酔っ払い/一誠 甘夢
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夜中1時、友達との飲み会から解散した私はこの居酒屋の近くに一誠の家がある事を思い出した
久しぶりに集まって友達と飲んだため心配されるぐらい酔っ払ってはいたがフラフラになることはなく、自分で帰るからと反対方向へ歩きだした
ピーンポーン
一誠の家に着いた私は連絡もしていないのにいきなりチャイムを鳴らす
「お前こんな時間に何やってんだ?!早く上がってこい!」
そう怒りながらもロックを解除してくれて開けてくれた
エレベーターを降りて部屋の方に歩き出したとき一誠が家から出てきてくれていて寄ってきてくれた
「のん!こんな時間にどうしたんだ?!酔ってんのか?とりあえず家入れ!」
「おじゃましまーす♪へへへー♪」
家に上げてくれた一誠は水を出した
「えーお酒ー」
「酔ってんだから水にしとけ!」
「ふふふー♪一誠くーん♪」
一誠に会えたのが嬉しくて座ってる一誠に抱きついた
「な?!ちょ!やめろ!」
「やだー♪あ!一誠くんお風呂入ってる!!いい匂いだー!」
酔っている私はいい匂いなのに釣られて一誠の首筋に顔を埋める
理性なんてものはお酒の力でどこかへいってしまっている
「?!!!のん!さすがにっ、やべーから!///」
顔を真っ赤にした一誠が私を引き離そうと押してくるが女の子相手だからか力いっぱい押していないので全然離れない
「ん、私ベタベタする!お風呂入る!」
「は?!お風呂入るってお前着替えは」
「一誠くんの着る!」
そういうとお風呂に向かって一直線
「わかったから!ちょっと待て!部屋着持ってきてやるから!」
困惑しながらもお世話してくれる一誠は部屋着を探して持ってくる
「んーーーボタン取れないーー取ってー」
そういうとワンピースの首の後ろのボタンを取ってもらおうと思って後ろを向く
「あー!もう!これか?」
「ありがとー!あ、一緒に入る?笑」
「はぁ?!!!バカな事言ってねーでさっさと入れ!///」
顔を真っ赤にした一誠はすぐに扉を閉めて出ていった
~20分後~
「見て見てー!!彼シャツ♡」
お風呂から出てきた私は一誠の服が大きくてTシャツだけでワンピースぐらいの長さになったのを見せようとくるりと回って見せた
「ズボンを履け!!!」
またも顔を真っ赤にした一誠から怒られた
「はーい」
もそもそとズボンを履いて一誠の隣にちょこんと座る
「あ?どうした?」
「んー…やっぱり一誠くんかっこいいよね♪」
酔っ払いの私は普段よりもずっとずっと素直に言葉が出てくるもので隣で彼の顔を見つめて思った事を言ってみた
「酔って言ってんじゃねーよ…///」
照れくさそうに向こうを向いてしまった一誠の背中が凄く大きくてどうしても抱きつきたくなってしまった
「ぎゅーーー♡」
「な?!!っんだよ!のん!離せ!」
「やだ!」
照れていたかと思ったら突然抱きついていた私を無理矢理はがして見つめられた
「後ろからじゃなくて前からの方がいいんじゃねぇのか?」
そう言った一誠は悪い顔で笑い私を正面から思いっきり抱きしめた
「きゃー!襲われるー(笑)」
楽しくなってきて暴れていたが酔っているため突然の睡魔がやってくる
「一誠くん、眠い」
「突然かよ!」
一誠は笑いながらベットのとこに連れていってくれた
「明日休みなんだよな?俺も休みだからゆっくり寝とけ。おやすみ」
そういうと寝室を出ていこうとしたので手を掴んだ
「?」
一誠は不思議そうな顔でこっちを見る
「どこで寝るの?」
そう聞いたらリビングのソファと答えた
「一緒に寝るの」
