霊界探偵編
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霊界探偵補佐。
一体どんな仕事なんだろう。
「とりあえず凛ちゃん、まずはこれからの事を話すよ。」
「よろしくお願いします。」
光の玉の中からぺこりと頭だけでお辞儀をするとぼたんさんは顎に人差し指をつけて話し出す。
「まずは師匠、幻海師範の所へ行って力の使い方を学ぶ事になるね。」
「……幻海師範?」
「そう、超一流の霊波動の使い手なんだよ!口悪い人だけど悩み事とか相談しに来る人は多いみたい。」
超一流?
なんかすごい人が師匠になるんだな……。
特訓、ついていけるだろうか。
力もないし豆腐メンタルだから少々不安だ。
「そして力がある程度扱えるようになったところで霊界探偵の浦飯幽助と合流って事になってる。」
うらめしゆうすけ、すごい名前。
どんな人なんだろう。
名前からして男の人か。
最近着任したってコエンマ様がいっていたけれど年は若いのかしら。
私より下だったりして?
……なんて中学生が霊界から指令受けるような事、流石にないよね。
「浦飯幽助さん……。あの、ぼたんさん?霊界探偵っていうのはどういう事をするの?」
「霊界探偵っていうのは、簡単に言えば異界のモノが絡んでる事件を解決するのが仕事!ああ、一応私が指令を届けたりする助手だからよろしくね!」
こちらを向いてポーズを取ると、パチンと音が聞こえてきそうなウインクをした。
……かわいい。
「よろしくお願いします。1人で補佐できるのかなって不安だったから、ぼたんさんが一緒なら心強いです。」
よかった、ぼたんさんが一緒なら大丈夫だよね。
先ずは幻海師範のところで修行して力をちゃんと制御できるようにしないと……。
大切な人達と一緒に生きていきたい……今度こそ。
あ、でも学校どうしよう……。
留年はしたくないな。
「ぼたんさん、学校ってどうなるのでしょうか?」
「あー、そうか!アイツと違って凛ちゃんは高校生だもんね……。流石にまずいか!うーん、その辺は師範と相談してみようか。」
「助かります!えっと、浦飯くんって何歳なんですか?」
「あー、中3さね。」
「と、年下!!」
だ、大丈夫なのかな?
わたしでサポートしきれるの?
いやそんなことより、流石に高校生で留年となると蔵馬が黙ってなさそうだもんな。
成り行きでこうなってしまったけれど、最初に修行をつけてくれるって言ってくれたのは蔵馬なんだよね。修行の約束破った上に留年ってやばいよね。
冷たい目の蔵馬の姿を思い出し冷や汗が出る。
「っと忘れてた、危ない危ない……。これ渡したいんだけどこの結界どうにかならないもんかね。」
ぼたんさんが懐からリングのようなものを出した瞬間私を囲んでいた丸い玉がはじけ、正座していた私はそのまま1m程落下した。
当然突然の事で受け身を取れなかった私は足から落ちて大ダメージをおった。
「えっ?!っ!!痛い!」
「ひゃー、びっくりした!大丈夫かい?ずいぶん痛そうな音がしたけど……。」
「はい……。結構丈夫なので大丈夫です。なんで急に結界……。」
駆け寄って手を握ると引き上げ、立ち上がらせてくれた。
本当は結構痛くてよろよろだけどなんとなく我慢した。
「とりあえずこれを渡しておくさね。」
彼女は私の右手をとると小指に指輪をはめた。
すると驚くことにスッと妖気の放出がおさまった。
「……ちょうど特防隊と話がついたようだね、全く急に結界が解けるからびっくりしたよ!怪我したらどうすんだい!」
腰に手をあてて怒っているぼたんさんを見て全くだと同意する。
そして手にはめられた物を見つめる。
「ああ、これは特注品だからなくさないようにね!コエンマ様が交渉が上手くいった時のためにって必要以上の妖気の放出を抑えるアイテムを師範に頼んで作ってもらったんだ。」
シンプルなシルバーリング。
石はムーンストーン……?
綺麗……。
ふと妖狐の蔵馬の姿が目に浮かんだ。
なぜか彼に関係した色っていうだけで特別に思えるな。
不思議……。
「うれしそうな顔だね?」
「えっ?その、昔の友人と同じ色だから思い出しちゃって。」
「ほほー?」
そういうとぼたんさんは猫のような顔をしてニヤニヤしていた。
「ま、野暮なことは聞かないっと!元の部屋に案内するよ、今日はそこで休んで朝になったら行くよ。」
「はい。」
聞かないと言いつつ道中はその人の事どう思ってたんだい?!などと質問攻めにあった。
案内してもらって別れた後。
蔵馬が心配している事など考えもせず。
これで彼の手を煩わせなくて済む。
そう考えて期待と不安を胸に抱き眠りについた。
一体どんな仕事なんだろう。
「とりあえず凛ちゃん、まずはこれからの事を話すよ。」
「よろしくお願いします。」
光の玉の中からぺこりと頭だけでお辞儀をするとぼたんさんは顎に人差し指をつけて話し出す。
「まずは師匠、幻海師範の所へ行って力の使い方を学ぶ事になるね。」
「……幻海師範?」
「そう、超一流の霊波動の使い手なんだよ!口悪い人だけど悩み事とか相談しに来る人は多いみたい。」
超一流?
