修学旅行と絶望の始まり
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「ここが、希望ヶ峰学園…か…」
テレビや冊子では見た事があったが、やはり
何と言うか…
柱時計のような形の学園だ。まるで、自分は小人になったように、そこに立っている。
とても、自分にとっては場違いな気がしてきた。
自分の才能も疑わしかった
『超高校級のエッセイスト』
私以外の超高校級のエリート達は、有名人やスポーツ選手などがいると聞いた。
私の学校とは違う空気になるのだろうか。
必ずしも、そういう人ばかりでは無いと願いたい
出来れば、その人たちと仲良くなれたらいいな
……私は地味なのかもしれない。
友達なんて出来るのか。
「……」
期待少しと不安が大半な感情を背負い、私は校門を抜けて…
…て、……て…
……………………………………
…………???
「……うーん…」
気が付けば、教室の扉…?の前にいた。
さっきまでは校門にいて、学校に入ろうと一歩踏み出したところまで覚えている。
……どうやってココに来たんだ…?
それにいつの間にか自分は、しゃがんでうなだれていたようだ。
頭がボーッとして、少し耳鳴りがする
立ち上がって体勢を整えた。私の手は吸い込まれるように扉を掴んだ
ガチャッ
「…………」
そこは、教室。何脚かの椅子や机が並べられている。それと、
数人程の男女がいた。
「……ここは…」
「お前もここの新入生か?」
「えっ…え、ああ、はい…」
「ねえ、大丈夫?顔色悪いわよ?」
「ちょっと……頭が…あの、どう来たのか……私…覚えてなくて…」
たどたどしい声で言う。
「あー、やっぱりっすか?」
「わたしたちも同じなんです……」
周囲の人たちが口々に言い合う。
…やっぱり?同じ?
ここの人たちも、自分がどうやって教室に来たのか分からないのか……?
……頭が重くなってきたような…
「とにかく、顔色悪そうだね…ボクの膝でまく」
「ほら、わたしの隣の席座って。少し休んだ方がいいわよ」
「あ、ありがとうございます……失礼します…」
とりあえず、首からカメラを下げている女の子の隣の席に座り伏せる。
「ちょっ、ぼくの膝まく」
「うるさいぞ。」
校門から一気に教室に記憶が飛んだのか?
入学式とかは終わったのか?
……でも、みんなもココに来るまでの記憶を覚えてないみたいだった…
考えれば考えるほど、頭が痛い。
しばらくして頭痛は少しずつ治まった
そっと、私の頭は上がる。そして、ため息
「はあ……」
「あの、大丈夫でしょうか……?貴方…」
「…?え、あ、今やっと落ち着いて……」
ふと声のした方…横を見た瞬間
思わず言葉が詰まった
「(えっ、……外国人…?)」
私の横に、一風変わった子がいた。
青い目と金髪の……どう見ても、私が見慣れている容姿では無い。
「……あら、急にごめんなさい!驚いたでしょう?」
「…え、あいや、大丈夫ですよ…(それにしても日本語が流暢だな……留学生の人?)」
…………
そこから二人揃って静かになったしまった
………気まずい……入学?初っ端から気まずい
こっちから頑張って話題を振らないと…母にも言われたんだ自分から話してみなさいって
「あ、あの、貴方は…」
「あっ、わたくしですか?わたくしの名前は、"ソニア・ネヴァーマインド"と申します。」
「(こっちから話題を振ってくれたーありがとう…)…あ、わ、私の名前は竜胆 むらさきです。…よろしくお願いします…」
「こちらこそよろしくお願いします。わたしはノヴォセリック王国というヨーロッパの小国から留学生としてやって来ました。」
…やっぱり、留学生なんだ。
それにしても、綺麗……フランス人形みたいな美しい顔立ちで優雅さがあるように感じる。
目もまるで 、宝石…
確か、このメモに……あ、これだまさに、ラブラドライトの宝石だ……
まるで、オーロラみたいに揺らめく感じの…
「……フフフッ…ありがとうございます。」
「へっ?」
「それほど具体的に褒めてもらえるのは初めてです。貴方って色んな言葉を知っているのですね。」
…………
