終わりと始まり
空欄の場合は「美桜」になります。
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どうしよう。
私のベッドを囲んだ状態で煉獄さん、しのぶさん、宇髄さんが睨み合っている。
めっちゃ怖いんですけど!
し「宇髄さん、いきなり現れて何をおっしゃっているのですか」
しのぶさんは笑顔だけどめっちゃピキピキしてるし
煉「全くだ!君はこの件に関しては部外者だろう!」
煉獄さんはいつも以上に声を張ってるし
宇「部外者とは心外だねぇ。俺は美桜と逢引きした仲だぜ」
宇髄さんはニヤニヤしている。絶対2人を挑発してるよね・・・
煉「勝手に連れ出しておいて逢引きではないだろう!」
宇「何だよ、妬いてんのか?」
煉「とにかく!美桜は俺が最後まで面倒を見ると決めている!横から口を挟まないでいただきたい!」
し「美桜さんはまだ記憶を取り戻していません。この蝶屋敷に留まって経過を見ながら過ごしていくのが最善かと。」
宇「はっ!そんなんどこにいたって出来んだろぉが。なぁ美桜、俺んとこ来いよ。また色んな所に連れてってやるし、色々と可愛がってやるよ」
し「やめてください、貴方には奥様がいらっしゃるでしょう。」
煉「!!宇髄の所だけは断固拒否する!美桜の身が危険だ!俺だって色んな場所に連れて行ってやる事はできるぞ」
このやりとり
いつまで続くんだろう・・・
宇「美桜は鬼殺隊にとっても重要人物なんだろ。だったら一隊士の下より柱である俺の所にいた方が安心だろ」
し「・・・確かに、いつ何があるかわかりませんから柱の目が届く所にはいていただきたいですね。」
宇「ほらな、じゃあ煉獄。お前は諦めろ」
煉「うちは代々炎柱の家系だぞ!父上だって立派な柱だ!」
宇「おいおい、今の炎柱様は呑んだくれだろ。無理があるな」
煉「それならば俺が近々柱になれば問題はあるまい!」
どんどんヒートアップしてるけど、話がズレてきているし・・・
第一、私の気持ちを聞いてくれるんじゃなかったの??
それなのに、私は蚊帳の外で仲間内でこんなに言い争いしてるし
なんだか
腹がたってきたぞ
ドォン!!!
私は思いっきりサイドテーブルに拳を打ちつける。
3人は口論を止めこちらを見る。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
美桜がベッド横の机を力一杯叩く音で我にかえる。
美桜を見やると俯いていて表情は読めない。
煉「美桜・・・」
名前を呼びかけると顔を上げキッとこちらに眼差しを向けて来る。
『もぅ、何なんですかさっきから!大の大人が揃いも揃って!私の事なのに私の気持ちは無視ですか!?』
美桜の言葉に3人とも黙ってしまう。
し「・・・そうでしたね、美桜さんの気持ちを尊重すると言っておきながら勝手に話を進めていました。すみません、美桜さん。」
胡蝶が素直に認め、謝る。
煉「俺も急に美桜がいなくなってから焦りが出てしまったようだ。すまなかった」
俺も自分の非を認め謝罪をする。
宇「・・じゃあよぉ、美桜はこれからの事決めたのか?」
宇髄の言葉に反応し俺も胡蝶も美桜に注目する。
『決めてませんよ!!』
し煉宇「「「は?」」」
『決められないんです!煉獄さんと過ごす時間も、しのぶさんや蝶屋敷のみんなと過ごす時間も、宇髄さんと過ごす時間も全部楽しかったし、皆優しいし、どうやって決めていいか分からないんです!』
『でも決めなきゃいけないんですよね!だから今決めます!!』
そう言って紙と筆を出してくる。
し「決めるって、どう決めるおつもりですか?」
宇「なんか自棄になってねぇか?」
美桜は、紙に3本の長い線を引き、
『ここに3人のお名前を書いて下さい!』
よもや
煉「美桜、こんな大切な事をくじで決めようというのか?」
『そうですよ!私も決めきれないし、これで決めれば恨みっこなしです!』
いい考えでしょと何故だか得意気な顔をしている。
俺たちは呆気に取られながらも言われた通り名前を書き、その部分を伏せる。
そして短い横棒をこれでもかと書き足していき、美桜に手渡す。
『・・・よし』
美桜は迷う事無く1つの場所に印をつけ、そこから線を辿っていく。
俺たちには手元が見えていない。
『・・・・!・・決まりました。』
し煉宇「「「!!」」」
3人の中で緊張が走るーーー
美桜は顔を上げて、1人の人物の顔を見る。
『これから、お世話になります。』
はにかむような笑顔だった。
私のベッドを囲んだ状態で煉獄さん、しのぶさん、宇髄さんが睨み合っている。
めっちゃ怖いんですけど!
