ヒソカさん夢はトリップでは無いので、カタカナでの入力がおすすめかも知れません。
ハンター試験編
ユミ
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「そういえばさ、ユミのターゲットは何番なの?」
「80番です」
「…ほんとに?キミってツイてるなぁ♤ほらこれ、さっきイルミがくれたやつ♢」
「わっ!とと…あっ!?」
急にヒソカが投げて寄こしたプレートを見るとそこには「80」の文字。それは確かにユミのターゲットのナンバープレートだった。
☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆
「ほんとに1人で大丈夫かい?」
「大丈夫ですってば!ヒソカさんだって1人の方が動きやすいでしょうし…」
(ち、近い!!)
事の始まりは10数分前。
ユミはプレートが集まったことを言い訳にしてなんとかヒソカと別行動しようと画策していた。
期日も近づいてきているし、ヒソカが狩りを始めたら恐らくまたショッキングな映像を見せられること間違いなしだ。
がしかしヒソカは退かない。
彼はユミの肩を抱き必要以上に顔を近づけこちらに囁いてくる。
「それじゃあこうしよう♢ボクがエモノを見つけるまでは一緒にいてよ♡」
(だからそれが見たくないんだってば~!!)
全身の肌を粟立たせながらも逃れられない現実に、ユミはとうとう白旗を上げた。
もう辺りは暗くなってきており、一人で行動するのは確かに危険だった。
☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆
暫く歩き、小高い丘の上でヒソカが何かを見つけたらしい。彼は突然ユミを担ぎ上げるとその何かの方に飛んで行った。
暗い林の中には、驚いた様子のクラピカとレオリオがいた。
「あっ」
「!!ヒソカ!…と、ユミさん!?やはりソイツに捕まっていたのか!!」
「人聞きの悪いこと言わないでよ♢ボクは彼女を助けてあげただけ♡」
「ユミさん、本当か?」
助けてもらったような、そうでも無いような。
ユミはヒソカに担がれたまま苦笑して首を傾げる。
するとヒソカが徐に話し始めた。
「そういえば、ボク2点分のプレートが欲しいんだ♧君達のプレートをくれないか?」
「なんだと…?ふざけるんじゃねーぜ、誰が…」
「レオリオ!」
おそらく勘のいいクラピカはここで気づいた。今ヒソカは「2点分のプレート」と言った。これまでの戦況から、自分たちは彼のターゲットではないということだ。
しかしヒソカは質問を許さない。
「プレートをくれるのか?くれないのか?」
「…条件次第だ。」
クラピカが提示した条件は、「自分たちにとって1点にしかならないプレートのみをヒソカに渡す」というものだった。
ヒソカはクラピカが自分のターゲットではないことを確認すると、その条件を呑んだ。
やっとユミを地面に下ろしたヒソカは、「じゃあね」と手を振った。ユミはひとつ小さなお辞儀をすると小走りでクラピカたちの方に駆けていく。
(まぁ、ヒソカさんが守ってくれなかったら私なんてすぐ死んじゃってただろうし…これは助けてもらったようなものだよね)
「ユミさん、怪我はないか?」
「大丈夫です」
「よかった。…では、プレートはここに置く」
クラピカは傍にあった木の幹に近寄ると、その木の洞にプレートを置いた。
「安心しなよ♡しばらくここから動かないから♢」
それを聞いた3人はその場から立ち去り、辺りには静けさだけが残った。
☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆
「くっく…たった数日で見違えるほど成長する…♤だが、まだまだ♧」
ヒソカは先程クラピカがプレートを差し込んだ木の洞に近づく。
プレートを手に取り番号を確認する。しかし案の定そのプレートは自分のターゲットではなかった。
「うーん残念♡これもハズレか♢あと一点…♧」
ヒソカはまた森の奥へと進みつつふと思う。
「しかし青い果実ってのはどうしてああも美味しそうなんだろうねェ…♡」
『こんなののどこがいいんだよ』
昼間にイルミから言われた言葉が頭に反響した。その時はその場の雰囲気で適当に返したが、実は自分でもよくわかっていない。
(…強くもないし、念も使えない…♧どうしてああも気になるんだろうね…♤)
「80番です」
「…ほんとに?キミってツイてるなぁ♤ほらこれ、さっきイルミがくれたやつ♢」
「わっ!とと…あっ!?」
急にヒソカが投げて寄こしたプレートを見るとそこには「80」の文字。それは確かにユミのターゲットのナンバープレートだった。
☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆
「ほんとに1人で大丈夫かい?」
「大丈夫ですってば!ヒソカさんだって1人の方が動きやすいでしょうし…」
(ち、近い!!)
