正月太り/ラビ 甘夢
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これは確実にやってしまった
こういう職業柄お正月休みは普通の人とズレていて今年は4~6日の3日間を休みで貰えた
年末年始は特番続きで寝る暇もないぐらい忙しかったが、アイチュウの子たちもやっと休みを貰えたみたい
そして私はこの3日間で体重計に乗らなくても鏡を見ればわかるぐらい太ってしまった
「あごが2個ある…?」
目に見えて太った私は諦めて体重計には乗らなかった
明日から出勤しないといけない状況でこの太り方は確実にやばい
アイチュウの子たちに笑われるもしくは、イジられる
もちろん1日で劇的に痩せれるわけもなく諦めるしかないのだが
「おはようございまーす」
翌日、どうする事も出来ずにとりあえず出勤した私はいつものようにコーヒーの準備をしたり軽く掃除したりと雑務をこなす
まだ誰も職員室にはいないのだが、ここまで見て分かるぐらい太ったならいっその事自分で笑い飛ばそうと開き直って掃除に励んでいた
「失礼しまーす」
コンコンッとノックの後に扉を開けて顔を覗かせたのはラビくんだった
「あ、ラビくん!おはよー!お正月はゆっくり休めた?」
「え?あぁ、ゆっくり休めたよ!」
ラビくんが明らかに目を泳がせたのが分かった私は気を使わせまいと自分から話を振った
「いやー!私なんて休みだからっておもちとかおせちとかいろいろ食べ過ぎちゃってどんどん太っちゃった(笑)」
ラビくんは少し困った顔をしながら近づいてきて私のほっぺをむにむにとつまみ始めた
「プロデューサーは前が細かったから、太ったと言うか健康的?になったかな?笑」
私を気遣って私より上手な日本語で褒めてくれた
「それにほら!頬っぺも触ってると気持ちいいし!」
ラビくんは頬っぺがえらく気に入ったのか長い事むにむにされた
「えっと…ラビくん?さすがに照れるんですが…」
至近距離に綺麗な顔が長時間あるととてもじゃないが心臓に悪い
「あ!すまない!プロデューサー(照)」
そういうとラビくんは手を離してくれたが今度は抱き寄せられた
「ふぁ?!!!」
「プロデューサーは太ったって言うけど、こうやってギュッとしたらとっても気持ちがいいよ?」
ラビくんは精一杯太った事をマイナスにしないようにしてくれているのがなんだかおかしくなってきて笑えてきた
笑っている私を訳が分からないとキョトン顔で見つめてくるラビくんがとても可愛くて、やっぱりラビくんの事大好きだなーと改めて思った
「あはは!!ラビくん、大好きだよ」
「え?!もちろん俺も。大好きだよ!」
ラビくんが甘やかすからまた太っちゃうかも♪
☆fin☆
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