幼なじみ/双海 甘夢
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"今から行くね"
夕方の17時にメールを幼なじみの双海に送ったところで家を出る
お互い一人暮らしではあるが家が近所の為、よく一緒にご飯に行ったり私がご飯作る場合もある
自分でも双海のお母さんなのかと思うほどお世話してあげている
幼稚園からの幼なじみで高校だけは別だった
それでも子供の頃はずっと一緒にいて遊んだりご飯食べたりお昼寝したり、ほんとに小さいときはお泊まりもしていた
こんなに大人になっても一緒にいるとは流石に予想外である
付き合っていないがお互いの家の合鍵は持っていて、いつの間にかメールをしていれば勝手に家にあがって良いとルールが出来上がっていたり…
そのルールが出来た理由も昔からボーッとしている彼の生存確認のため
そんなボーッとしてどこか抜けている双海がアイドルになるとは…
昔から顔だけはよかったからよくモテていた
私は幼稚園の頃から今もずっと双海に片思い中
でも想いを伝える事でこの関係が壊れるのが怖くて、もう告白をしようとも思っていない
そんな事を思いながら歩いていると双海宅に着いた
中に入ると泥棒でも入ったんじゃないかと思うほど散らかっていたのでとりあえず掃除から始める
掃除に集中すること20分、だいぶ綺麗になって汗もかいたのでお風呂を借りた
独り言のようにスウェット借りまーすと一言声に出してお風呂から上がるとメールの返事が来ていた
"あと20分ぐらいで帰るね!"
この返事が来ているのが15分前
一人で双海の家で料理を作って待つのが恋人みたいでちょっと嬉しかったりするがもうすぐで双海は帰ってくるので慌てて料理を始める
ガチャ
ドアが開いた音がしたので料理の手を止めて玄関におかえりーと言いながら顔を出す
ドアを開けたのは双海のグループの一誠君
お互い頭の上にたくさんのハテナを浮かべて、双海?!と呼んだ
「ただいまー♪」
双海はいつもと何ら変わらずに家に入ってくる
「おい双海!この女誰だ?!」
一誠君は私を指を差しながら双海に詰め寄る
その後ろで鷹道君もびっくりして私を見つめている
「幼なじみのみかんだよー」
私は軽く頭を下げる
「みかんっていつも話してる娘か?」
鷹道君がいつもと言った事に引っかかりながら双海を見るとそうだよーと気が抜けた返事をしていた
「ちょっと!!連れてくるなら早く言ってよね!!私帰るよ?」
お邪魔そうなので帰ろうしたら双海が引き留めた
「俺んちで宅呑みしようって話してたんだー♪みかん明日休みでしょ?一緒に飲もうよ!」
二人に一緒に飲んでも大丈夫なのか聞くと案外すんなり受け入れてくれた
「じゃあおつまみ作るよ、ちょっと待ってて」
そう言ってキッチンに戻ると作りかけだった料理をまた再開させた
しばらくすると鷹道君がキッチンにきた
「急に俺達が来て申し訳なかったな…俺達が帰ろうか?」
気にかけてくれた事が嬉しくて全然大丈夫、一緒に飲もうとこちらからもお誘いをした
「みかんまだー?」
机にアゴを乗せてブーブー言いながら待っている大きい子供のような双海にいくつか作ったおつまみを渡してまたキッチンに戻る
「みかんーもう料理はいいからこっち来て乾杯しよーよ」
キッチンから引き戻されて乾杯をする
改めて皆自己紹介をしたところでわかった事は同い年だということ、唯一別だった高校のときからのお友達であること
そして双海も私の事を二人に話してるようで私の事は知っていてくれた
だから"いつも話してる娘"だったのだ
一誠君達もおつまみを持ってきてくれていたのでそんなに料理を作らなくてよくなった私も本格的に呑みだした
双海と外で呑んだ事はあるが宅呑みは初めてだなと思いながら双海達の話に耳を傾けて静かに呑み進める
呑み始めてから二時間ぐらいたった
双海の様子がおかしい
お店で呑んだときよりも確実に酔っぱらっている
宅呑みだから油断してハイペースで呑んでいたのが理由だと思う
「みかんー!!」
呼ばれたかと思うと突然頭を撫でてきた
「ふふふー♪」
凄いご機嫌だな、と思いながら自分の爆発しそうな心臓を必死に鎮める
「双海ーそろそろ俺達は帰るからなー」
一誠君がそういうと潰れて寝ていた鷹道君を叩き起こす
「車を呼ぼう」
トロンとした目でスマホを操作しだした鷹道君を連れて一誠君は片付けよろしくなと私に伝えると帰っていった
「一誠も鷹道もお酒弱いんだからー♪みかんはまだ呑めるでしょー?」
人の事が言えないぐらいには双海も酔っぱらってるんだけどなと思いながらもう少しは呑めるよと返事をした
少し二人で呑んでいると双海のスマホが鳴った
「あれー?一誠だ…何かなー♪ん?面白い事書いてあるよー」
私にスマホの画面を見せてきた
"双海、言う事ははっきり言わねぇと伝わらねーぞ?"
