ヒソカさん夢はトリップでは無いので、カタカナでの入力がおすすめかも知れません。
ハンター試験編
ユミ
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「ユミさん、本当に、本当にアイツに何もされていないな?」
「大丈夫ですよクラピカさん。安心してください」
7日間の期日も近づきユミ、クラピカ、レオリオの3人は集合地点の様子を伺いに、近くの雑木林に隠れていた。
「すまない…。どうもユミさんはお人好しすぎるところがあるからな。つい…」
「うーん…ありがとうございます…?」
「…なぁそんなことよりよぉ」
自分のあと3点分のプレートをどうするのか、とレオリオが不満げに口をとがらせる。
彼のターゲットはポンズというありとあらゆる薬の使い手だそうだ。彼女がまだどこにいるのか分かっておらず、さすがのレオリオも焦り始めていた。
「ふむ…さすがにすぐ見つかるような場所にはいないな」
「くそ~…」
「落ち合う時間と場所を決めて、3人バラバラに探した方が効率がいいかもしれませんね」
ユミの言葉に2人が頷くと、頭上からも聞き覚えのある声が降ってきた。
「4人ならもっといいでしょ」
「ゴン!」
「やっぱりみんな考えることは一緒だね。上で見てたら他にも何人かこの近くに来てたよ」
そうか上から探せばよかったのか、とレオリオはボヤいたが、それはゴンの視力があって初めてできる芸当だとクラピカは否定する。
「ゴンくん、プレートはもう集め終わったんですか?」
ユミの問いかけにゴンは一瞬考え込んでから、まぁねと返した。
それを聞いたレオリオは自分だけがプレートを集め追えてないことを悔しがって、ゴンに自分のターゲットの情報を伝えた。
「…て感じだ。上から見つけたヤツらの中に、女はいなかったか?」
「ううん」
ゴンは申し訳なさそうに首を振った。
今彼のターゲットは
無事でプレートも持っているか、
無事でプレートはなくしたか、
無事ではなくプレートはあるか、
無事ではなくプレートもない
の4つに考えられる。
「もしもプレートだけどこかに隠して本人はもう死んでいるならプレートは見つけようが無いな」
「~~~どんどん絶望的になってきたぜ」
「ねぇ、他になんかポンズって人の特徴は?」
それに続いた「レオリオみたいに香水をつけている」という言葉にクラピカが反応した。
「そうか、ゴンなら臭いを追跡出来るかもしれない」
「しかし、相手が香水をつけてるとは…あっ」
「なんだよユミさん」
「薬品の臭いさ」
敵はあらゆるタイプの薬を使う。
中には強い臭いを放つものもあるだろう。
「どうだ?ゴン」
「うん!やってみる…そのために来たんだから」
「?」
(クラピカさんも気づいてる…ゴンくんの様子が、変だ)
しかしゴンはそれ以上言葉を発することなく追跡を始めてしまい、ユミとクラピカはお互いにアイコンタクトを交しそのままついて行った。
☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆
「…こっちだ!」
「!」
急に走り出したゴンに続いて3人とも一緒に走り出す。林を駆け抜けると、そこには洞窟があった。
「ここか」
「どうしますか?」
「もちろんオレが行く。3人は待っててくれ」
レオリオは洞窟の入口辺りに罠らしきものがないことを確認すると、もう一度こちらに戻ってきた。
「中まで行ってみる。オレがいいって言うまで中には入るなよ」
「…30分だ。30分経って連絡がなかったら、我々も入るぞ」
「だめだ!!」
もちろんレオリオは反対するが、クラピカもゴンもユミも一切譲歩しない。
レオリオは同盟破棄まで宣言したが、3人は険しい顔をしたままそれを拒否した。
「オレ達が勝手に残ってるんだ。それなら文句ないだろ?」
ゴンがそう言うと、クラピカとユミも頷く。レオリオはしかたなく、3人にカバンを預けると洞窟の中に入っていった。
辺りはもう日が暮れて暗くなってきている。
しばらく経ってから洞窟の中から大きな叫び声が聞こえてきた。
「3人とも来るな!!ヘビだ!!!」
「!」
そんなことを言われて救出しない訳にはいかず、3人は忠告を無視して洞窟へ駆け寄った。
「レオリオさん!」
返事はない。
洞窟の奥の方からざわざわと何かが蠢くような音がする。
3人は音のする方に向かって走った。する遠くの方に少し広くなった空間と明かりが見え始める。
そこには、帽子をかぶった女性と、頭に布をまきつけ俯き座り込んでいる男性、何匹かの一刀両断されたヘビ。そして…
「レオリオ!!」
全身をヘビに噛まれて倒れ込んでいるレオリオが居た。ゴンが素早くヘビの種類を確認する。
「ツチハブの1種だよ!1匹の毒はそんなに強くないと思う」
「しかし、噛まれた数が多すぎます!とにかく止血を…!」
カバンの中から医療品を取り出しながらユミは戦慄する。
(なんてこと…早く医者に見せないと…!!)