事の始まりは10数分前。
ユミはプレートが集まったことを言い訳にしてなんとかヒソカと別行動しようと画策していた。
期日も近づいてきているし、ヒソカが狩りを始めたら恐らくまたショッキングな映像を見せられること間違いなしだ。
がしかしヒソカは退かない。
彼はユミの肩を抱き必要以上に顔を近づけこちらに囁いてくる。
「それじゃあこうしよう♢ボクがエモノを見つけるまでは一緒にいてよ♡」
(だからそれが見たくないんだってば~!!)
全身の肌を粟立たせながらも逃れられない現実に、ユミはとうとう白旗を上げた。
もう辺りは暗くなってきており、一人で行動するのは確かに危険だった。
☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆
暫く歩き、小高い丘の上でヒソカが何かを見つけたらしい。彼は突然ユミを担ぎ上げるとその何かの方に飛んで行った。
暗い林の中には、驚いた様子のクラピカとレオリオがいた。
「あっ」
「!!ヒソカ!…と、ユミさん!?やはりソイツに捕まっていたのか!!」
「人聞きの悪いこと言わないでよ♢ボクは彼女を助けてあげただけ♡」
「ユミさん、本当か?」
助けてもらったような、そうでも無いような。
ユミはヒソカに担がれたまま苦笑して首を傾げる。
するとヒソカが徐に話し始めた。
「そういえば、ボク2点分のプレートが欲しいんだ♧君達のプレートをくれないか?」
「なんだと…?ふざけるんじゃねーぜ、誰が…」
「レオリオ!」
おそらく勘のいいクラピカはここで気づいた。今ヒソカは「2点分のプレート」と言った。これまでの戦況から、自分たちは彼のターゲットではないということだ。
しかしヒソカは質問を許さない。
「プレートをくれるのか?くれないのか?」
「…条件次第だ。」
クラピカが提示した条件は、「自分たちにとって1点にしかならないプレートのみをヒソカに渡す」というものだった。
ヒソカはクラピカが自分のターゲットではないことを確認すると、その条件を呑んだ。
やっとユミを地面に下ろしたヒソカは、「じゃあね」と手を振った。ユミはひとつ小さなお辞儀をすると小走りでクラピカたちの方に駆けていく。
(まぁ、ヒソカさんが守ってくれなかったら私なんてすぐ死んじゃってただろうし…これは助けてもらったようなものだよね)
「ユミさん、怪我はないか?」
「大丈夫です」
「よかった。…では、プレートはここに置く」
クラピカは傍にあった木の幹に近寄ると、その木の洞にプレートを置いた。
「安心しなよ♡しばらくここから動かないから♢」
それを聞いた3人はその場から立ち去り、辺りには静けさだけが残った。
☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆
「くっく…たった数日で見違えるほど成長する…♤だが、まだまだ♧」
ヒソカは先程クラピカがプレートを差し込んだ木の洞に近づく。
プレートを手に取り番号を確認する。しかし案の定そのプレートは自分のターゲットではなかった。
「うーん残念♡これもハズレか♢あと一点…♧」
ヒソカはまた森の奥へと進みつつふと思う。
「しかし青い果実ってのはどうしてああも美味しそうなんだろうねェ…♡」
『こんなののどこがいいんだよ』
昼間にイルミから言われた言葉が頭に反響した。その時はその場の雰囲気で適当に返したが、実は自分でもよくわかっていない。
(…強くもないし、念も使えない…♧どうしてああも気になるんだろうね…♤)