素直になれば
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「もう、あったまにきた!人のこと馬鹿馬鹿言ってくれちゃってさ!あたしに何の恨みがあんのよ!」
鼻息を荒くさせながら、司馬懿に言う。その彼女の態度に、思いの他不機嫌そうに対応する彼。
「ふん。馬鹿を馬鹿と言って何が悪いのだ馬鹿めが!」
―プッチン
「その態度が気に入らないって言ってんのよ!この万年顔色悪男!!」
素直になれば
「だーもうムカつく!あの万年顔色悪師!」
張遼とお茶をすすりながら、司馬懿に対する日頃の鬱憤を愚痴るユア。
「よくもまあ飽きないな。毎日毎日、司馬懿殿と言い争って。」
いつものごとく、張遼は苦笑いをしながら言う。
「だってあいつムカつくんだもん!!この間なんかさ、訓練中にいきなり書簡持ってこいとか言うし!しかもよ書庫に行ったら頼まれた書簡が、棚の奥の奥に埋もれてんの!おかげで取り出すのに日が暮れたのよ!」
手に持っていたお茶を一気に飲み干す。
「だがまぁ司馬懿殿もよほどユアを気に入っているのだろう。」
―うぞぞぞ…
全身に鳥肌が立つ。
「きっ気持ちの悪いこと言わないでよ!あいつがあたしのこと気に入ってたらもう少しやさしいわよ!」
両肩を抑えながら背筋に走る寒気に耐える。張遼は人差し指をピンと立てると、彼女に言い聞かせるように言った。
「分からぬぞ。ほら、子供は好きな者には
意地悪をしたくなると言うではないか。」
「子供って歳じゃないでしょあいつは…大のいい大人じゃん。」
机に置かれているお茶をコップに注ぎ込む。張遼は再び苦笑い。
「まっ普段の態度がガキッぽいからいい大人とは言えないけどさ!」
ユアの後ろで、いつの間に後ろにいたのか
司馬懿が彼女を睨みつけていた。張遼は汗をダラダラ流しつつ、会話を続ける。…というか司馬懿の雰囲気が怖くて続けざる終えない。
「そっそんなことを言うと、あ、後で何されるか分からんぞ。」
出来るだけ不快にさせないような台詞を選ぶ。司馬懿がいつ目からビームを出すか分からないからだ。
「はっ殺されるとか?軍師様直々の御命令じゃ従うかもね!」
―ピカッ
(来た!!!)
「そうか、ユア。そなた、そんなに死にたいか…」
―ビクゥ
「は?ってげぇぇぇぇぇぇ!!司馬懿!!ヤバッ!」
逃げようと席を立つ。
―ぐぅわし!!
「ゲフ!!」
司馬懿に襟首をいきなりつかまれ、ユアは変な声を出す。
「ふん。だからそなたは馬鹿だと言うのだ。
武人の癖に、背後にある気配も感知できぬとは!」
「うっさいな!あんたに言われたくもないわよ!万年顔色悪軍師!司馬仲達!!ばーかばーか!」
ユア、そなたの方が子供ではないか…とか、すっごく思ってしまう張遼であった。
「ふん馬鹿めが!そなたには私を侮辱した罪を背負わせてやる!来い!」
「誰が行くもんですか!丞相のお願いでもごめんだね!!はっ!」
偉そうに言うユア。
そして意味もなく黙りこむ一同…
「…」
「…」
「ふっふは…ふはははははははは!馬鹿めが!そなたの出世は私次第だと言うことを忘れたか!」
突然笑い出したと思ったら、脅迫にはいる。彼女が武将にのし上がったのは、ほぼ司馬懿のおかげと言っても過言ではない。ユアは元々司馬懿の護衛兵であった。
「脅しなんてずるいぞ!馬鹿軍師!!」
「ふん。なら私の言う事に従え!キリキリ働くのだ!」
首根っこを掴んで床に引きずられながらその場を後にする2人。張遼は、2人のあまりにもいいタイミングの突っ込みがツボにはまり、しばらくその場から動けないでいた。