どういう意味だろ?
「変な一誠(笑)」
そう言いながらまた二人でお酒を呑む
さらに一時間たって流石に私も酔っぱらってきた
「顔が真っ赤だねぇ」
そう言った双海は私の頬に手を添えた
最初はお酒の力だった頬の赤らみが双海の手によってさらに赤みが増していく
「ありゃ、もっと真っ赤になっちゃった♪可愛い♪」
これは酔っぱらってるから、勘違いしてはダメだ
そう言い聞かせながらなんとか耐える
すると突然立ち上がった双海は私の後ろに回り私を抱え込むように座って腰に手を回してきた
この人はどれだけ私の心を揺さぶるんだろう
そう思うとお酒も入ってるからか涙が出てきた
「泣き顔とかずるいよ…」
そう言うと双海は私をお姫様抱っこでベッドに連れていく
優しくベッドに降ろされるとトンっと押し倒された
びっくりして涙は止まったが顔が近い事でまた顔が真っ赤になる
「みかん…俺小さいときからずっと好きだったんだよ?」
彼は泣きそうな顔で私を見下ろす
「酔ってるんじゃないの?」
私は酔ってて明日には今日の事を忘れられるのが怖くて少し冗談っぽく返した
「こうすればみかんでもわかってくれる?」
唇に触れるだけのキスをされた
びっくりして固まった私に双海は唇、頬、首、とどんどんキスをしていく
「ま、待って!本気なのはわかったから!」
色んな情報が一気に入ってきて軽くパニック状態の私はとりあえず告白しないと!と思い双海に抱きついた
「私もずっと前から好きでした」
あまりにも恥ずかしすぎて顔を見れないので抱きついて正解だったなーとどこか冷静に思った
「よかったぁぁぁぁ…」
お酒も入っていたので彼はそう言って私の上に倒れ込んでそのまま眠りについた
一誠君のメールは私達の事がわかっていたからなのかな?と思いながら倒れ込まれた双海からそっと抜け出した
私は嬉しすぎて彼が起きないようにこっそり泣きながら顔を見つめていた
☆Fin☆
夕方の17時にメールを幼なじみの双海に送ったところで家を出る
お互い一人暮らしではあるが家が近所の為、よく一緒にご飯に行ったり私がご飯作る場合もある
自分でも双海のお母さんなのかと思うほどお世話してあげている
幼稚園からの幼なじみで高校だけは別だった
それでも子供の頃はずっと一緒にいて遊んだりご飯食べたりお昼寝したり、ほんとに小さいときはお泊まりもしていた
こんなに大人になっても一緒にいるとは流石に予想外である
付き合っていないがお互いの家の合鍵は持っていて、いつの間にかメールをしていれば勝手に家にあがって良いとルールが出来上がっていたり…
そのルールが出来た理由も昔からボーッとしている彼の生存確認のため
そんなボーッとしてどこか抜けている双海がアイドルになるとは…
昔から顔だけはよかったからよくモテていた
私は幼稚園の頃から今もずっと双海に片思い中
でも想いを伝える事でこの関係が壊れるのが怖くて、もう告白をしようとも思っていない
そんな事を思いながら歩いていると双海宅に着いた
中に入ると泥棒でも入ったんじゃないかと思うほど散らかっていたのでとりあえず掃除から始める
掃除に集中すること20分、だいぶ綺麗になって汗もかいたのでお風呂を借りた
独り言のようにスウェット借りまーすと一言声に出してお風呂から上がるとメールの返事が来ていた
"あと20分ぐらいで帰るね!"
