幸せを噛みしめて【 上杉謙信 】
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小鳥もさえずる春の陽気に包まれはじめた頃
私は謙信様と相も変わらず穏やかで幸せな日々を送っていた
とある日の朝
仕事前に身支度をすませて、部屋で書簡整理をすると言った謙信様にお茶を淹れていた時のこと
「謙信様、もうそろそろ行かないと仕事が、、」
「まだもう少し時間はあるだろう?それとも俺とこうしているのは嫌か」
「もちろん一緒にいられるのは嬉しいですよ、でも⋯」
お茶を机に置いた途端、謙信様に手をひかれあっさりと膝の上に抱き上げられてしまった。
今は横抱きにされ、朝から愛でられております。
「しばらく望咲に触れられないからな、もう少しこうさせろ」
「はい///」
私の胸元に顔を埋めた謙信様はそのまま無言になってしまった
何か珍しい光景だ。。
普段であれば横抱きにされた途端、何度も口づけされてあっという間に謙信様のペースに引き込まれてしまうんだけど
今日はいつになく穏やかな愛でられ方で、新鮮な雰囲気なんだけどこれはこれで落ち着かない
「あの、謙信さま?どうされたんですか?」
「ん?」
少しくぐもった声で返事をして下さったものの、やはり体勢はそのまま
「えっと、、、、」
「・・・」
「・・・私重くないですか?」
私は気恥ずかしさから
余計な質問をしてしまった
「いいや?むしろ望咲であればもっと肉付きが良くなっても俺は気にせん」
「いや、、、それは私が気にします」
そうなるのは嫌だと少し拗ねた様な口調で伝えると、謙信はやっと顔を上げ
そしてふっと笑うと同時に着物越しに太ももを撫でられた
「あっ、」
「肉付きが良くなったとしても、お前はさぞ抱き心地が良いんだろうな」
「んっ、、」
軽く音をたてて口づけされた
やっぱりこのままいつものペースになってしまいそう、、、
と頭をよぎったその時だった
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