もう一度キスしてくれたら
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体術訓練を終えて、自販機に飲み物を買いに行くと先客がいた。
シャワーを浴びてきたのか長い髪が少し濡れている。
「夏油、髪下ろすと長いねー。私と同じくらいかも」
ジュースを買って隣に座る。
「お疲れ様。どう?あれから彼氏できた?」
「なんかさぁ、違うんだよね。世界が。高専 に来る前も少し感じてたけど、やっぱり非術師と本気で付き合うって無理だと思う。」
夏油は真剣に私の話を聞いてくれている。五条だったらバカにされて終わってただろうな。
「立場が違うからね。私達は彼らを守る側なんだよ。」
「いざという時に彼女に守られる前提の男なんてそりゃ見つからないよね」
女は強いと損だなと思う。まだ硝子みたいに戦闘向きじゃなかったら良かったのかもしれない。
「私ならゆりを守ってあげられるよ」
夏油の手のひらが私の頬に触れる。
体を寄せられてのけぞる私をイスに押し倒して、顔を近づけてくる。
「ちょっと…何して…っ…んっ…」
首筋にキスされて思わず声が出てしまった。
「感じてるね、可愛いよ」
また夏油の唇が近づいてくる。
突然の予想だにしていなかった出来事に体が全く動かない。
その時足音が聞こえて、少し離れた所で止まった。
そこには五条と硝子が立っていた。
「たっ、助けて…」
夏油も気づいて体を離す。
「いいとこだったのに、続きはまた今度かな。」
「はぁ?お前らデキてたの?」
五条が仲間外れにされた子供のように拗ねている。それとも、私に親友を取られたと思ってるのか。
「ちがっ…どう見ても襲われてたでしょ!」
「大丈夫ー?」
硝子も一瞬疑ってたみたいだけど、分かってくれたみたい。
でも五条は納得してないようだった。
拗ねた五条はなかなか治らなかった。
私のせいじゃないのに、向けられる視線が痛い。
何日か経って、教室で五条と2人きりになってしまった。
露骨に嫌な顔をされてとうとう我慢の限界がきた。
「いい加減にしろよ!私のせいじゃないだろ!夏油に言え!」
「お前のせいだよ」
はぁ?何言ってんだこいつ。
「お前、傑に襲われて喜んでただろ?女の顔してたもんな」
「何言って…」
「じゃあなんで、もっと本気で抵抗しなかった?傑にどこまでされた?」
私を問い詰めながらサングラスを外して、こちらに近づいてくる。
腕を掴まれて壁に押さえつけられた。
「痛っ…やめて…何で…?」
悔しくて、怖くて、涙が出てくる。
何で私がこんな事されなきゃいけないんだよ…泣きたくなんかないのに、涙が溢れてくる。
それに気づいたのか、五条は正気に戻ったように手を離す。
「ごめん」
「あの時は…びっくりして動けなかった…でも何も…されてない」
泣きながら話した。このまま誤解されてる状況が続くのが嫌で。
憎まれ口を叩き合っても、本気で嫌ってるわけじゃない。今の雰囲気にはもう耐えられない。
さっきみたいな力任せじゃなくて、今度は優しく抱きしめられる。
「悪かったよ。お前のあの顔がずっと頭から離れなかった…なんで傑なんだよって…ねぇ、俺にもしてよ…ゆり」
五条の唇が涙の跡に触れる。
こんな精神的に弱ってる時にそんな優しく接するなんてズルい。抵抗する気も起きない。
私の了承を得るようにキレイな瞳が私を見ている。ゆっくり目を伏せると、唇にふわっと柔らかな温もりを感じる。
無意識に五条の服をつかんで、自分から求めていた。
シャワーを浴びてきたのか長い髪が少し濡れている。
「夏油、髪下ろすと長いねー。私と同じくらいかも」
ジュースを買って隣に座る。
「お疲れ様。どう?あれから彼氏できた?」
「なんかさぁ、違うんだよね。世界が。
夏油は真剣に私の話を聞いてくれている。五条だったらバカにされて終わってただろうな。
「立場が違うからね。私達は彼らを守る側なんだよ。」
「いざという時に彼女に守られる前提の男なんてそりゃ見つからないよね」
女は強いと損だなと思う。まだ硝子みたいに戦闘向きじゃなかったら良かったのかもしれない。
「私ならゆりを守ってあげられるよ」
夏油の手のひらが私の頬に触れる。
体を寄せられてのけぞる私をイスに押し倒して、顔を近づけてくる。
「ちょっと…何して…っ…んっ…」
首筋にキスされて思わず声が出てしまった。
「感じてるね、可愛いよ」
また夏油の唇が近づいてくる。
突然の予想だにしていなかった出来事に体が全く動かない。
その時足音が聞こえて、少し離れた所で止まった。
そこには五条と硝子が立っていた。
「たっ、助けて…」
夏油も気づいて体を離す。
「いいとこだったのに、続きはまた今度かな。」
「はぁ?お前らデキてたの?」
五条が仲間外れにされた子供のように拗ねている。それとも、私に親友を取られたと思ってるのか。
「ちがっ…どう見ても襲われてたでしょ!」
「大丈夫ー?」
硝子も一瞬疑ってたみたいだけど、分かってくれたみたい。
でも五条は納得してないようだった。
拗ねた五条はなかなか治らなかった。
私のせいじゃないのに、向けられる視線が痛い。
何日か経って、教室で五条と2人きりになってしまった。
露骨に嫌な顔をされてとうとう我慢の限界がきた。
「いい加減にしろよ!私のせいじゃないだろ!夏油に言え!」
「お前のせいだよ」
はぁ?何言ってんだこいつ。
「お前、傑に襲われて喜んでただろ?女の顔してたもんな」
「何言って…」
「じゃあなんで、もっと本気で抵抗しなかった?傑にどこまでされた?」
私を問い詰めながらサングラスを外して、こちらに近づいてくる。
腕を掴まれて壁に押さえつけられた。
「痛っ…やめて…何で…?」
悔しくて、怖くて、涙が出てくる。
何で私がこんな事されなきゃいけないんだよ…泣きたくなんかないのに、涙が溢れてくる。
それに気づいたのか、五条は正気に戻ったように手を離す。
「ごめん」
「あの時は…びっくりして動けなかった…でも何も…されてない」
泣きながら話した。このまま誤解されてる状況が続くのが嫌で。
憎まれ口を叩き合っても、本気で嫌ってるわけじゃない。今の雰囲気にはもう耐えられない。
さっきみたいな力任せじゃなくて、今度は優しく抱きしめられる。
「悪かったよ。お前のあの顔がずっと頭から離れなかった…なんで傑なんだよって…ねぇ、俺にもしてよ…ゆり」
五条の唇が涙の跡に触れる。
こんな精神的に弱ってる時にそんな優しく接するなんてズルい。抵抗する気も起きない。
私の了承を得るようにキレイな瞳が私を見ている。ゆっくり目を伏せると、唇にふわっと柔らかな温もりを感じる。
無意識に五条の服をつかんで、自分から求めていた。