この返事が来ているのが15分前
一人で双海の家で料理を作って待つのが恋人みたいでちょっと嬉しかったりするがもうすぐで双海は帰ってくるので慌てて料理を始める
ガチャ
ドアが開いた音がしたので料理の手を止めて玄関におかえりーと言いながら顔を出す
ドアを開けたのは双海のグループの一誠君
お互い頭の上にたくさんのハテナを浮かべて、双海?!と呼んだ
「ただいまー♪」
双海はいつもと何ら変わらずに家に入ってくる
「おい双海!この女誰だ?!」
一誠君は私を指を差しながら双海に詰め寄る
その後ろで鷹道君もびっくりして私を見つめている
「幼なじみのみかんだよー」
私は軽く頭を下げる
「みかんっていつも話してる娘か?」
鷹道君がいつもと言った事に引っかかりながら双海を見るとそうだよーと気が抜けた返事をしていた
「ちょっと!!連れてくるなら早く言ってよね!!私帰るよ?」
お邪魔そうなので帰ろうしたら双海が引き留めた
「俺んちで宅呑みしようって話してたんだー♪みかん明日休みでしょ?一緒に飲もうよ!」
二人に一緒に飲んでも大丈夫なのか聞くと案外すんなり受け入れてくれた
「じゃあおつまみ作るよ、ちょっと待ってて」
そう言ってキッチンに戻ると作りかけだった料理をまた再開させた
しばらくすると鷹道君がキッチンにきた
「急に俺達が来て申し訳なかったな…俺達が帰ろうか?」
気にかけてくれた事が嬉しくて全然大丈夫、一緒に飲もうとこちらからもお誘いをした
「みかんまだー?」
机にアゴを乗せてブーブー言いながら待っている大きい子供のような双海にいくつか作ったおつまみを渡してまたキッチンに戻る
「みかんーもう料理はいいからこっち来て乾杯しよーよ」
キッチンから引き戻されて乾杯をする
改めて皆自己紹介をしたところでわかった事は同い年だということ、唯一別だった高校のときからのお友達であること
そして双海も私の事を二人に話してるようで私の事は知っていてくれた
だから"いつも話してる娘"だったのだ
一誠君達もおつまみを持ってきてくれていたのでそんなに料理を作らなくてよくなった私も本格的に呑みだした
双海と外で呑んだ事はあるが宅呑みは初めてだなと思いながら双海達の話に耳を傾けて静かに呑み進める
呑み始めてから二時間ぐらいたった
双海の様子がおかしい
お店で呑んだときよりも確実に酔っぱらっている
宅呑みだから油断してハイペースで呑んでいたのが理由だと思う
「みかんー!!」
呼ばれたかと思うと突然頭を撫でてきた
「ふふふー♪」
凄いご機嫌だな、と思いながら自分の爆発しそうな心臓を必死に鎮める
「双海ーそろそろ俺達は帰るからなー」
一誠君がそういうと潰れて寝ていた鷹道君を叩き起こす
「車を呼ぼう」
トロンとした目でスマホを操作しだした鷹道君を連れて一誠君は片付けよろしくなと私に伝えると帰っていった
「一誠も鷹道もお酒弱いんだからー♪みかんはまだ呑めるでしょー?」
人の事が言えないぐらいには双海も酔っぱらってるんだけどなと思いながらもう少しは呑めるよと返事をした
少し二人で呑んでいると双海のスマホが鳴った
「あれー?一誠だ…何かなー♪ん?面白い事書いてあるよー」
私にスマホの画面を見せてきた
"双海、言う事ははっきり言わねぇと伝わらねーぞ?"
どういう意味だろ?
「変な一誠(笑)」
そう言いながらまた二人でお酒を呑む
さらに一時間たって流石に私も酔っぱらってきた
「顔が真っ赤だねぇ」
そう言った双海は私の頬に手を添えた
最初はお酒の力だった頬の赤らみが双海の手によってさらに赤みが増していく
「ありゃ、もっと真っ赤になっちゃった♪可愛い♪」
これは酔っぱらってるから、勘違いしてはダメだ
そう言い聞かせながらなんとか耐える
すると突然立ち上がった双海は私の後ろに回り私を抱え込むように座って腰に手を回してきた
この人はどれだけ私の心を揺さぶるんだろう
そう思うとお酒も入ってるからか涙が出てきた
「泣き顔とかずるいよ…」
そう言うと双海は私をお姫様抱っこでベッドに連れていく
優しくベッドに降ろされるとトンっと押し倒された
びっくりして涙は止まったが顔が近い事でまた顔が真っ赤になる
「みかん…俺小さいときからずっと好きだったんだよ?」
彼は泣きそうな顔で私を見下ろす
「酔ってるんじゃないの?」
私は酔ってて明日には今日の事を忘れられるのが怖くて少し冗談っぽく返した
「こうすればみかんでもわかってくれる?」
唇に触れるだけのキスをされた
びっくりして固まった私に双海は唇、頬、首、とどんどんキスをしていく
「ま、待って!本気なのはわかったから!」
色んな情報が一気に入ってきて軽くパニック状態の私はとりあえず告白しないと!と思い双海に抱きついた
「私もずっと前から好きでした」
あまりにも恥ずかしすぎて顔を見れないので抱きついて正解だったなーとどこか冷静に思った
「よかったぁぁぁぁ…」
お酒も入っていたので彼はそう言って私の上に倒れ込んでそのまま眠りについた
一誠君のメールは私達の事がわかっていたからなのかな?と思いながら倒れ込まれた双海からそっと抜け出した
私は嬉しすぎて彼が起きないようにこっそり泣きながら顔を見つめていた
☆Fin☆
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