幸せを噛みしめて【 上杉謙信 】
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「謙信様おはようございます。朝早くからすみません、少しお時間よろしいでしょうか?」
襖の向こう側からなんとなく遠慮がちに
でもハキハキとした声が聞こえてきた
あっ佐助くんだ
「なんだ佐助か、望咲とのひとときを邪魔するとは何事だ」
佐助くんが部屋に入ってくると思い慌てて謙信様の膝上から降りようとしたら
「誰が離れて良いと言った」
止められてしまった⋯
「えっ、佐助くんとお話しされるんですよ ね?」
「気にせず、お前はここに座っていれば良い」
「いやでも、私もですけど部屋に入ってきた佐助くんが一番気まずいのでは⋯」
(このまま佐助くんを部屋に入れちゃうの!?いやいや待って待って!)
慌てる私をよそに、謙信様は離れるなとでも言いたげに腰にしっかり手を回してくる
「謙信さま⋯」
「かまわん、入れ」
「えっちょっと待って!?」
「失礼しまっ・・・す」
襖を開けた瞬間に佐助くんと目が合う
いっきに顔を赤くした私を見て事情を察したのか
「謙信様、お取り込み中でしたら先に伝えて下さい」
「お前も気にするな」
「佐助くんあのね?私はちゃんと降りようとしたんだけど、、」
「大丈夫望咲さん。何となく察しがつくから、謙信様が離してくれなかったんだね」
「そっ、そうなの///」
「朝からご馳走さまです」
「もう//そんなんじゃ・・」
「余談はもういいだろう」
膝上で小さくなりながら佐助くんと話していると、面白くなかったのか謙信様は会話を遮るように話し始めた
「佐助要件をさっさと言え。せっかくの望咲との時間がなくなる」
「あっはい。少し前に傘下におさめた小国の件で、信玄様が話しがあるそうです。」
「明朝に軍議もするはずだが?それまで待てんのか」
「その軍議を開く前に謙信様には話しておきたい事があるらしく⋯」
普通に2人が会話をしてる
はたから見たら変な光景だろうな
とにかく私は邪魔しないように
気配を消して静かにしておこう。