終わりと始まり
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あの日から毎日、アオイちゃんに洗濯のやり方とお風呂の焚き方、お料理の時の火の扱いを教えてもらった。
最初はすぐにこなせると思ってた。
だって、記憶を無くす前は当たり前のように生活をしていたはずなんだから。
ちょっとやり方を教えて貰えば体が覚えているものだと鷹を括っていたーーーー
だけど
『なんで覚えてないのぉ、私の体っ!』
今まで一体どうやって生きてこられたんだろう。
私のあまりの出来なさに
し「美桜さんはもしかしたら名家のお嬢様なのかもしれませんね。お手伝いさんを雇っていたならば家事をやったことなくても当然です」
と励ましてくれたが、それはあり得ない。
しのぶさんだって分かっていると思う。
良い所のお嬢様だったら絶対、家族が探していてとっくに私の身元が分かってないとおかしいし。
洗濯物を取りこみながらブツブツ言っていると、カナヲちゃんが蝶々と戯れているのが見えた。
カナヲちゃんと蝶々、絵になるなぁ
ポーッと見惚れていると、カナヲちゃんが私の視線に気付く。首を傾げて「何か用?」という素振りをする。
やっぱりかわいいなぁ〜
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
し「アオイ、美桜さんの調子はどうですか?」
ア「しのぶさま。・・・何と言ったら良いのか」
問いかけに対してアオイは口籠る。
ア「上手く言えないんですが・・なんだか妙なんです。」
し「妙、とは?」
ア「美桜さん、家事のほとんどが恐ろしい位できなかったんです。でも、不得手とまた違う感じで・・何というか、知ってる事は覚えていて、できない事は忘れたというより最初から知らなかった様な。」
実際、覚えさせると同じ失敗はしなくなり今では多少のお手伝いなら目を離して任せられている様だ。
し「アオイが感じる違和感は例えばどんなものですか?」
ア「例えば・・・風呂釜の掃除と水ためは教えなくても出来たのに、お風呂を焚くのは全く出来なかったり、洗濯も手洗いやすすぎのやり方は知らないけど干したり畳んだりは最初から完璧でした。」
1番は、包丁の扱いができるのに、火が扱えなかったことだという。
確かに妙だ。知らないなら一から十まで知らない筈なのに、その工程の一部はできてそれ以外の記憶が抜ける、、、?そんな事はあり得るのだろうか。
ア「でも、一通りの家事は教えました。飲み込みは悪くないのであとは繰り返し実践していくだけです。」
し「そうですか。やっぱりアオイにお願いして良かったです。ありがとう」
ニッコリ笑って労いの言葉をかけると頬を赤くして
ア「いえ!これも私の役目の一つですから!では私はお昼ご飯の準備をしてきます」
と行ってしまった。
し「フフ、かわいいですね。」
さて、今日の午後が美桜さんの最後の診察ですが、答えは出たのでしょうかーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『・・・って、しのぶさんと煉獄さんが言ってくれて、私がどうしたいのか決めないといけなくて、今日がその約束の日なんだけど・・・』
私は部屋で洗濯物を畳みながらカナヲちゃんに向かって一方的に話しまくっている。
カナヲちゃんは基本会話をしない。相槌も滅多にないから私が独り言をいっているようなものだけど
でもカナヲちゃんはちゃんと聞いてくれている。
『・・・カナヲちゃん、私はどうしたらいいと思う?』
私の質問に何て答えたらいいのか困った顔をしている。
『聞かれても困るよね』
へへっと笑って最後の洗濯物を畳み終える。
あれからよーくよーく、それはもうよ〜く考えたけど、答えは出なかった。
煉獄さんのお家でお世話になるってことは、煉獄さんと一緒に暮らしていくってことだよね・・・
そこまで考えると顔が熱くなってその先まで考えが及ばないのだ。
じゃあ、今のまま蝶屋敷でお世話になる?