「……もしかして私、直接口に…」
「ええ?はっきりと…」
……
「〜!!」
声にならない小さな悲鳴をあげた
つい、口から思った事が出てしまっていた 。
しかも、例のノートまでいつの間にか開いてて…
「あ、あのご、ごごごめんなさい!!私、あの、つい思った事が口からああ…」
「いいえ、問題ありませんよ。嬉しいです」
「……へっ?」
「そのノートに何か書いているのですか?よければ見せてもらっても…」
「え、あ、どうぞ…」
そっとノートを手渡す。
自分で書いた用語ノートだ。そこには…まあ、名の通り自分なりに調べた用語を書いている。
花言葉とか宝石言葉とか…ネットなり本なりで調べた事を書いている。
……だって小説とかのネタにできるし…
そんなノートを見ていて彼女は微笑んでいた。
「……ありがとうございます。」
丁寧で優しいお礼を言って、彼女はノートを返してくれた。
「とても、綺麗な字ですね。それに説明が分かりやすくて」
「い、いえ…その、ありがとうございます…」
ガチャッ
すぐ近くの扉から音がした。
いや、私たちが話している時もちょくちょくしていたし、何回か人が入ってくるのも見てた。
…みんな、事態を飲み込めてないような顔をしていた。
ふと周りを見ると、来た時よりも人数が増えている。
そして、最後に来た一人。
少し緑がかったような短髪にアンテナのようなアホ毛をしている男の子。
彼もまた状況を把握ないような呆然とした顔をしていた。
彼は入ってきた扉を静かに閉めて、後ろの席に行った。
暫くして、彼の口が開く
「あの…ちょっといいかな」
「なんだ?」
ふとましい体型の人が応えた。
「みんな、どうしてここの教室に集まったんだ?ここに集まれなんて聞いていないけど…入学式とかホームルームとかをここでやるのか?」
「それについては…ちょっと今から話し合おうと思っていたところだ。今こいつで全員揃ったようだし、その話を始めるとするか」
「えっ、これで全員なんすか?どうして、そんな事が分かっちゃうんすか?」
「ここに用意されている机は17脚だ。そして、今のコイツで17人…」
大雑把に数えてみる。
……ほんとだ、17脚ある
「それで、まず確認しておくがこの中に…"自分がどうやってこの教室まで来たのか把握している人間"はいるか?」
………………
自分を含めて誰も手が上がらない。
やっぱり。みんな分からないんだ
みんな覚えていないなんて不自然すぎる。
しばらくして、周りも口々に言う。
「えっ!?あの眩暈ってぼくだけじゃないの?」
「偶然にしても…出来過ぎですよねぇ…」
「集団ヒステリーっていうやつ…でしょうか…?」
思わず、私も不思議に思っている事を吐露した
「では、偶然ではないということだ。」
「えっ?」
隣にいた彼女が首を傾げる。
「つまり、この妙な現象の裏には何らかの思想が働いているという事だ」
意味が分からなくなってきた。
というか、別の方向に話が進んでいるような…まさかオカルト的な…??
「墳ッ…何を気にしているのか知らんが、その程度大した問題ではないのぉ…」
低い声をあげたのは横にいた男の
……………待って。あの人だけなんか容姿が明らかに学生とはかけ離れてる気がする。学校を間違えたんじゃないのか?それとも、まさか教師??
と、その場で私の考えはそっち側に行こうとしたがハッとなって、元の考えに戻る
「……どうしてここに集まったのかより、どうしてここから出られないのかの方が問題じゃろう…」
えっ……出られない…?
「あっ、開かないっ!開かないよっ!?」
シェフっぽい服装の人が大慌てで扉の前に飛び出しドアを開けようとした。
しかし、扉はビクともしない。
でも、あの彼なら開けれるはずだと一瞬思ったが…
「ここに来てしばらくたった後、用を足しに便所に行こうとしたが…そこの扉がビクともせんのじゃあっ!!」
「ええっ…」
「オイオイ、どうなってんだよ?」
「一体どういう原理なのかは分からんが…とにかく…私達この教室に閉じ込められたのは間違いないようだな。」
白髪の眼鏡を掛けた人の言う通りだった。
でも、何故?
こういうイベント?ドッキリ??