し「宇髄さん、いきなり現れて何をおっしゃっているのですか」
しのぶさんは笑顔だけどめっちゃピキピキしてるし
煉「全くだ!君はこの件に関しては部外者だろう!」
煉獄さんはいつも以上に声を張ってるし
宇「部外者とは心外だねぇ。俺は美桜と逢引きした仲だぜ」
宇髄さんはニヤニヤしている。絶対2人を挑発してるよね・・・
煉「勝手に連れ出しておいて逢引きではないだろう!」
宇「何だよ、妬いてんのか?」
煉「とにかく!美桜は俺が最後まで面倒を見ると決めている!横から口を挟まないでいただきたい!」
し「美桜さんはまだ記憶を取り戻していません。この蝶屋敷に留まって経過を見ながら過ごしていくのが最善かと。」
宇「はっ!そんなんどこにいたって出来んだろぉが。なぁ美桜、俺んとこ来いよ。また色んな所に連れてってやるし、色々と可愛がってやるよ」
し「やめてください、貴方には奥様がいらっしゃるでしょう。」
煉「!!宇髄の所だけは断固拒否する!美桜の身が危険だ!俺だって色んな場所に連れて行ってやる事はできるぞ」
このやりとり
いつまで続くんだろう・・・
宇「美桜は鬼殺隊にとっても重要人物なんだろ。だったら一隊士の下より柱である俺の所にいた方が安心だろ」
し「・・・確かに、いつ何があるかわかりませんから柱の目が届く所にはいていただきたいですね。」
宇「ほらな、じゃあ煉獄。お前は諦めろ」
煉「うちは代々炎柱の家系だぞ!父上だって立派な柱だ!」
宇「おいおい、今の炎柱様は呑んだくれだろ。無理があるな」
煉「それならば俺が近々柱になれば問題はあるまい!」
どんどんヒートアップしてるけど、話がズレてきているし・・・
第一、私の気持ちを聞いてくれるんじゃなかったの??
それなのに、私は蚊帳の外で仲間内でこんなに言い争いしてるし
なんだか
腹がたってきたぞ
ドォン!!!
私は思いっきりサイドテーブルに拳を打ちつける。
3人は口論を止めこちらを見る。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
美桜がベッド横の机を力一杯叩く音で我にかえる。
美桜を見やると俯いていて表情は読めない。
煉「美桜・・・」
名前を呼びかけると顔を上げキッとこちらに眼差しを向けて来る。
『もぅ、何なんですかさっきから!大の大人が揃いも揃って!私の事なのに私の気持ちは無視ですか!?』
美桜の言葉に3人とも黙ってしまう。
し「・・・そうでしたね、美桜さんの気持ちを尊重すると言っておきながら勝手に話を進めていました。すみません、美桜さん。」
胡蝶が素直に認め、謝る。
煉「俺も急に美桜がいなくなってから焦りが出てしまったようだ。すまなかった」
俺も自分の非を認め謝罪をする。
宇「・・じゃあよぉ、美桜はこれからの事決めたのか?」
宇髄の言葉に反応し俺も胡蝶も美桜に注目する。
『決めてませんよ!!』
し煉宇「「「は?」」」
『決められないんです!煉獄さんと過ごす時間も、しのぶさんや蝶屋敷のみんなと過ごす時間も、宇髄さんと過ごす時間も全部楽しかったし、皆優しいし、どうやって決めていいか分からないんです!』
『でも決めなきゃいけないんですよね!だから今決めます!!』
そう言って紙と筆を出してくる。
し「決めるって、どう決めるおつもりですか?」
宇「なんか自棄になってねぇか?」
美桜は、紙に3本の長い線を引き、
『ここに3人のお名前を書いて下さい!』
よもや
煉「美桜、こんな大切な事をくじで決めようというのか?」
『そうですよ!私も決めきれないし、これで決めれば恨みっこなしです!』
いい考えでしょと何故だか得意気な顔をしている。
俺たちは呆気に取られながらも言われた通り名前を書き、その部分を伏せる。
そして短い横棒をこれでもかと書き足していき、美桜に手渡す。
『・・・よし』
美桜は迷う事無く1つの場所に印をつけ、そこから線を辿っていく。
俺たちには手元が見えていない。
『・・・・!・・決まりました。』
し煉宇「「「!!」」」
3人の中で緊張が走るーーー
美桜は顔を上げて、1人の人物の顔を見る。
『これから、お世話になります。』
はにかむような笑顔だった。