エルフ王子 レゴラス
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アラゴルンとアルウェンみたいな恋に昔から憧れていた。
どんなに離れていても、2人の魂は1つ。
そして、永遠の命よりも大切な誰かを選ぶ事を…
「とかいってさ~人間の私が、エルフとかドワーフとか、はたまたホビットとか魔法使いとかと恋なんてできるわけないし、どうすればいいと思う?」
「どうといわれてもね…こればっかりは君の好きになった人が一番ネックだと思うよ。」
指輪を葬る旅も無事終わり、特に行くとこもやることも決まってなかった私は、レゴラスとギムリと一緒に旅に出た。
「好きになった人ねぇ…好きな人はいたんだけど…」
「そうなの?意外だね。」
「なにそれ。あたしがそういう人作らなさそうな顔してるからって…」
そう言ってそっぽを向くとレゴラスがゴメンと苦笑いした。
「そういうつもりで言ったんじゃないよ…ユアはそういうこと嫌いそうだから…」
「なにそれ?」
「乙女な自分って気持ち悪くて嫌だろうってこと。」
「む。確かに…」
過去に好きになった人はいたのだが、障害がありすぎて諦めた口。元来好きな人を強引に奪う気もない自分には、アルウェンやエオウィンのようなときめく乙女など無縁だ。
だが、そんな自分にも、確かに好きな人はいたのだ。うち1人はアラゴルンで、もう1人はファラミアだった。ひがんでるみたいで馬鹿らしいのであえて口にはしないが…
「ギムリとかどう?君のいう寿命の障害あるよ。」
「何か、いつも酒ばっかり飲んでそうじゃない。強引に付き合わされた私が数年後ビールっ腹になってたらどーすんの」
ツッコミを入れると、レゴラスはその姿を想像したのかプッと噴き出した。
「笑ってる場合じゃないでしょーよ」
「くっ…いや、私はそんな君も好きだけどね。」
「ちょ…タンマ。レゴラスよくてもあたしは良くないわ。」
再びツッコミを入れると、想像した私の姿がよほどツボに入ったのかレゴラスはなかなか笑い止まない。
「んもぅ…レゴラスに相談するんじゃなかった!もういいもん!」
怒って立ち上がって、私は見張りをしているギムリの元に行こうとするとレゴラスに腕を引っ張られた。
「ねぇ…ユア。私のことはどう?」
「は?」
真剣な眼差しで聞いてくるエルフに、目をパチクリさせた。
「実は私は、ずっとユアが好きだったんだよね。」
告白するレゴラスの腕の中に引き込まれると、顔を上げられ目が合う。
「エステルやファラミアよりも君をずっと好きだった分幸せにできると思うな…」
「え…ちょっと何で知って…。てか、からかわないでっ」
「これが…からかっているように見えるの?」
透き通る金の髪が眉を掠めると同時に、柔らかい感触が自らの唇にあたった。
訳もわからずされるがままの私に、レゴラスは綺麗に微笑んだ。
「…な…なななな…っ……」
口をぱくぱくしていると、レゴラスはごちそうさまと一言言うと、思い出したかのようにイタズラっぽくいった。
「因みに私となら…君のいう寿命の障害もあるよ」
「そ、そういう問題じゃない~~~~~~~~~~!!!!!」
叫び声を上げると、ギムリが何事かと戻ってくる。
抱きしめられた格好のままドワーフに現場を見られ、私は発狂して足元にあった器を顔面目掛けて投げつけた。
「ユア。それは痛いよ」
呆れた声をだすレゴラスに、私は顔を真っ赤にする。と彼は話を続けた。
「ユア。私は長い間君が好きだったんだ。」
落ち着いた声色でいうレゴラスに、私はそのままエルフの言葉を聞く。
「絶対好きにならせるから、覚悟して。」