なんかすごい人が師匠になるんだな……。
特訓、ついていけるだろうか。
力もないし豆腐メンタルだから少々不安だ。
「そして力がある程度扱えるようになったところで霊界探偵の浦飯幽助と合流って事になってる。」
うらめしゆうすけ、すごい名前。
どんな人なんだろう。
名前からして男の人か。
最近着任したってコエンマ様がいっていたけれど年は若いのかしら。
私より下だったりして?
……なんて中学生が霊界から指令受けるような事、流石にないよね。
「浦飯幽助さん……。あの、ぼたんさん?霊界探偵っていうのはどういう事をするの?」
「霊界探偵っていうのは、簡単に言えば異界のモノが絡んでる事件を解決するのが仕事!ああ、一応私が指令を届けたりする助手だからよろしくね!」
こちらを向いてポーズを取ると、パチンと音が聞こえてきそうなウインクをした。
……かわいい。
「よろしくお願いします。1人で補佐できるのかなって不安だったから、ぼたんさんが一緒なら心強いです。」
よかった、ぼたんさんが一緒なら大丈夫だよね。
先ずは幻海師範のところで修行して力をちゃんと制御できるようにしないと……。
大切な人達と一緒に生きていきたい……今度こそ。
あ、でも学校どうしよう……。
留年はしたくないな。
「ぼたんさん、学校ってどうなるのでしょうか?」
「あー、そうか!アイツと違って凛ちゃんは高校生だもんね……。流石にまずいか!うーん、その辺は師範と相談してみようか。」
「助かります!えっと、浦飯くんって何歳なんですか?」
「あー、中3さね。」
「と、年下!!」
だ、大丈夫なのかな?
わたしでサポートしきれるの?
いやそんなことより、流石に高校生で留年となると蔵馬が黙ってなさそうだもんな。
成り行きでこうなってしまったけれど、最初に修行をつけてくれるって言ってくれたのは蔵馬なんだよね。修行の約束破った上に留年ってやばいよね。
冷たい目の蔵馬の姿を思い出し冷や汗が出る。
「っと忘れてた、危ない危ない……。これ渡したいんだけどこの結界どうにかならないもんかね。」
ぼたんさんが懐からリングのようなものを出した瞬間私を囲んでいた丸い玉がはじけ、正座していた私はそのまま1m程落下した。
当然突然の事で受け身を取れなかった私は足から落ちて大ダメージをおった。
「えっ?!っ!!痛い!」
「ひゃー、びっくりした!大丈夫かい?ずいぶん痛そうな音がしたけど……。」
「はい……。結構丈夫なので大丈夫です。なんで急に結界……。」
駆け寄って手を握ると引き上げ、立ち上がらせてくれた。
本当は結構痛くてよろよろだけどなんとなく我慢した。
「とりあえずこれを渡しておくさね。」
彼女は私の右手をとると小指に指輪をはめた。
すると驚くことにスッと妖気の放出がおさまった。
「……ちょうど特防隊と話がついたようだね、全く急に結界が解けるからびっくりしたよ!怪我したらどうすんだい!」
腰に手をあてて怒っているぼたんさんを見て全くだと同意する。
そして手にはめられた物を見つめる。
「ああ、これは特注品だからなくさないようにね!コエンマ様が交渉が上手くいった時のためにって必要以上の妖気の放出を抑えるアイテムを師範に頼んで作ってもらったんだ。」
シンプルなシルバーリング。
石はムーンストーン……?
綺麗……。
ふと妖狐の蔵馬の姿が目に浮かんだ。
なぜか彼に関係した色っていうだけで特別に思えるな。
不思議……。
「うれしそうな顔だね?」
「えっ?その、昔の友人と同じ色だから思い出しちゃって。」
「ほほー?」
そういうとぼたんさんは猫のような顔をしてニヤニヤしていた。
「ま、野暮なことは聞かないっと!元の部屋に案内するよ、今日はそこで休んで朝になったら行くよ。」
「はい。」
聞かないと言いつつ道中はその人の事どう思ってたんだい?!などと質問攻めにあった。
案内してもらって別れた後。
蔵馬が心配している事など考えもせず。
これで彼の手を煩わせなくて済む。
そう考えて期待と不安を胸に抱き眠りについた。