第1章 出会い
おなまえ
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---これは、人類史を救う一人の少女と
召喚されし人斬りの話である---
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「ねえマシュ、この、岡田以蔵ってだれ」
次のレイシフトに向け、日本史の教科書を読んでいる最中、目に入った一人の人物。
坂本龍馬、高杉晋作など、名の知れた歴史上の人物の並びにその名前を見つけた。
「ああ、岡田以蔵さんは---」
マシュによると、江戸時代の人斬りさんだそうで。
実際に会ってみたら優しいのかもしれないが、人斬りというワードに良い印象は持てなかった。
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「さて、今回のレイシフトについてだけど…」
ドクターによる説明を受け、わたしたちは明日の朝、江戸時代に飛んでいく。
具体的によくわかんないけど、沖田さんとか土方さんもいることだし、きっと大丈夫でしょ。なんて簡単に考えていた。
……のが甘かったよね。今思えば。
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