にこりと再び綺麗に笑うレゴラスが、何だか思いの外憎らしいと思ったのはきっとさっきのキスと言葉で一瞬で恋に落とされたから。
でも、言わない悔しいから。
どんなに離れていても、2人の魂は1つ。
そして、永遠の命よりも大切な誰かを選ぶ事を…
「とかいってさ~人間の私が、エルフとかドワーフとか、はたまたホビットとか魔法使いとかと恋なんてできるわけないし、どうすればいいと思う?」
「どうといわれてもね…こればっかりは君の好きになった人が一番ネックだと思うよ。」
指輪を葬る旅も無事終わり、特に行くとこもやることも決まってなかった私は、レゴラスとギムリと一緒に旅に出た。
「好きになった人ねぇ…好きな人はいたんだけど…」
「そうなの?意外だね。」
「なにそれ。あたしがそういう人作らなさそうな顔してるからって…」
そう言ってそっぽを向くとレゴラスがゴメンと苦笑いした。
「そういうつもりで言ったんじゃないよ…ユアはそういうこと嫌いそうだから…」
「なにそれ?」
「乙女な自分って気持ち悪くて嫌だろうってこと。」
「む。確かに…」
過去に好きになった人はいたのだが、障害がありすぎて諦めた口。元来好きな人を強引に奪う気もない自分には、アルウェンやエオウィンのようなときめく乙女など無縁だ。
だが、そんな自分にも、確かに好きな人はいたのだ。うち1人はアラゴルンで、もう1人はファラミアだった。ひがんでるみたいで馬鹿らしいのであえて口にはしないが…
「ギムリとかどう?君のいう寿命の障害あるよ。」
「何か、いつも酒ばっかり飲んでそうじゃない。強引に付き合わされた私が数年後ビールっ腹になってたらどーすんの」
ツッコミを入れると、レゴラスはその姿を想像したのかプッと噴き出した。
「笑ってる場合じゃないでしょーよ」
「くっ…いや、私はそんな君も好きだけどね。」
「ちょ…タンマ。レゴラスよくてもあたしは良くないわ。」
再びツッコミを入れると、想像した私の姿がよほどツボに入ったのかレゴラスはなかなか笑い止まない。
「んもぅ…レゴラスに相談するんじゃなかった!もういいもん!」
怒って立ち上がって、私は見張りをしているギムリの元に行こうとするとレゴラスに腕を引っ張られた。
「ねぇ…ユア。私のことはどう?」
「は?」
真剣な眼差しで聞いてくるエルフに、目をパチクリさせた。
「実は私は、ずっとユアが好きだったんだよね。」
告白するレゴラスの腕の中に引き込まれると、顔を上げられ目が合う。
「エステルやファラミアよりも君をずっと好きだった分幸せにできると思うな…」
「え…ちょっと何で知って…。てか、からかわないでっ」
「これが…からかっているように見えるの?」
透き通る金の髪が眉を掠めると同時に、柔らかい感触が自らの唇にあたった。
訳もわからずされるがままの私に、レゴラスは綺麗に微笑んだ。
「…な…なななな…っ……」
口をぱくぱくしていると、レゴラスはごちそうさまと一言言うと、思い出したかのようにイタズラっぽくいった。
「因みに私となら…君のいう寿命の障害もあるよ」
「そ、そういう問題じゃない~~~~~~~~~~!!!!!」
叫び声を上げると、ギムリが何事かと戻ってくる。
抱きしめられた格好のままドワーフに現場を見られ、私は発狂して足元にあった器を顔面目掛けて投げつけた。
「ユア。それは痛いよ」
呆れた声をだすレゴラスに、私は顔を真っ赤にする。と彼は話を続けた。
「ユア。私は長い間君が好きだったんだ。」
落ち着いた声色でいうレゴラスに、私はそのままエルフの言葉を聞く。
「絶対好きにならせるから、覚悟して。」
にこりと再び綺麗に笑うレゴラスが、何だか思いの外憎らしいと思ったのはきっとさっきのキスと言葉で一瞬で恋に落とされたから。
でも、言わない悔しいから。