ここなら、皆もいるしお屋敷の中の事はわかってるしーーー。
ふと、門の外に目を向ける。
『・・・そういえば、私ってお屋敷から一歩も外に出たことないんだ』
ポツリと呟くと
?「へぇ、そりゃあ珍しいな。じゃあちょっくら見に行ってみるか?外の世界」
『え?』
知らない男の人の声がしたかと思ったらフワリと体が宙に浮いた。
カナヲちゃんは驚いた顔のまま固まっているのが一瞬見えたけどすぐに視界から消えてしまったーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
煉「美桜がいなくなった?」
今日は美桜が答えを出す約束の日だ。
言われていた時間に蝶屋敷に来たのだが屋敷の娘たちが慌ただしく走り回っていた為その内の1人を捕まえて問いかけると思わぬ答えが返ってきた。
す「そうなんです。でもお昼前までは確かにいたんですっ。お洗濯物もちゃんと畳まれていたし」
屋敷内を隅から隅まで探し回っても見つからないらしい。
こんな昼間から、鬼はあり得んな。
誘拐か?しかし何のためにーーーーー
し「もしかしたら、自分から出て行ってしまったのかもしれませんね」
煉「心当たりがあるのか?」
し「いえ、、心当たりは特にありませんが、美桜さんを知らず知らずに追い詰めてしまっていたのかもしれません」
シンと沈黙が流れるーーーーーー
居た堪れない空気の中、
カ「あ・・・あの・・・」
普段滅多に言葉を発しない胡蝶の継子が口を開いた。
し「カナヲ、どうかしましたか?」
カ「美桜さん、連れて行かれました。」
し煉ア「「「誰に!?」」」
3人に同時に詰められ一瞬身じろぐが小さい声で
カ「・・・」
連れ去って行った人物の名を告げたーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
私は今担がれている。
宇「あんただろ?派手に記憶喪失になった女って」
『・・派手に記憶喪失って何ですか?・・まぁ記憶はありませんけど』
そんな事より下ろして貰えませんか?
この人は宇髄天元さんでしのぶさんと同じ「柱」だそうだ。
強引に拐われたかと思えば割と丁寧に自己紹介をして身分を明かしてくれた。
『宇髄さんは蝶屋敷に御用があったのではないのですか?』
宇「あ、まぁアンタに会いに行ったんだよ。」
『私に?』
宇「アンタのことは胡蝶がこの前の柱合会議で話してたからな。柱はみんな知ってるぜ」
『・・・』
どんな風に話されていたんだろう。
宇「どんな風に話されてたか気になるか?」
『っ!?えっ、なんで私が考えていること分かったんですか?超能力ですか?』
宇「いや、アンタめっちゃ顔に出てるし。それに俺は超能力者じゃなくて忍な!」
忍者って忍んでないといけないんじゃないの・・・?
宇「いーんだよ俺は。元、忍だからな」
『っ!』
また心を読まれた!!
忍って凄い・・・
それから宇髄さんに担がれながら(履物を履いてこなかったので下ろせないと言われた)
町を眺めたり、途中茶屋でお茶を飲んだり、とにかく屋敷の外の世界を見せてもらった。
宇髄さんとは色々話をした。今の私の状況も。
聞いておきながらフーン意外と地味な話だったなとガッカリされたのはひどく心外だったけど
宇「ま、いい気分転換になっただろ」
もしかして、私の話を聞いて心配して様子を見に来てくれたの・・・
宇髄さんの顔を覗き込むと、
宇「・・・だから一々顔に出すぎだっつーの」
照れ臭そうに顔を背けてしまった。
『はい、とっても。ありがとうございます』
蝶屋敷に戻ってきて門をくぐった所で宇髄さんと私はピタリと止まる。
正面に今まで見たこともない位怖い顔をした
しのぶさん、煉獄さん、アオイちゃんが仁王立ちして待ち構えていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
し「一体どういうおつもりですか、宇髄さん?」
煉「勝手に連れ去るとはどんな一体どんな領分だ?宇髄は上司だがその行動は見過ごせんな!」
ア「・・・」
あれから私の病室まで連れてこられて絶賛お説教中だ。
私はベッドの上に正座して
『すみませんでした・・・』
と繰り返し謝っている。
当の宇髄さんはというと、、、
宇「あ?ちゃんと戻ってきたんだからいいだろうが。地味な事言ってんじゃねぇよ」
と、面倒臭そうに返事をしている。
凄いな、鋼の精神力。。。
と関心していると
し「美桜さん、見習う所ではありませんよ」
『!!』
え、しのぶさんも私の考えてることわかるの!?
し「とにかく、今後一切このような事は辞めてくださいね。宇髄さん?」
しのぶさんに更に釘を刺されてしまった。
『あ・・あの』
私の声に皆の視線が集中する。
『確かに、黙って外に出てしまって、皆に心配もかけちゃったし、診察も大事なお話もすっぽかしちゃってごめんなさい!・・・でも』
『でも、私・・今日すごく楽しかったんです。』
静まりかえった部屋でポツリポツリと話す
『私、目覚めてからずっとこのお屋敷にいさせてもらって、それは凄く助かったし感謝もいっぱいしてます。・・・今日、ふと屋敷の外に出た事ないなぁって思った時に宇髄さんが私を連れ出してくれたんです。』
だから、宇髄さんばかり責めないでください。
思った事を全部言ってふぅと一息つく。とー
横から手がニュッと伸びてきて
宇「アンタいい奴だな!派手に気に入ったぜ!」
肩を引き寄せられた。
宇「よし、俺が面倒みてやる。俺んとこ来い。これからも色んな所に連れてってやるよ。」
!!?