そんなの、洒落にならない…
「と言うよりも、これが入学試験とか…?」
「ですが、希望ヶ峰学園には入学試験は存在しないと聞きましたよ?」
そうだ。学園直々の選考のはずだ。
「表向きはそう言っているだけで実際は特殊な…」
「あ、違まちゅよ。これは入学試験じゃありま
ちぇーん」
「?!?!」
明らかに場違いな声が聞こえた。
どっか、可愛らしい…アニメに出てきそうなマスコットの声
テレビや冊子では見た事があったが、やはり
何と言うか…
柱時計のような形の学園だ。まるで、自分は小人になったように、そこに立っている。
とても、自分にとっては場違いな気がしてきた。
自分の才能も疑わしかった
『超高校級のエッセイスト』
私以外の超高校級のエリート達は、有名人やスポーツ選手などがいると聞いた。
私の学校とは違う空気になるのだろうか。
必ずしも、そういう人ばかりでは無いと願いたい
出来れば、その人たちと仲良くなれたらいいな
……私は地味なのかもしれない。
友達なんて出来るのか。
「……」
期待少しと不安が大半な感情を背負い、私は校門を抜けて…
…て、……て…
……………………………………
…………???
「……うーん…」
気が付けば、教室の扉…?の前にいた。
さっきまでは校門にいて、学校に入ろうと一歩踏み出したところまで覚えている。
……どうやってココに来たんだ…?
それにいつの間にか自分は、しゃがんでうなだれていたようだ。
頭がボーッとして、少し耳鳴りがする
立ち上がって体勢を整えた。私の手は吸い込まれるように扉を掴んだ
ガチャッ
「…………」
そこは、教室。何脚かの椅子や机が並べられている。それと、
数人程の男女がいた。
「……ここは…」
「お前もここの新入生か?」
「えっ…え、ああ、はい…」
「ねえ、大丈夫?顔色悪いわよ?」
「ちょっと……頭が…あの、どう来たのか……私…覚えてなくて…」
たどたどしい声で言う。
「あー、やっぱりっすか?」
「わたしたちも同じなんです……」
周囲の人たちが口々に言い合う。
…やっぱり?同じ?
ここの人たちも、自分がどうやって教室に来たのか分からないのか……?
……頭が重くなってきたような…
「とにかく、顔色悪そうだね…ボクの膝でまく」
「ほら、わたしの隣の席座って。少し休んだ方がいいわよ」
「あ、ありがとうございます……失礼します…」
とりあえず、首からカメラを下げている女の子の隣の席に座り伏せる。
「ちょっ、ぼくの膝まく」
「うるさいぞ。」
校門から一気に教室に記憶が飛んだのか?
入学式とかは終わったのか?
……でも、みんなもココに来るまでの記憶を覚えてないみたいだった…
考えれば考えるほど、頭が痛い。
しばらくして頭痛は少しずつ治まった
そっと、私の頭は上がる。そして、ため息
「はあ……」
「あの、大丈夫でしょうか……?貴方…」
「…?え、あ、今やっと落ち着いて……」
ふと声のした方…横を見た瞬間
思わず言葉が詰まった
「(えっ、……外国人…?)」
私の横に、一風変わった子がいた。
青い目と金髪の……どう見ても、私が見慣れている容姿では無い。
「……あら、急にごめんなさい!驚いたでしょう?」
「…え、あいや、大丈夫ですよ…(それにしても日本語が流暢だな……留学生の人?)」
…………
そこから二人揃って静かになったしまった
………気まずい……入学?初っ端から気まずい
こっちから頑張って話題を振らないと…母にも言われたんだ自分から話してみなさいって
「あ、あの、貴方は…」
「あっ、わたくしですか?わたくしの名前は、"ソニア・ネヴァーマインド"と申します。」
「(こっちから話題を振ってくれたーありがとう…)…あ、わ、私の名前は竜胆 むらさきです。…よろしくお願いします…」
「こちらこそよろしくお願いします。わたしはノヴォセリック王国というヨーロッパの小国から留学生としてやって来ました。」
…やっぱり、留学生なんだ。
それにしても、綺麗……フランス人形みたいな美しい顔立ちで優雅さがあるように感じる。
目もまるで 、宝石…
確か、このメモに……あ、これだまさに、ラブラドライトの宝石だ……
まるで、オーロラみたいに揺らめく感じの…
「……フフフッ…ありがとうございます。」
「へっ?」
「それほど具体的に褒めてもらえるのは初めてです。貴方って色んな言葉を知っているのですね。」
…………
「……もしかして私、直接口に…」
「ええ?はっきりと…」
……
「〜!!」
声にならない小さな悲鳴をあげた
つい、口から思った事が出てしまっていた 。
