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星を見に行こう(藤真)
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その夜の午前2時、私は眠れないでいた。
隣には彼氏である藤真健司がすやすやと気持ち良さそうな寝息を立てて眠っている。
一人で起き上がってベッドから這い出ると、キッチンの方へ行って水を1杯飲む。まだ眠れそうにないのでなんとなく窓の外を覗いてみる。
「菜那子?」
「健司……」
「どうしたんだ」
「なんか眠れなくて……星でも見えないかなって」
星は見えなくはないが、小さな小さな光が申し訳程度に散らばっているだけ。
「星、見に行こうか」
「えっ?今から……?」
「オレ、いい所知ってるんだ」
ニッと笑うと、私に準備を促し健司は自分もすぐさま着替えて車のキーを取り出す。車に乗り込んで30分くらい走っただろうか。小高い山の展望台に辿り着いた。
「ここさ、子供の頃に何度か来たんだよ。流れ星見つけてスッゲー感動した」
「へえー、流れ星って見たことないかも」
私達は車から降りると、時間外で閉まっている展望台の途中までのスロープを上っていった。
「ほら、菜那子」
「わあー……!」
「まあまあ星見えるだろ?」
見上げるとそこには、さっき見た窓の外よりもたくさんの星がキラキラと空に輝いていた。
「すごいね!キレイ……」
私が夏の夜空にうっとりしていると健司は満足そうに微笑んでいる。
「ありがとね、健司。大好き」
健司は私を抱き寄せると短いキスをした。
いつも私が望むことはすぐに叶えてくれようとする。大事にしてくれてるって思えて嬉しいよ。
「……あっ!!流れ星!」
「おー、本当だ。……菜那子がよく眠れますように」
手を合わせていたずらっぽく笑いながらそう言う健司。
私も心の中でこっそり祈る。
お願い、流れ星。健司とずっとずっと一緒にいられますように……。
隣には彼氏である藤真健司がすやすやと気持ち良さそうな寝息を立てて眠っている。
一人で起き上がってベッドから這い出ると、キッチンの方へ行って水を1杯飲む。まだ眠れそうにないのでなんとなく窓の外を覗いてみる。
「菜那子?」
「健司……」
「どうしたんだ」
「なんか眠れなくて……星でも見えないかなって」
星は見えなくはないが、小さな小さな光が申し訳程度に散らばっているだけ。
「星、見に行こうか」
「えっ?今から……?」
「オレ、いい所知ってるんだ」
ニッと笑うと、私に準備を促し健司は自分もすぐさま着替えて車のキーを取り出す。車に乗り込んで30分くらい走っただろうか。小高い山の展望台に辿り着いた。
「ここさ、子供の頃に何度か来たんだよ。流れ星見つけてスッゲー感動した」
「へえー、流れ星って見たことないかも」
私達は車から降りると、時間外で閉まっている展望台の途中までのスロープを上っていった。
「ほら、菜那子」
「わあー……!」
「まあまあ星見えるだろ?」
見上げるとそこには、さっき見た窓の外よりもたくさんの星がキラキラと空に輝いていた。
「すごいね!キレイ……」
私が夏の夜空にうっとりしていると健司は満足そうに微笑んでいる。
「ありがとね、健司。大好き」
健司は私を抱き寄せると短いキスをした。
いつも私が望むことはすぐに叶えてくれようとする。大事にしてくれてるって思えて嬉しいよ。
「……あっ!!流れ星!」
「おー、本当だ。……菜那子がよく眠れますように」
手を合わせていたずらっぽく笑いながらそう言う健司。
私も心の中でこっそり祈る。
お願い、流れ星。健司とずっとずっと一緒にいられますように……。
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