最初はすぐにこなせると思ってた。
だって、記憶を無くす前は当たり前のように生活をしていたはずなんだから。
ちょっとやり方を教えて貰えば体が覚えているものだと鷹を括っていたーーーー
だけど
『なんで覚えてないのぉ、私の体っ!』
今まで一体どうやって生きてこられたんだろう。
私のあまりの出来なさに
し「美桜さんはもしかしたら名家のお嬢様なのかもしれませんね。お手伝いさんを雇っていたならば家事をやったことなくても当然です」
と励ましてくれたが、それはあり得ない。
しのぶさんだって分かっていると思う。
良い所のお嬢様だったら絶対、家族が探していてとっくに私の身元が分かってないとおかしいし。
洗濯物を取りこみながらブツブツ言っていると、カナヲちゃんが蝶々と戯れているのが見えた。
カナヲちゃんと蝶々、絵になるなぁ
ポーッと見惚れていると、カナヲちゃんが私の視線に気付く。首を傾げて「何か用?」という素振りをする。
やっぱりかわいいなぁ〜
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し「アオイ、美桜さんの調子はどうですか?」
ア「しのぶさま。・・・何と言ったら良いのか」
問いかけに対してアオイは口籠る。
ア「上手く言えないんですが・・なんだか妙なんです。」
し「妙、とは?」
ア「美桜さん、家事のほとんどが恐ろしい位できなかったんです。でも、不得手とまた違う感じで・・何というか、知ってる事は覚えていて、できない事は忘れたというより最初から知らなかった様な。」
実際、覚えさせると同じ失敗はしなくなり今では多少のお手伝いなら目を離して任せられている様だ。
し「アオイが感じる違和感は例えばどんなものですか?」
ア「例えば・・・風呂釜の掃除と水ためは教えなくても出来たのに、お風呂を焚くのは全く出来なかったり、洗濯も手洗いやすすぎのやり方は知らないけど干したり畳んだりは最初から完璧でした。」
1番は、包丁の扱いができるのに、火が扱えなかったことだという。
確かに妙だ。知らないなら一から十まで知らない筈なのに、その工程の一部はできてそれ以外の記憶が抜ける、、、?そんな事はあり得るのだろうか。
ア「でも、一通りの家事は教えました。飲み込みは悪くないのであとは繰り返し実践していくだけです。」
し「そうですか。やっぱりアオイにお願いして良かったです。ありがとう」
ニッコリ笑って労いの言葉をかけると頬を赤くして
ア「いえ!これも私の役目の一つですから!では私はお昼ご飯の準備をしてきます」
と行ってしまった。
し「フフ、かわいいですね。」
さて、今日の午後が美桜さんの最後の診察ですが、答えは出たのでしょうかーーーーーーーーー
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『・・・って、しのぶさんと煉獄さんが言ってくれて、私がどうしたいのか決めないといけなくて、今日がその約束の日なんだけど・・・』
私は部屋で洗濯物を畳みながらカナヲちゃんに向かって一方的に話しまくっている。
カナヲちゃんは基本会話をしない。相槌も滅多にないから私が独り言をいっているようなものだけど
でもカナヲちゃんはちゃんと聞いてくれている。
『・・・カナヲちゃん、私はどうしたらいいと思う?』
私の質問に何て答えたらいいのか困った顔をしている。
『聞かれても困るよね』
へへっと笑って最後の洗濯物を畳み終える。
あれからよーくよーく、それはもうよ〜く考えたけど、答えは出なかった。
煉獄さんのお家でお世話になるってことは、煉獄さんと一緒に暮らしていくってことだよね・・・
そこまで考えると顔が熱くなってその先まで考えが及ばないのだ。
じゃあ、今のまま蝶屋敷でお世話になる?
