暗黒武術会編
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帰宅して自室で自分を落ち着かせる為に紅茶を飲む。
凛が霊界の使いとして幽助、桑原くんと共に任務から帰ってきた翌日……。
つまり、今日。
かなり激しい戦闘があったと聞き、見舞うつもりで昼過ぎに家へ行ったが凛はいなかった。
電気はついていて玄関の鍵が開いていた。
閉め忘れという可能性もあるが重症だと聞いていたから外へ出た可能性は低い。
嫌な予感がした。
焦燥に駆られ霊界へ行きコエンマに話を聞いたがどうやら知らなかったようで彼らも慌てていた。
何の情報も得られないまま夕方になり焦りが心を支配していた時、暗黒武術会という名の大会本部から使い魔が来てオレたちがゲストに選ばれた事、凛が優勝商品になった事を聞いた。
どうにか阻止しようと霊界……コエンマに掛け合ったが、上層部は動こうとしなかったらしい。
彼女が任務へ行ったあの日、オレはコエンマに飛影が任務を見に行くだろうから監視と抑制を目的として彼と行動するように言われていた。
人間界の仕事であったし飛影が幽助にひかれて変わってきていることは分かっていたから大丈夫だと、そう思ってオレ自身は行かなかった。
まさか心の底からこの事を後悔する事になるとは……。
……その後飛影と合流して前回大会優勝者に会ったが、勝算はハッキリいって今のままでは……ない。
そう感じる程の差があった。
幽助に聞いた話では、垂金が雇っていたのがヤツで……最後の相手だったようだ。
戸愚呂というらしい。
凛が変身して……死闘の末、向こうのやられたフリで終わったんだ、と。
その際、闇の世界の金持ちどもに凛を見られてしまったと謝られた。
あやまるのは、謝らなければならないのは……オレの方だ。
しかしオレ達があの場にいたとして全員でかかっても奴をやれはしなかっただろう。
あの大会は純粋な戦いで全てが決まる。
ゲストであるオレたちが生き残るにはヤツらに勝つしかない。
凛を取り戻す為にも妖力を上げる必要がある……。
2ヶ月間でどれだけ準備出来るか分からないが、やるしかない。
そこまで考えたところで何か違和感に気付いた。
ため息をついて足を組み、視線をカップから窓へ向ける。
凛の事はもちろん大切だ。
母さんが捕まったとしても全力を尽くして助けようとするだろう。
鏡を使ったあの時のように。
しかし、おなじ大切な存在でも彼女への想いは少し違うように感じる。
フッ、まさか……ね。
ティーカップを置いて、髪をかきあげる。
幽助に付き合っているのかと聞かれた時、違うと答えた。
本当の事だし、彼女の事は家族のような存在だとそう思っていた。
ただ、
「なんだ、ホントだったのか。凛にも否定されたんだよなァ。家族みたいなもんだってさ。」
そう言われた時、気分が沈んだ様なそんな感覚があった。
自分も使っていた言葉なのにおかしな話だ。
桑原くんが凛に触るのが気に食わないと思った事も確かにあった。
でもそれは恋とかそんな感情では無かったはずだ。
妖狐蔵馬の時では考えられない事のような気がする。
でも、もしかしたら気付かなかっただけで何百年も前からそうだったのかもしれない。
そう思うと苦笑が漏れた。
冷徹で極悪非道の妖狐蔵馬が……恋、ね。
自分のことを把握できないなんて初めてだ。
ふう、とため息を吐きながら目を閉じると、彼女の色々な表情がチラつく。
……これが家族愛なのか。
それとも本当に恋心なのか。
会って確かめるしかない、かな。
飛影の邪眼で調べてもらったが何も感知出来なかったという事はあの時と同じ。
オレには助けられない。
霊界も分かったとして動かないだろう。
商品として出るということはひどい目にあうことはないはずだ。
助けに行けない以上、今出来ることは大会までに強くなる事。
