side迅
「忍田さん。こっちは、異常ないよ。防衛任務終わりで良いよね。」

「ああ。迅。ご苦労だった。」

うーん。やっと防衛任務終わりでゆっくり出来る。
あれ。空から女の子かな。落ちてきてる！

「忍田さん。今、レーダーに反応してるやつ、もしかしたら空から女の子落ちて来てるかも知れない。保護してそっちに連れていくけどいいよね？」

「忍田だ。こちら了解した。保護優先で頼む。」

了解。

よっと。大丈夫？
気を失ってる?

「忍田さん。医務室の先生に連絡しといてください。」

この子、気を失ってる。

「了解した。お疲れ迅。」

side凛音
え。なんで、空の上なの？まさか空から落ちてるの私。
私、電車とトラックの間に挟まれて死んだはずなのに。
というか、その事を思い出せない。少し眠いから寝よっと。
きっと誰かが助けてくれるよね。
どうせならイケメンに助けてもらった方ががいいな。
うん。
それがいい。
そう言うと、目をゆっくり閉じた。