指/一誠 甘夢
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今は雑誌の撮影の合間
一誠はスマホをいじっていて私は次の一誠のスケジュールを確かめるために手帳を見ていた
しかしどうしても一誠の指が目に入って見つめてしまう
なぜなら一誠の指が綺麗だから
「綺麗…」
「は?何が」
思わず出てしまった言葉を一誠は聞こえていたらしく返事をされてしまった
「あー…んー。何でもないっ」
慌てて話を逸らしてみる
「いや、この状況で話逸らせると思ってんのかよ」
一誠はスマホを置いて隣の椅子に座った
「ですよねー…。いやー一誠の指綺麗だなーって思ってたら思わず言葉になってまして…」
「指?」
そういうと自分で指を見ながら手を開いたり握ったりして見ている
「そうなんだよ!一誠の指ってすんごく綺麗なんだよ!」
開き直って力説する
「でも鷹通も双海もそう変わらないんじゃねーの?」
不思議そうにこっちを見る一誠に私は一誠の手を掴んで自分の手を合わせる
「鷹通と双海はただ綺麗なの、でもほら!一誠はこんなに指も長いし、スラっとしてるのに骨ばってて男らしさもあって!血管とかも萌えポイントなんだから!!」
鼻息荒く力説をすると一誠が指を絡めてきていわゆる恋人繋ぎをされた
「あ、え、っと…は、離して、ください」
自分から手を合わせたものの握られるとは思っておらず、さっきまでの勢いはすぐに無くなり返事が明らかにドギマギしてしまう
それを見た一誠は面白がってニヤニヤしている
「じゃあこんな事されるとドキドキすんのか?」
恋人繋ぎのまま顔を寄せられ反対の手で顎クイをしてきた
私は本当に心臓が口から出るんじゃないのかと思うぐらい一気に緊張して顔が真っ赤になった
「そんな反応すんなよ…これでも撮影中だから我慢してんだぞ?」
そういうと手を離して離れてしまう
それが寂しくなった私は思わず自分から手を繋いだ
「そんなことされたらむちゃくちゃにしてやりたくなんだろーが」
一誠は繋いだ手を引き力強く抱きしめた
「撮影終わったら…」
そこまで言うと頭を撫でられながら耳元で囁かれた
「続きは夜、な?」
そう言うとニヤリと笑って私を一誠の腕の中から解放した
-fin-
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