大会で再会したあと負けたのでは話にならない。
……必ず勝つ。
どんな手を使ってでも。
凛が霊界の使いとして幽助、桑原くんと共に任務から帰ってきた翌日……。
つまり、今日。
かなり激しい戦闘があったと聞き、見舞うつもりで昼過ぎに家へ行ったが凛はいなかった。
電気はついていて玄関の鍵が開いていた。
閉め忘れという可能性もあるが重症だと聞いていたから外へ出た可能性は低い。
嫌な予感がした。
焦燥に駆られ霊界へ行きコエンマに話を聞いたがどうやら知らなかったようで彼らも慌てていた。
何の情報も得られないまま夕方になり焦りが心を支配していた時、暗黒武術会という名の大会本部から使い魔が来てオレたちがゲストに選ばれた事、凛が優勝商品になった事を聞いた。
どうにか阻止しようと霊界……コエンマに掛け合ったが、上層部は動こうとしなかったらしい。
彼女が任務へ行ったあの日、オレはコエンマに飛影が任務を見に行くだろうから監視と抑制を目的として彼と行動するように言われていた。
人間界の仕事であったし飛影が幽助にひかれて変わってきていることは分かっていたから大丈夫だと、そう思ってオレ自身は行かなかった。
まさか心の底からこの事を後悔する事になるとは……。
……その後飛影と合流して前回大会優勝者に会ったが、勝算はハッキリいって今のままでは……ない。
そう感じる程の差があった。
幽助に聞いた話では、垂金が雇っていたのがヤツで……最後の相手だったようだ。
戸愚呂というらしい。
凛が変身して……死闘の末、向こうのやられたフリで終わったんだ、と。
その際、闇の世界の金持ちどもに凛を見られてしまったと謝られた。
あやまるのは、謝らなければならないのは……オレの方だ。
しかしオレ達があの場にいたとして全員でかかっても奴をやれはしなかっただろう。
あの大会は純粋な戦いで全てが決まる。
ゲストであるオレたちが生き残るにはヤツらに勝つしかない。
凛を取り戻す為にも妖力を上げる必要がある……。
2ヶ月間でどれだけ準備出来るか分からないが、やるしかない。
そこまで考えたところで何か違和感に気付いた。
ため息をついて足を組み、視線をカップから窓へ向ける。
凛の事はもちろん大切だ。
母さんが捕まったとしても全力を尽くして助けようとするだろう。
鏡を使ったあの時のように。
しかし、おなじ大切な存在でも彼女への想いは少し違うように感じる。
フッ、まさか……ね。
ティーカップを置いて、髪をかきあげる。
幽助に付き合っているのかと聞かれた時、違うと答えた。
本当の事だし、彼女の事は家族のような存在だとそう思っていた。
ただ、
「なんだ、ホントだったのか。凛にも否定されたんだよなァ。家族みたいなもんだってさ。」
そう言われた時、気分が沈んだ様なそんな感覚があった。
自分も使っていた言葉なのにおかしな話だ。
桑原くんが凛に触るのが気に食わないと思った事も確かにあった。
でもそれは恋とかそんな感情では無かったはずだ。
妖狐蔵馬の時では考えられない事のような気がする。
でも、もしかしたら気付かなかっただけで何百年も前からそうだったのかもしれない。
そう思うと苦笑が漏れた。
冷徹で極悪非道の妖狐蔵馬が……恋、ね。
自分のことを把握できないなんて初めてだ。
ふう、とため息を吐きながら目を閉じると、彼女の色々な表情がチラつく。
……これが家族愛なのか。
それとも本当に恋心なのか。
会って確かめるしかない、かな。
飛影の邪眼で調べてもらったが何も感知出来なかったという事はあの時と同じ。
オレには助けられない。
霊界も分かったとして動かないだろう。
商品として出るということはひどい目にあうことはないはずだ。
助けに行けない以上、今出来ることは大会までに強くなる事。
大会で再会したあと負けたのでは話にならない。
……必ず勝つ。
どんな手を使ってでも。
