シロタエギク
お名前
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
今日はそこそこ暑いからか屋上庭園に人は少なかった。
私たちは少し陰になっているベンチに座るとお弁当を広げた。
「怪我したのが左手でよかったよ。これ右手だったら今日のご飯食べられないところだった。」
「確かに右だったらご飯も授業もどうしようもなかっただろうね。ノートもとれないだろうし。不幸中の幸いってやつかな。」
軽く笑いながら怪我した手を少し上げて言う私を見て少し苦笑いしながら彼はそう返した。
授業は確かに死活問題だ。
「そうなったら友達に見せてもらわないといけなかった……。」
「ふふ、もし何かあった時は俺を頼ってくれていいよ。」
「ほんと?心強いな。もし幸村くんも何かあったら遠慮なく言ってね。」
今はちょっと無理かもだけどと付け加えると治ったら期待してると笑った。
そんな会話をしながらもぐもぐとお弁当を食べる。
幸村くん食べ方もきれいなんだなぁなんて思いつつ屋上庭園を見ると今年もペンタスが綺麗に咲いていた。
夏の花の中で私的に結構上位に入る花だ。
「私この花好きなんだ。星が沢山集まってるみたいなのがかわいくて。」
「ペンタスだね。星か、確かにそう見えるかも。」
「幸村くん、今日は怪我したせいであまりお話できなかったから……また今度時間もらってもいいかな?」
「もちろん、俺もその方がうれしいな。」
そういってふわりと笑う彼に少し鼓動が早くなるのを感じた。
美人に微笑まれるとなんだか照れるな。
「昼の時間も終わるしそろそろ戻ろうか。」
「そうだね、次移動教室だし。」
そういわれて時計を見るとお昼が終わる数分前だった。
お弁当箱を片付けるとすっと幸村くんがそれを持つ。
驚いて顔を上げると目が合った。
「片方の手使えないのに持ったら危ないよ。来る時ちょっと思っていたんだよね。教室までもっていくよ。」
「え、大丈夫だよ。なんか悪いし。」
「俺がしたいからいいんだよ。いこう。」
左手に二つのお弁当箱を持ってそのまま屋上庭園のドアを開けてくれた。にこにこと笑う優しい彼に私は何ができるんだろうと少し悩み事が増えた感じがした。
教室に戻り、次の授業のところまで一緒に行く。
当然のように教科書や持っていくものを取り上げられ、危ないからね?と言われた。
確かに持ちづらさはあったからお言葉に甘えてしまった。
「そういえば幸村くん球技大会はクリケットやるんだよね?」
「うん、そうだよ。」
「去年の体育祭、騎馬戦で無敗を誇る軍神みたいだったから球技大会でも優勝しちゃうんじゃないかって女子の間で盛り上がってるんだよ。」
「え、そうなのかい?まぁ、勝負事で負けるつもりはないけれど一応チーム戦だからね。どうかな。」
そういいながら勝っちゃうんだろうなぁと球技大会に思いをはせる。
私はさすがにこれじゃテニスには出られないだろう。
久しぶりにテニスやるの楽しみにしてたのに。
あっという間に音楽室について私の机に教科書を置くと、友達に呼ばれて幸村くんはそちらに行ってしまった。
……すごく話しやすいし穏やかで優しい。
女子の間で人気なのもわかる気がする。
はぁ、代わりにテニス出てくれる人探さないとだけどどうしようかなぁ。
……球技大会までにマシにならないかな?