しかも、例のノートまでいつの間にか開いてて…
「あ、あのご、ごごごめんなさい!!私、あの、つい思った事が口からああ…」
「いいえ、問題ありませんよ。嬉しいです」
「……へっ?」
「そのノートに何か書いているのですか?よければ見せてもらっても…」
「え、あ、どうぞ…」
そっとノートを手渡す。
自分で書いた用語ノートだ。そこには…まあ、名の通り自分なりに調べた用語を書いている。
花言葉とか宝石言葉とか…ネットなり本なりで調べた事を書いている。
……だって小説とかのネタにできるし…
そんなノートを見ていて彼女は微笑んでいた。
「……ありがとうございます。」
丁寧で優しいお礼を言って、彼女はノートを返してくれた。
「とても、綺麗な字ですね。それに説明が分かりやすくて」
「い、いえ…その、ありがとうございます…」
ガチャッ
すぐ近くの扉から音がした。
いや、私たちが話している時もちょくちょくしていたし、何回か人が入ってくるのも見てた。
…みんな、事態を飲み込めてないような顔をしていた。
ふと周りを見ると、来た時よりも人数が増えている。
そして、最後に来た一人。
少し緑がかったような短髪にアンテナのようなアホ毛をしている男の子。
彼もまた状況を把握ないような呆然とした顔をしていた。
彼は入ってきた扉を静かに閉めて、後ろの席に行った。
暫くして、彼の口が開く
「あの…ちょっといいかな」
「なんだ?」
ふとましい体型の人が応えた。
「みんな、どうしてここの教室に集まったんだ?ここに集まれなんて聞いていないけど…入学式とかホームルームとかをここでやるのか?」
「それについては…ちょっと今から話し合おうと思っていたところだ。今こいつで全員揃ったようだし、その話を始めるとするか」
「えっ、これで全員なんすか?どうして、そんな事が分かっちゃうんすか?」
「ここに用意されている机は17脚だ。そして、今のコイツで17人…」
大雑把に数えてみる。
……ほんとだ、17脚ある
「それで、まず確認しておくがこの中に…"自分がどうやってこの教室まで来たのか把握している人間"はいるか?」
………………
自分を含めて誰も手が上がらない。
やっぱり。みんな分からないんだ
みんな覚えていないなんて不自然すぎる。
しばらくして、周りも口々に言う。
「えっ!?あの眩暈ってぼくだけじゃないの?」
「偶然にしても…出来過ぎですよねぇ…」
「集団ヒステリーっていうやつ…でしょうか…?」
思わず、私も不思議に思っている事を吐露した
「では、偶然ではないということだ。」
「えっ?」
隣にいた彼女が首を傾げる。
「つまり、この妙な現象の裏には何らかの思想が働いているという事だ」
意味が分からなくなってきた。
というか、別の方向に話が進んでいるような…まさかオカルト的な…??
「墳ッ…何を気にしているのか知らんが、その程度大した問題ではないのぉ…」
低い声をあげたのは横にいた男の
……………待って。あの人だけなんか容姿が明らかに学生とはかけ離れてる気がする。学校を間違えたんじゃないのか?それとも、まさか教師??
と、その場で私の考えはそっち側に行こうとしたがハッとなって、元の考えに戻る
「……どうしてここに集まったのかより、どうしてここから出られないのかの方が問題じゃろう…」
えっ……出られない…?
「あっ、開かないっ!開かないよっ!?」
シェフっぽい服装の人が大慌てで扉の前に飛び出しドアを開けようとした。
しかし、扉はビクともしない。
でも、あの彼なら開けれるはずだと一瞬思ったが…
「ここに来てしばらくたった後、用を足しに便所に行こうとしたが…そこの扉がビクともせんのじゃあっ!!」
「ええっ…」
「オイオイ、どうなってんだよ?」
「一体どういう原理なのかは分からんが…とにかく…私達この教室に閉じ込められたのは間違いないようだな。」
白髪の眼鏡を掛けた人の言う通りだった。
でも、何故?
こういうイベント?ドッキリ??
そんなの、洒落にならない…
「と言うよりも、これが入学試験とか…?」
「ですが、希望ヶ峰学園には入学試験は存在しないと聞きましたよ?」
そうだ。学園直々の選考のはずだ。
「表向きはそう言っているだけで実際は特殊な…」
「あ、違まちゅよ。これは入学試験じゃありま
ちぇーん」
「?!?!」
明らかに場違いな声が聞こえた。
どっか、可愛らしい…アニメに出てきそうなマスコットの声
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