私はベットの隅っこに寄って一誠を引っ張る
「わかってんのかよ…」
一誠は頭をかかえる
「ソファだと疲れちゃうよ!一緒に寝たら暖かいし、私も寂しくないよ!」
「お前が寂しいのかよ(笑)」
「だって好きな人とは一緒に寝たいんだもん」
「?!!!!」
今まで気持ちを隠してきた一誠は突然の告白に気持ちが追いつかない
「は?!好き?!」
「一誠くんの事、私好きだよ♪だから一緒に寝るまで手離さないもん」
そういうとついに睡魔に勝てなくなり手を握ったまま寝てしまった
「明日覚えとけよ…」
そういうと一誠は同じベットで寝ることにした
~翌朝~
「ん…頭痛い…」
頭痛で目が覚めた私は目を開けると視界いっぱいのどアップの一誠の顔でびっくりしすぎて叫びそうになった
とりあえず一誠からがっちりロックされて身動きが取れないが動ける範囲で部屋を見渡すとここが一誠の家だと気づいた
そこから昨日の飲み会まで遡って今までの事を思い出してみる
あれだけ酔っていても記憶が飛ばなかったのが逆に地獄となり全て思い出して1人死にたい…と後悔をしていた
「ん…おはよ…」
1人で寝起きから色々考えていたところに一誠が目を覚ました
「お、おはよ」
告白したのもしっかり思い出しているため恥ずかしくて背中を向けて布団に潜る
「その反応って事は昨日の事は覚えてるんだよな?」
起き上がってニヤニヤしながらこっちを見る
「昨日は夜遅くから大変ご迷惑をおかけしました!!」
顔が見れないためもの凄い勢いで土下座をする
「そこじゃねー。ここに来て、お風呂入ったかと思えば彼シャツ♡とか言って誘ってくるし、かと思ったらかっこいいとか言ってまた誘ってくるし。かと思ったら抱きついてくるし?」
ニヤニヤしながら昨日の事を事細かに話す一誠の顔なんて見れる訳もなく土下座の体制のまま布団にもそもそと潜り込んでいく
「いくらのんでもここまでしといて何とも思ってませんとは言わさねぇぞ?」
そういうと布団をひっぺがし私を抱きしめた
「俺がどれだけ我慢したと思ってんだ?惚れてる女に甘えられて、一緒に寝るとまで言われて、でも寝てるのんを襲う訳にもいかねぇし…酔っ払ってない状態でちゃんと聞きてぇんだけど?」
そういうと顔を赤らめた一誠から見つめられた
ここまで言われたら私も覚悟するしかないと思ってもう一度きちんと告白することにした
「ごめんね、酔ってないから顔を見てでは恥ずかしすぎて言えないからこれで勘弁してください」
私はきちんと気持ちを言う代わりに顔を一誠の胸に寄せて隠した
「高校の頃から好きでした。今はアイドルとプロデューサーだけどそれより前からずっと好きだしこれからもずっと好きです」
恥ずかしすぎて泣きそうになりながら一生懸命に告白をした
黙って聞いていた一誠がゆっくり抱きしめてくれた
「俺もずっと前から好きだった。俺と付き合ってくれるか?」
顔を隠したままの私に上から優しく言ってくれたので全力で首を縦に振った
よかったと言うと力が抜けた一誠だったがいきなり顔を掴まれて見つめられてキスをされた
「ん?!!!!!」
私は顔が真っ赤なのが収まっていないのにさらにキスされたことにびっくりして固まってしまう
「昨日俺が我慢した分の仕返しだ♪」
ニヤニヤしながらほっぺを摘まれた
「ファーストキス…」
「え」
ぼそりと呟いた私にびっくりして一誠も固まる
「な、なんか悪かった」
「い、嫌じゃないから、全然いいんだけど、ちょっとびっくりして」
二人で笑いながら2度目のキスをした
-Fin-
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