人に嫌なことやらせるのは気が引けるし、なにより最近テニス部を見ているせいで自分がやりたい気持ちが大きい。
左手だし両手バックハンドにしなければなんとか……。
帰ったらこの状態でラケット振れるかどうかやってみようかな。
音楽の授業を聞きながら自分の左手を見る。
幸い病院に行って固定してあるからかそんなに痛みは感じない。
2週間後にはきっともっと良くなっているだろう。
一応人だけ探しておいて出られそうなら出るってことにしよう。
そんなことを考えているうちに授業は終わってしまった。
園芸部で一緒の友達と教室に戻ってそのあとの授業も特に何事もなく終わった。
私が担当してる花壇もやろうかと友達が提案してくれたけれどゆっくりやればできるし私が花とかかわりたいのもあるから丁寧に断った。
立海テニス部のファンとして見るのにちょうどいい場所ってのもあるんだけど。
さて、今日は水だけあげて帰ってラケット振れるかやってみないと。
そんなことを考えながら荷物を持って教室から出た。
私たちは少し陰になっているベンチに座るとお弁当を広げた。
「怪我したのが左手でよかったよ。これ右手だったら今日のご飯食べられないところだった。」
「確かに右だったらご飯も授業もどうしようもなかっただろうね。ノートもとれないだろうし。不幸中の幸いってやつかな。」
軽く笑いながら怪我した手を少し上げて言う私を見て少し苦笑いしながら彼はそう返した。
授業は確かに死活問題だ。
「そうなったら友達に見せてもらわないといけなかった……。」
「ふふ、もし何かあった時は俺を頼ってくれていいよ。」
「ほんと?心強いな。もし幸村くんも何かあったら遠慮なく言ってね。」
今はちょっと無理かもだけどと付け加えると治ったら期待してると笑った。
そんな会話をしながらもぐもぐとお弁当を食べる。
幸村くん食べ方もきれいなんだなぁなんて思いつつ屋上庭園を見ると今年もペンタスが綺麗に咲いていた。
夏の花の中で私的に結構上位に入る花だ。
「私この花好きなんだ。星が沢山集まってるみたいなのがかわいくて。」
「ペンタスだね。星か、確かにそう見えるかも。」
「幸村くん、今日は怪我したせいであまりお話できなかったから……また今度時間もらってもいいかな?」
「もちろん、俺もその方がうれしいな。」
そういってふわりと笑う彼に少し鼓動が早くなるのを感じた。
美人に微笑まれるとなんだか照れるな。
「昼の時間も終わるしそろそろ戻ろうか。」
「そうだね、次移動教室だし。」
そういわれて時計を見るとお昼が終わる数分前だった。
お弁当箱を片付けるとすっと幸村くんがそれを持つ。
驚いて顔を上げると目が合った。
「片方の手使えないのに持ったら危ないよ。来る時ちょっと思っていたんだよね。教室までもっていくよ。」
「え、大丈夫だよ。なんか悪いし。」
「俺がしたいからいいんだよ。いこう。」
左手に二つのお弁当箱を持ってそのまま屋上庭園のドアを開けてくれた。にこにこと笑う優しい彼に私は何ができるんだろうと少し悩み事が増えた感じがした。
教室に戻り、次の授業のところまで一緒に行く。
当然のように教科書や持っていくものを取り上げられ、危ないからね?と言われた。
確かに持ちづらさはあったからお言葉に甘えてしまった。
「そういえば幸村くん球技大会はクリケットやるんだよね?」
「うん、そうだよ。」
「去年の体育祭、騎馬戦で無敗を誇る軍神みたいだったから球技大会でも優勝しちゃうんじゃないかって女子の間で盛り上がってるんだよ。」
「え、そうなのかい?まぁ、勝負事で負けるつもりはないけれど一応チーム戦だからね。どうかな。」
そういいながら勝っちゃうんだろうなぁと球技大会に思いをはせる。
私はさすがにこれじゃテニスには出られないだろう。
久しぶりにテニスやるの楽しみにしてたのに。
あっという間に音楽室について私の机に教科書を置くと、友達に呼ばれて幸村くんはそちらに行ってしまった。
……すごく話しやすいし穏やかで優しい。
女子の間で人気なのもわかる気がする。
はぁ、代わりにテニス出てくれる人探さないとだけどどうしようかなぁ。
……球技大会までにマシにならないかな?
人に嫌なことやらせるのは気が引けるし、なにより最近テニス部を見ているせいで自分がやりたい気持ちが大きい。
左手だし両手バックハンドにしなければなんとか……。
帰ったらこの状態でラケット振れるかどうかやってみようかな。
音楽の授業を聞きながら自分の左手を見る。
幸い病院に行って固定してあるからかそんなに痛みは感じない。
2週間後にはきっともっと良くなっているだろう。
一応人だけ探しておいて出られそうなら出るってことにしよう。
そんなことを考えているうちに授業は終わってしまった。
園芸部で一緒の友達と教室に戻ってそのあとの授業も特に何事もなく終わった。
私が担当してる花壇もやろうかと友達が提案してくれたけれどゆっくりやればできるし私が花とかかわりたいのもあるから丁寧に断った。
立海テニス部のファンとして見るのにちょうどいい場所ってのもあるんだけど。
さて、今日は水だけあげて帰ってラケット振れるかやってみないと。
そんなことを考えながら荷物を持って教室から出た。
4/4ページ
