俺だって男です!/朝陽 甘夢
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~side 朝陽~
今日は本屋さんに用事があるので皆さんより先に家を出ました
お目当ての本も買えました!
あとは事務所に行くだけですっ
あ!のんさんだ!
今日はお休みと聞いていたけどこの辺に用事があるんでしょうか?
ん?男性数人に話しかけられてる?
お友達でしょうか?
ん???声は聞こえないけど迷惑そう??
これはナンパってやつじゃ?!
「ど、どうしよ…」
なんか言い返してるみたい
「あぁ!」
肩を組まれて迷惑そう!
やっぱりあの人たちナンパしてるんだ!
「ラビさん…、呼んでる暇はなさそうだなぁ…」
自分が怖いと思うよりものんさんを助けたいから!
そう思うと体が勝手に走り出して彼女の手を掴んだ
「あの!か、彼女が、嫌がってるので離してもらえませんか…」
のんさんびっくりしてる
「制服のガキは早く学校に行ってくださーい」
1人の男性から腕を掴まれたのが少し痛くて顔に出てしまった
それがのんさんにバレたようでものすごく怒ってる
なんとか宥めようとするが思ってるよりキレてしまって「謝って」の一点張りになってしまっている
とりあえずのんさんを連れて事務所に行こう
事務所に着くなりいきなり制服を脱がされ恥ずかしいです…
でものんさんはほんとに心配してくれているから手を見せてあげたら安心したみたい
「よかったぁ………」
俺は自分の掴まれた腕なんかより自分の大切な人の方が心配でたまらない
「あの人達に変な事されなかったですか?すいません…俺がラビさんみたいに強かったらもっとかっこよくスマートに助けてあげられたんですけど…」
自分のやった事を思い出したら声も震えてるし手も震えてるしでかっこつかない状態であった
その行動に落ち込んでいるとのんさんから抱きしめられました
「わわ!のんさん???」
こういうのはほんとは俺がやるべき事なんだろうとは思っている
ナンパされて怖かったはずののんさんの方が俺を励ましてくれているので、腕の事の感謝を伝える事にする
「俺、もうちょっと強く、かっこよく、なりますから!のんさんに相応しい男になります」
感謝を伝えたはずがするするとこんな言葉まで出てきた
真剣な気持ちではあるので見つめて言ってしまったのが恥ずかしくて照れ笑いをしてしまいました…
「うん!今でも充分なぐらいかっこいいけどもっとかっこよくなってくれるなら楽しみだなぁ♪」
あはは!と笑う彼女が愛しくなる
「それまで待っててください!」
今日のような時、もっとかっこよく、彼氏として守ってあげられるように、色んな意味で強くならないといけないですね!
そう誓った1日でした
-本当に、fin-
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