言の葉
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欲しいものは、
いつも手に入らないんだ。
何かにすがるようにただ見ているだけで
何も言わないのは私。
何もできないのは私。
けれどお願い…
私は、もう耐えられない…
言の葉
「行くの?」
「あぁ…」
寝台から、むくりと起き上がる彼の背中を眺める私。思わず、そっと手を伸ばす。彼の肌に触れようとする時、私はそこでピタリと動きを止めた。行かないでと言っても、きっとその言葉には答えてくれないだろうから…
「周瑜…私のこと、好き?」
「当たり前だろう…」
いつも聞き返す言葉。そう…返ってくる言葉はいつも同じ。そして、帰ってくる瞳も声もいつも同じだ。向けてくる彼を見つめ返す。
そして―
「私達、終わりにしない?」
見開く貴方の目が、とても印象的だった。
もう、これ以上一緒にいたくない。
もう、これ以上貴方を感じたくない。
狂ってしまうから―
私だけの貴方にしたくなってしまうから―
「ユア…?」
「………。」
俯いて、涙をこらえる。そんな私を周瑜はやさしく抱きしめた。
「私は、お前だけだ。」
うそばっかり…本当に愛しいのはあの可愛らしい正妻の癖に…
好きだから、一緒にいたい。
好きだから、貴方が欲しい。
「嘘つき。」
「嘘じゃない。私の…本当に私のものになって欲しいのだ。」
そう言って私を強く抱きしめる周瑜。耳元で愛しているとささやくと、私の目を見て、彼はにっこりと微笑んだ。
いつも手に入らないんだ。
何かにすがるようにただ見ているだけで
何も言わないのは私。
何もできないのは私。
けれどお願い…
私は、もう耐えられない…
言の葉
「行くの?」
「あぁ…」
寝台から、むくりと起き上がる彼の背中を眺める私。思わず、そっと手を伸ばす。彼の肌に触れようとする時、私はそこでピタリと動きを止めた。行かないでと言っても、きっとその言葉には答えてくれないだろうから…
「周瑜…私のこと、好き?」
「当たり前だろう…」
いつも聞き返す言葉。そう…返ってくる言葉はいつも同じ。そして、帰ってくる瞳も声もいつも同じだ。向けてくる彼を見つめ返す。
そして―
「私達、終わりにしない?」
見開く貴方の目が、とても印象的だった。
もう、これ以上一緒にいたくない。
もう、これ以上貴方を感じたくない。
狂ってしまうから―
私だけの貴方にしたくなってしまうから―
「ユア…?」
「………。」
俯いて、涙をこらえる。そんな私を周瑜はやさしく抱きしめた。
「私は、お前だけだ。」
うそばっかり…本当に愛しいのはあの可愛らしい正妻の癖に…
好きだから、一緒にいたい。
好きだから、貴方が欲しい。
「嘘つき。」
「嘘じゃない。私の…本当に私のものになって欲しいのだ。」
そう言って私を強く抱きしめる周瑜。耳元で愛しているとささやくと、私の目を見て、彼はにっこりと微笑んだ。