side迅
「忍田さん。今、女の子保護したからそっち連れていく。」

「忍田だ。了解した。」

ボーダー本部
医務室に連れてきたんだけど、
先生か誰かいるかな？

「先生、すいません。ちょっと助けてほしくて」

「はーい。迅くん。どうしたの？」

「あ、先生。その子、少しだけベットに寝かせて欲しいんだけど」

「その子ベットに寝かせてあげて」

うん。分かった。

先生。
その子の名前は？
あ、迅君。
ずっと寝てるからまだ聞けてないの。
起きたら、迅君を呼ぶわ。
あ、はい。
よろしくお願いします。

俺のサイドエフェクトが未来からのお客さんだって予知したんだけどな。
早く起きて話聞きたいな！

本部医務室
ふわー。あれ、ここどこ?

「あ、起きた？」

「あの、ここどこですか?」

「あなたが空から落ちてた所を助けてくれた人がいるの。そして、ここに連れて来てくれたのよ」

「あなたが起きたから君を助けてくれた人呼ぶわね」

「あ、はい。」

「迅君。さっきの子起きたみたいよ。早く行ってあげて。」

先生、ありがとう。

「いいえ。どういたしまして」

side凛音
ここホントにどこだろう。
駅前の信号にいたはずなのになんで。
見たことない場所だし、本当に怖い。

side迅
あの子、空から落ちてきたんだよな。
でもって、トリオン量すごかったな。
正隊員にならないかな。
でもって、ここは、俺の出番かな。
早く会いたいな。

あ、先生から連絡だ。
もしもし、あの子起きたんですか？
分かりました。すぐ行きます。