頬をつたう砂糖水の行方(改)
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
風が吹くとサーッと葉の揺れる音がした。五月晴れの気持ちの良い空の下、鈴蘭グラウンドでは体育の授業が行われている。授業はサッカーらしい。鈴蘭の生徒とはいえ体育は割と素直に授業を受けているし、内容によっては生徒も楽しみにしていると聞いた。
その様子を保健室から眺めていた。生徒達がちゃんと授業を受けている様子を見ると安心する。ゲーム中に飛び交う口の悪い言葉さえなければな、と心の中で笑って保健室の中に戻った。
しばらくして、わーっと声が上がった。パソコンから窓の外に目を向けると、生徒同士が接触したようだった。生徒が2人倒れている。救急セットを持って飛び出した。けれど直ぐにゲームは再開された。
「ちょ、ちょっと!!」
念のためと思い、試合をしているコートに近づくと額から血を流したままボールを蹴る生徒見つけ慌てて呼ぶ。
「なんスか」
「なんスか、じゃないよ!傷見せて」
血!出てるし!舐めときゃ治るような傷じゃない、全然。強制的にコートの外へ連れ出し、ガーゼを当てる。当の生徒は不服そうだ。
「何だよ」
思ってたことが顔に出ていたみたいだ。
「病院行く?」
前の学校だったら迷わず医者に連れていくところ。
「いいよ。もう少ししたら止まるだろ」
傷の具合が自分で分かってしまうのがここの生徒だ。私は大事を取りたいのに素直に聞き入れてはくれない。私なんかより慣れているのだろうけど、立場がない時もある。
→
その様子を保健室から眺めていた。生徒達がちゃんと授業を受けている様子を見ると安心する。ゲーム中に飛び交う口の悪い言葉さえなければな、と心の中で笑って保健室の中に戻った。
しばらくして、わーっと声が上がった。パソコンから窓の外に目を向けると、生徒同士が接触したようだった。生徒が2人倒れている。救急セットを持って飛び出した。けれど直ぐにゲームは再開された。
「ちょ、ちょっと!!」
念のためと思い、試合をしているコートに近づくと額から血を流したままボールを蹴る生徒見つけ慌てて呼ぶ。
「なんスか」
「なんスか、じゃないよ!傷見せて」
血!出てるし!舐めときゃ治るような傷じゃない、全然。強制的にコートの外へ連れ出し、ガーゼを当てる。当の生徒は不服そうだ。
「何だよ」
思ってたことが顔に出ていたみたいだ。
「病院行く?」
前の学校だったら迷わず医者に連れていくところ。
「いいよ。もう少ししたら止まるだろ」
傷の具合が自分で分かってしまうのがここの生徒だ。私は大事を取りたいのに素直に聞き入れてはくれない。私なんかより慣れているのだろうけど、立場がない時もある。
→