通。
夏油が私の前にやってきて、頭を下げた。
「ゆり…本当にすまなかった。昨日はどうかしていたよ。許してくれないか?」
「もう、いいよ。私も悪かったと思う。」
私の態度と無神経さが招いた結果でもある。
でも五条はそうは思ってないみたいで
「なんでゆりが謝るんだよ」と不服そう。
夏油もそれに同意して頷く。
「そうだよ。元はと言えば悟のせいなんだから。」
言い合いになりそうな2人に硝子が割って入る。
「もういいじゃん。」
「そうだ、硝子も謝りな」夏油が促す。
何の話か分からずに硝子と夏油を見る。
硝子にかかってきた緊急の電話は嘘だったと聞かされて、驚愕した。
「バレてたのか…上手くやったと思ったのになぁ。でもそのお陰でゆりは五条の事」
「あーっ!しょーこ、待って、言わないで!」
大声で止めに入る。
続きが私の思ってる事だったら、言われる訳にはいかない。
「何で?大丈夫だよ。みんな知ってるって!」
「まだちゃんと…言ってないから、自分で言うから…」
まだなの!?と硝子が目を丸くして、私の背中を押して五条の前に突き出す。
ちゃんと、伝えたい。
「私、五条の事が好き」
恥ずかしかったけど、はっきり言った。
でもこの公開告白に五条は照れてしまったみたい。
「仕方ねーなっ」と頭を掻いて背を向ける。
「悟はちゃんと言ったのかい?」
夏油が、五条を回れ右させて、私の方を向かせてくれた。
「俺も好きだよ」
なんだよ、これは。
めちゃくちゃ嬉しいんだけど。
五条に好きだと言われたのはもちろんだけど、硝子も夏油も一緒に祝ってくれる。
4人で楽しく過ごすのが私の1番の願いなんだ。
昨夜みんなでご飯を食べたテーブルの上に書き置きがあった。
おはよう。任務行ってくる。
この合鍵はゆりにあげる。
一緒に置かれていた鍵を自分の部屋の鍵と一緒に付ける。
たったこれだけの書き置きがすごく嬉しくて、大事にしまった。
一晩一緒に過ごしたけど、私はまだ処女みたい。
それどころか五条は抱きしめるだけで、体に触れてないと思う。
私は心地よくて、その胸の中で眠ってしまったんだ。
こんな気持ちは初めてだった。
でもまだ五条にちゃんと伝えてない。
はっきり分かった訳じゃないけど、こんなに満たされて、心地よくて、それなのにもっと欲しくなる。
いくらキスしても足りなくなるくらい。
好きなんだ。
ーーーーーーー
普通に寝過ごしたけど、今日は平日。
教室には硝子が1人で待っていた。珍しくタバコも吸わずに携帯を開いていた。
「おはよー。朝帰り?」
「おはよ。…硝子、私、五条が好き…かも」
「知ってるよ。それで?もうヤったの?」
「!…ヤッ……てないよ」
「なぁんだ。意外とヘタレだな。でも、良かった。」
「何が?」
「……」
硝子が答える前に怒鳴り声が聞こえてきて、それ以上は話せなかった。
「今何時だと思ってるんだ!」
「すみません…。」
夜蛾先生が怒るのも最も。だってもうすぐ昼だし、謝るしかなかった。
ーーーーーーー
放課後、五条と夏油が任務から帰ってきた。
どちらとも顔を合わせづらくてつい硝子に隠れてしまう。
いつもなら2人で「おかえりー」と何気なく迎えていたのに、それがどんな感じだったのかも思い出せない。
「おかえりー」
硝子はいたって普通。
夏油が私の前にやってきて、頭を下げた。
「ゆり…本当にすまなかった。昨日はどうかしていたよ。許してくれないか?」
「もう、いいよ。私も悪かったと思う。」
私の態度と無神経さが招いた結果でもある。
でも五条はそうは思ってないみたいで
「なんでゆりが謝るんだよ」と不服そう。
夏油もそれに同意して頷く。
「そうだよ。元はと言えば悟のせいなんだから。」
言い合いになりそうな2人に硝子が割って入る。
「もういいじゃん。」
「そうだ、硝子も謝りな」夏油が促す。
何の話か分からずに硝子と夏油を見る。
硝子にかかってきた緊急の電話は嘘だったと聞かされて、驚愕した。
「バレてたのか…上手くやったと思ったのになぁ。でもそのお陰でゆりは五条の事」
「あーっ!しょーこ、待って、言わないで!」
大声で止めに入る。
続きが私の思ってる事だったら、言われる訳にはいかない。
「何で?大丈夫だよ。みんな知ってるって!」
「まだちゃんと…言ってないから、自分で言うから…」
まだなの!?と硝子が目を丸くして、私の背中を押して五条の前に突き出す。
ちゃんと、伝えたい。
「私、五条の事が好き」
恥ずかしかったけど、はっきり言った。
でもこの公開告白に五条は照れてしまったみたい。
「仕方ねーなっ」と頭を掻いて背を向ける。
「悟はちゃんと言ったのかい?」
夏油が、五条を回れ右させて、私の方を向かせてくれた。
「俺も好きだよ」
なんだよ、これは。
めちゃくちゃ嬉しいんだけど。
五条に好きだと言われたのはもちろんだけど、硝子も夏油も一緒に祝ってくれる。
4人で楽しく過ごすのが私の1番の願いなんだ。