もう一度キスしてくれたら
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数秒、思考も、呼吸も止まってしまった。
でも夏油の唇が少し離れたその時、体が動いていた。
「やめてっ…」
顔を背けて夏油の胸を突き離す。
「私ではダメなんだね。これで諦めがつきそうだ。ゆりも自分の気持ちに気付いたんじゃないのかな?」
ベッドの下に座る五条の横に私をそっと下ろしてくれて、夏油は部屋を出て行った。
最後まで顔は見れなかったけど、寂しそうな声が私の胸に突き刺さる。
でも目の前の男がそんな感傷に浸る事を許してはくれなかった。
視線が交わったその瞬間、何も言わずに激しく喰らい付いてくるようにキスされる。
「頼むから、俺を鎮めて」
唇を離さないまま声にならない声で懇願される。
どんなに苦しくても、逃がしてくれない。でもそれを求めている自分がいる…
五条の事は拒めない。
それがなんでなのか分からなくても、その事実に従えばいいとそう思う。
だってこの時が今までで1番私を満たしてくれている。
私の顔を逃さない様両手で押さえたまま荒い息を吐いて
「俺の物になって」と訴えられる。
でも言ったそばから口を塞いで私に答える隙を与えない。
まるで返事を聞く事を恐れているみたいに。
「ゆり…」
強く抱きしめられて、キスしてる時とは違う安心感で満たされていく。
フワフワと温かい気分になる。
「誰にも取られたくない…」
私をベッドに寝かせて、大きな手が髪を撫でてくれる。
五条は頬に、耳に、唇に順番にキスしていく。
さっきとは打って変わって、柔らかくて溶けそうな唇。
五条の舌が私の唇を舐める。力が抜けた唇の間から口内へ侵入されて、優しくゆっくり私を味わう五条の舌に頭はぼんやりしてくるのに、体は感覚が冴えている。
ワザと鳴らされるリップ音に聴覚を刺激され、たまらずに顔を背けてしまった。
「まっ…て…」
「気持ちいい?」
耳を舐めながら響くその美声に、ゾクゾクする。
「体が…なんか…へん…なの…」
目を見開いてキレイな瞳で見つめられる。
「大丈夫。大丈夫だから。俺の事だけ考えてて」
小さく頷いて、深く五条に没頭した。
それからの事はあまり覚えていない。
気がつくと朝になっていて、五条のベッドで1人で眠っていた。
でも夏油の唇が少し離れたその時、体が動いていた。
「やめてっ…」
顔を背けて夏油の胸を突き離す。
「私ではダメなんだね。これで諦めがつきそうだ。ゆりも自分の気持ちに気付いたんじゃないのかな?」
ベッドの下に座る五条の横に私をそっと下ろしてくれて、夏油は部屋を出て行った。
最後まで顔は見れなかったけど、寂しそうな声が私の胸に突き刺さる。
でも目の前の男がそんな感傷に浸る事を許してはくれなかった。
視線が交わったその瞬間、何も言わずに激しく喰らい付いてくるようにキスされる。
「頼むから、俺を鎮めて」
唇を離さないまま声にならない声で懇願される。
どんなに苦しくても、逃がしてくれない。でもそれを求めている自分がいる…
五条の事は拒めない。
それがなんでなのか分からなくても、その事実に従えばいいとそう思う。
だってこの時が今までで1番私を満たしてくれている。
私の顔を逃さない様両手で押さえたまま荒い息を吐いて
「俺の物になって」と訴えられる。
でも言ったそばから口を塞いで私に答える隙を与えない。
まるで返事を聞く事を恐れているみたいに。
「ゆり…」
強く抱きしめられて、キスしてる時とは違う安心感で満たされていく。
フワフワと温かい気分になる。
「誰にも取られたくない…」
私をベッドに寝かせて、大きな手が髪を撫でてくれる。
五条は頬に、耳に、唇に順番にキスしていく。
さっきとは打って変わって、柔らかくて溶けそうな唇。
五条の舌が私の唇を舐める。力が抜けた唇の間から口内へ侵入されて、優しくゆっくり私を味わう五条の舌に頭はぼんやりしてくるのに、体は感覚が冴えている。
ワザと鳴らされるリップ音に聴覚を刺激され、たまらずに顔を背けてしまった。
「まっ…て…」
「気持ちいい?」
耳を舐めながら響くその美声に、ゾクゾクする。
「体が…なんか…へん…なの…」
目を見開いてキレイな瞳で見つめられる。
「大丈夫。大丈夫だから。俺の事だけ考えてて」
小さく頷いて、深く五条に没頭した。
それからの事はあまり覚えていない。
気がつくと朝になっていて、五条のベッドで1人で眠っていた。