「だから嫌なのよ!!司馬仲達!!!」
許昌の都にユアの声が延々と鳴り響いていた。
鼻息を荒くさせながら、司馬懿に言う。その彼女の態度に、思いの他不機嫌そうに対応する彼。
「ふん。馬鹿を馬鹿と言って何が悪いのだ馬鹿めが!」
―プッチン
「その態度が気に入らないって言ってんのよ!この万年顔色悪男!!」
素直になれば
「だーもうムカつく!あの万年顔色悪師!」
張遼とお茶をすすりながら、司馬懿に対する日頃の鬱憤を愚痴るユア。
「よくもまあ飽きないな。毎日毎日、司馬懿殿と言い争って。」
いつものごとく、張遼は苦笑いをしながら言う。
「だってあいつムカつくんだもん!!この間なんかさ、訓練中にいきなり書簡持ってこいとか言うし!しかもよ書庫に行ったら頼まれた書簡が、棚の奥の奥に埋もれてんの!おかげで取り出すのに日が暮れたのよ!」
手に持っていたお茶を一気に飲み干す。
「だがまぁ司馬懿殿もよほどユアを気に入っているのだろう。」
―うぞぞぞ…
全身に鳥肌が立つ。
「きっ気持ちの悪いこと言わないでよ!あいつがあたしのこと気に入ってたらもう少しやさしいわよ!」
両肩を抑えながら背筋に走る寒気に耐える。張遼は人差し指をピンと立てると、彼女に言い聞かせるように言った。
「分からぬぞ。ほら、子供は好きな者には
意地悪をしたくなると言うではないか。」
「子供って歳じゃないでしょあいつは…大のいい大人じゃん。」
机に置かれているお茶をコップに注ぎ込む。張遼は再び苦笑い。
「まっ普段の態度がガキッぽいからいい大人とは言えないけどさ!」
ユアの後ろで、いつの間に後ろにいたのか
司馬懿が彼女を睨みつけていた。張遼は汗をダラダラ流しつつ、会話を続ける。…というか司馬懿の雰囲気が怖くて続けざる終えない。
「そっそんなことを言うと、あ、後で何されるか分からんぞ。」
出来るだけ不快にさせないような台詞を選ぶ。司馬懿がいつ目からビームを出すか分からないからだ。
「はっ殺されるとか?軍師様直々の御命令じゃ従うかもね!」
―ピカッ
(来た!!!)
「そうか、ユア。そなた、そんなに死にたいか…」
―ビクゥ
「は?ってげぇぇぇぇぇぇ!!司馬懿!!ヤバッ!」
逃げようと席を立つ。
―ぐぅわし!!
「ゲフ!!」
司馬懿に襟首をいきなりつかまれ、ユアは変な声を出す。
「ふん。だからそなたは馬鹿だと言うのだ。
武人の癖に、背後にある気配も感知できぬとは!」
「うっさいな!あんたに言われたくもないわよ!万年顔色悪軍師!司馬仲達!!ばーかばーか!」
ユア、そなたの方が子供ではないか…とか、すっごく思ってしまう張遼であった。
「ふん馬鹿めが!そなたには私を侮辱した罪を背負わせてやる!来い!」
「誰が行くもんですか!丞相のお願いでもごめんだね!!はっ!」
偉そうに言うユア。
そして意味もなく黙りこむ一同…
「…」
「…」
「ふっふは…ふはははははははは!馬鹿めが!そなたの出世は私次第だと言うことを忘れたか!」
突然笑い出したと思ったら、脅迫にはいる。彼女が武将にのし上がったのは、ほぼ司馬懿のおかげと言っても過言ではない。ユアは元々司馬懿の護衛兵であった。
「脅しなんてずるいぞ!馬鹿軍師!!」
「ふん。なら私の言う事に従え!キリキリ働くのだ!」
首根っこを掴んで床に引きずられながらその場を後にする2人。張遼は、2人のあまりにもいいタイミングの突っ込みがツボにはまり、しばらくその場から動けないでいた。
「だから嫌なのよ!!司馬仲達!!!」
許昌の都にユアの声が延々と鳴り響いていた。