「ここからは出ない方がいいわよ」
黙ってこちらを見ていた女性が急にこちらに話しかけた。
「1度この洞穴に入った者がここから出ようとすると蛇が襲ってくる仕掛けよ」
蛇使いバーボンの罠。
噛まれたら最後、レオリオのように動くことさえ出来なくなっていずれ死ぬ。
説明を聞いてクラピカはバーボンを振り返って叫んだ。
「お前の望みはプレートだろう!全て渡すから今すぐ私たちをここから出せ!」
「無駄よ。彼はもう、死んでるから」
「大丈夫ですよクラピカさん。安心してください」
7日間の期日も近づきユミ、クラピカ、レオリオの3人は集合地点の様子を伺いに、近くの雑木林に隠れていた。
「すまない…。どうもユミさんはお人好しすぎるところがあるからな。つい…」
「うーん…ありがとうございます…?」
「…なぁそんなことよりよぉ」
自分のあと3点分のプレートをどうするのか、とレオリオが不満げに口をとがらせる。
彼のターゲットはポンズというありとあらゆる薬の使い手だそうだ。彼女がまだどこにいるのか分かっておらず、さすがのレオリオも焦り始めていた。
「ふむ…さすがにすぐ見つかるような場所にはいないな」
「くそ~…」
「落ち合う時間と場所を決めて、3人バラバラに探した方が効率がいいかもしれませんね」
ユミの言葉に2人が頷くと、頭上からも聞き覚えのある声が降ってきた。
「4人ならもっといいでしょ」
「ゴン!」
「やっぱりみんな考えることは一緒だね。上で見てたら他にも何人かこの近くに来てたよ」
そうか上から探せばよかったのか、とレオリオはボヤいたが、それはゴンの視力があって初めてできる芸当だとクラピカは否定する。
「ゴンくん、プレートはもう集め終わったんですか?」
ユミの問いかけにゴンは一瞬考え込んでから、まぁねと返した。
それを聞いたレオリオは自分だけがプレートを集め追えてないことを悔しがって、ゴンに自分のターゲットの情報を伝えた。
「…て感じだ。上から見つけたヤツらの中に、女はいなかったか?」
「ううん」
ゴンは申し訳なさそうに首を振った。
今彼のターゲットは
無事でプレートも持っているか、
無事でプレートはなくしたか、
無事ではなくプレートはあるか、
無事ではなくプレートもない
の4つに考えられる。
「もしもプレートだけどこかに隠して本人はもう死んでいるならプレートは見つけようが無いな」
「~~~どんどん絶望的になってきたぜ」
「ねぇ、他になんかポンズって人の特徴は?」
それに続いた「レオリオみたいに香水をつけている」という言葉にクラピカが反応した。
「そうか、ゴンなら臭いを追跡出来るかもしれない」
「しかし、相手が香水をつけてるとは…あっ」
「なんだよユミさん」
「薬品の臭いさ」
敵はあらゆるタイプの薬を使う。
中には強い臭いを放つものもあるだろう。
「どうだ?ゴン」
「うん!やってみる…そのために来たんだから」
「?」
(クラピカさんも気づいてる…ゴンくんの様子が、変だ)
しかしゴンはそれ以上言葉を発することなく追跡を始めてしまい、ユミとクラピカはお互いにアイコンタクトを交しそのままついて行った。
☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆
「…こっちだ!」
「!」
急に走り出したゴンに続いて3人とも一緒に走り出す。林を駆け抜けると、そこには洞窟があった。
「ここか」
「どうしますか?」
「もちろんオレが行く。3人は待っててくれ」
レオリオは洞窟の入口辺りに罠らしきものがないことを確認すると、もう一度こちらに戻ってきた。
「中まで行ってみる。オレがいいって言うまで中には入るなよ」
「…30分だ。30分経って連絡がなかったら、我々も入るぞ」
「だめだ!!」
もちろんレオリオは反対するが、クラピカもゴンもユミも一切譲歩しない。
レオリオは同盟破棄まで宣言したが、3人は険しい顔をしたままそれを拒否した。
「オレ達が勝手に残ってるんだ。それなら文句ないだろ?」
ゴンがそう言うと、クラピカとユミも頷く。レオリオはしかたなく、3人にカバンを預けると洞窟の中に入っていった。
辺りはもう日が暮れて暗くなってきている。
しばらく経ってから洞窟の中から大きな叫び声が聞こえてきた。
「3人とも来るな!!ヘビだ!!!」
「!」
そんなことを言われて救出しない訳にはいかず、3人は忠告を無視して洞窟へ駆け寄った。
「レオリオさん!」
返事はない。
洞窟の奥の方からざわざわと何かが蠢くような音がする。
3人は音のする方に向かって走った。する遠くの方に少し広くなった空間と明かりが見え始める。
そこには、帽子をかぶった女性と、頭に布をまきつけ俯き座り込んでいる男性、何匹かの一刀両断されたヘビ。そして…
「レオリオ!!」
全身をヘビに噛まれて倒れ込んでいるレオリオが居た。ゴンが素早くヘビの種類を確認する。
「ツチハブの1種だよ!1匹の毒はそんなに強くないと思う」
「しかし、噛まれた数が多すぎます!とにかく止血を…!」
カバンの中から医療品を取り出しながらユミは戦慄する。
(なんてこと…早く医者に見せないと…!!)
「ここからは出ない方がいいわよ」
黙ってこちらを見ていた女性が急にこちらに話しかけた。
「1度この洞穴に入った者がここから出ようとすると蛇が襲ってくる仕掛けよ」
蛇使いバーボンの罠。
噛まれたら最後、レオリオのように動くことさえ出来なくなっていずれ死ぬ。
説明を聞いてクラピカはバーボンを振り返って叫んだ。
「お前の望みはプレートだろう!全て渡すから今すぐ私たちをここから出せ!」
「無駄よ。彼はもう、死んでるから」