ヒソカさん夢はトリップでは無いので、カタカナでの入力がおすすめかも知れません。
ハンター試験編
ユミ
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「お互い余力のある状態であんたに何事かを告げたヒソカの方が負けを宣言した。変だろ?」
帽子の少年、ポックルとハンゾー戦や、ボドロとヒソカ戦のように「囁かれた方」が負けを認めるのは、何らかの圧力がかけられたかと推測でき、納得出来る。
しかしクラピカたちは逆だった。
それは見方を変えれば確かに、何らかの密約が交わされたようにも考えられる。
「不自然が理由で合否に異論があると言うなら、あんたの合格も相当不自然だぜ」
「不戦勝は不自然では無いのか?」
ひとしきり彼の主張を聞き終えてから、クラピカは動揺することなく一言そう言った。
その言葉に青筋を立てたポックルが「なんだと!?」と立ち上がったところを、ハンゾーは呆れ顔で言った。
「おいおい、オレはさっさと講習だけ済ませて帰りてーんだがよ…」
「…どうだっていいんだそんなこと」
ゴンの静かな言葉に、クラピカとポックルは口論を辞め彼を黙って見つめる。
「人の合格にとやかく言うことなんてない。自分の合格に不満なら満足するまで精進すればいい。キルアなら、もう一度受験すれば絶対合格できる。今回落ちたことは残念だけど仕方ない」
それよりも、とゴンは続けた。
もしも今まで望んでいないキルアに、無理やり、人殺しをさせていたのなら。
「お前を、許さない」
今にも人1人殺せそうな雰囲気を醸し出すゴンに1歩も退くことなく、イルミは返す。
「許さないか…で、どうする?」
「どうもしないさ。お前達からキルアを連れ戻してもう会わせないようにするだけだ」
「………………」
急に訪れた沈黙を、さて諸君、と咳払いが破った。受験生もとい合格者たちが一斉にそちらを振り返る。
「ゴンの言った通り、自分の「本当の合格」は自分自身で決めれば良い。また他人の合否を云々言っても我々は決定を覆すつもりは無い。」
キルアの不合格は変わらないし、自分たちの合格も変わらない。
ユミたちは顔を見合せ残念そうに項垂れた。
「それでは説明会を開始します。せっかくなので最初から説明しますね」
☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆
「────さて、以上で説明をおわります。あとはあなた方次第です。試練を乗り越えて自身の力を信じて、夢に向かって前進してください」
ここにいる7名を新しくハンターとして認定する、と言って説明会が終わると、ゴンは直ぐにイルミの元へと向かった。
「ギタラクル、キルアの行った場所を教えてもらう。」
イルミは一瞬黙って、「やめた方がいいと思うよ」と言ったが、ゴンは舌を出しながら「誰が辞めるもんか」と返した。
「キルアはオレの友達だ!絶対に連れ戻す!!」
「…後ろの3人も同じかい?」
え、と振り返ったゴンの後ろには彼と同じように意気込んでイルミを見つめるユミたちがいた。
「ちなみにゴンくん、この人の名前はイルミですよ」
「え、そうなの?…まぁいいよどっちでも!イルミ、キルアはどこにいるの?」
ゴンが改めて聞くと、イルミは「どうせたどりつけないし…」とため息をつきながら4人に教えた。
「ククルーマウンテン、この頂上にオレ達一家の棲み家がある」
帽子の少年、ポックルとハンゾー戦や、ボドロとヒソカ戦のように「囁かれた方」が負けを認めるのは、何らかの圧力がかけられたかと推測でき、納得出来る。
しかしクラピカたちは逆だった。
それは見方を変えれば確かに、何らかの密約が交わされたようにも考えられる。
「不自然が理由で合否に異論があると言うなら、あんたの合格も相当不自然だぜ」
「不戦勝は不自然では無いのか?」
ひとしきり彼の主張を聞き終えてから、クラピカは動揺することなく一言そう言った。
その言葉に青筋を立てたポックルが「なんだと!?」と立ち上がったところを、ハンゾーは呆れ顔で言った。
「おいおい、オレはさっさと講習だけ済ませて帰りてーんだがよ…」
「…どうだっていいんだそんなこと」
ゴンの静かな言葉に、クラピカとポックルは口論を辞め彼を黙って見つめる。
「人の合格にとやかく言うことなんてない。自分の合格に不満なら満足するまで精進すればいい。キルアなら、もう一度受験すれば絶対合格できる。今回落ちたことは残念だけど仕方ない」
それよりも、とゴンは続けた。
もしも今まで望んでいないキルアに、無理やり、人殺しをさせていたのなら。
「お前を、許さない」
今にも人1人殺せそうな雰囲気を醸し出すゴンに1歩も退くことなく、イルミは返す。
「許さないか…で、どうする?」
「どうもしないさ。お前達からキルアを連れ戻してもう会わせないようにするだけだ」
「………………」
急に訪れた沈黙を、さて諸君、と咳払いが破った。受験生もとい合格者たちが一斉にそちらを振り返る。
「ゴンの言った通り、自分の「本当の合格」は自分自身で決めれば良い。また他人の合否を云々言っても我々は決定を覆すつもりは無い。」
キルアの不合格は変わらないし、自分たちの合格も変わらない。
ユミたちは顔を見合せ残念そうに項垂れた。
「それでは説明会を開始します。せっかくなので最初から説明しますね」
☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆
「────さて、以上で説明をおわります。あとはあなた方次第です。試練を乗り越えて自身の力を信じて、夢に向かって前進してください」
ここにいる7名を新しくハンターとして認定する、と言って説明会が終わると、ゴンは直ぐにイルミの元へと向かった。
「ギタラクル、キルアの行った場所を教えてもらう。」
イルミは一瞬黙って、「やめた方がいいと思うよ」と言ったが、ゴンは舌を出しながら「誰が辞めるもんか」と返した。
「キルアはオレの友達だ!絶対に連れ戻す!!」
「…後ろの3人も同じかい?」
え、と振り返ったゴンの後ろには彼と同じように意気込んでイルミを見つめるユミたちがいた。
「ちなみにゴンくん、この人の名前はイルミですよ」
「え、そうなの?…まぁいいよどっちでも!イルミ、キルアはどこにいるの?」
ゴンが改めて聞くと、イルミは「どうせたどりつけないし…」とため息をつきながら4人に教えた。
「ククルーマウンテン、この頂上にオレ達一家の棲み家がある」
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