ここなら、皆もいるしお屋敷の中の事はわかってるしーーー。
ふと、門の外に目を向ける。
『・・・そういえば、私ってお屋敷から一歩も外に出たことないんだ』
ポツリと呟くと
?「へぇ、そりゃあ珍しいな。じゃあちょっくら見に行ってみるか?外の世界」
『え?』
知らない男の人の声がしたかと思ったらフワリと体が宙に浮いた。
カナヲちゃんは驚いた顔のまま固まっているのが一瞬見えたけどすぐに視界から消えてしまったーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
煉「美桜がいなくなった?」
今日は美桜が答えを出す約束の日だ。
言われていた時間に蝶屋敷に来たのだが屋敷の娘たちが慌ただしく走り回っていた為その内の1人を捕まえて問いかけると思わぬ答えが返ってきた。
す「そうなんです。でもお昼前までは確かにいたんですっ。お洗濯物もちゃんと畳まれていたし」
屋敷内を隅から隅まで探し回っても見つからないらしい。
こんな昼間から、鬼はあり得んな。
誘拐か?しかし何のためにーーーーー
し「もしかしたら、自分から出て行ってしまったのかもしれませんね」
煉「心当たりがあるのか?」
し「いえ、、心当たりは特にありませんが、美桜さんを知らず知らずに追い詰めてしまっていたのかもしれません」
シンと沈黙が流れるーーーーーー
居た堪れない空気の中、
カ「あ・・・あの・・・」
普段滅多に言葉を発しない胡蝶の継子が口を開いた。
し「カナヲ、どうかしましたか?」
カ「美桜さん、連れて行かれました。」
し煉ア「「「誰に!?」」」
3人に同時に詰められ一瞬身じろぐが小さい声で
カ「・・・」
連れ去って行った人物の名を告げたーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
私は今担がれている。
宇「あんただろ?派手に記憶喪失になった女って」
『・・派手に記憶喪失って何ですか?・・まぁ記憶はありませんけど』
そんな事より下ろして貰えませんか?
この人は宇髄天元さんでしのぶさんと同じ「柱」だそうだ。
強引に拐われたかと思えば割と丁寧に自己紹介をして身分を明かしてくれた。
『宇髄さんは蝶屋敷に御用があったのではないのですか?』
宇「あ、まぁアンタに会いに行ったんだよ。」
『私に?』
宇「アンタのことは胡蝶がこの前の柱合会議で話してたからな。柱はみんな知ってるぜ」
『・・・』
どんな風に話されていたんだろう。
宇「どんな風に話されてたか気になるか?」
『っ!?えっ、なんで私が考えていること分かったんですか?超能力ですか?』
宇「いや、アンタめっちゃ顔に出てるし。それに俺は超能力者じゃなくて忍な!」
忍者って忍んでないといけないんじゃないの・・・?
宇「いーんだよ俺は。元、忍だからな」
『っ!』
また心を読まれた!!
忍って凄い・・・
それから宇髄さんに担がれながら(履物を履いてこなかったので下ろせないと言われた)
町を眺めたり、途中茶屋でお茶を飲んだり、とにかく屋敷の外の世界を見せてもらった。
宇髄さんとは色々話をした。今の私の状況も。
聞いておきながらフーン意外と地味な話だったなとガッカリされたのはひどく心外だったけど
宇「ま、いい気分転換になっただろ」
もしかして、私の話を聞いて心配して様子を見に来てくれたの・・・
宇髄さんの顔を覗き込むと、
宇「・・・だから一々顔に出すぎだっつーの」
照れ臭そうに顔を背けてしまった。
『はい、とっても。ありがとうございます』
蝶屋敷に戻ってきて門をくぐった所で宇髄さんと私はピタリと止まる。
正面に今まで見たこともない位怖い顔をした
しのぶさん、煉獄さん、アオイちゃんが仁王立ちして待ち構えていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
し「一体どういうおつもりですか、宇髄さん?」
煉「勝手に連れ去るとはどんな一体どんな領分だ?宇髄は上司だがその行動は見過ごせんな!」
ア「・・・」
あれから私の病室まで連れてこられて絶賛お説教中だ。
私はベッドの上に正座して
『すみませんでした・・・』
と繰り返し謝っている。
当の宇髄さんはというと、、、
宇「あ?ちゃんと戻ってきたんだからいいだろうが。地味な事言ってんじゃねぇよ」
と、面倒臭そうに返事をしている。
凄いな、鋼の精神力。。。
と関心していると
し「美桜さん、見習う所ではありませんよ」
『!!』
え、しのぶさんも私の考えてることわかるの!?
し「とにかく、今後一切このような事は辞めてくださいね。宇髄さん?」
しのぶさんに更に釘を刺されてしまった。
『あ・・あの』
私の声に皆の視線が集中する。
『確かに、黙って外に出てしまって、皆に心配もかけちゃったし、診察も大事なお話もすっぽかしちゃってごめんなさい!・・・でも』
『でも、私・・今日すごく楽しかったんです。』
静まりかえった部屋でポツリポツリと話す
『私、目覚めてからずっとこのお屋敷にいさせてもらって、それは凄く助かったし感謝もいっぱいしてます。・・・今日、ふと屋敷の外に出た事ないなぁって思った時に宇髄さんが私を連れ出してくれたんです。』
だから、宇髄さんばかり責めないでください。
思った事を全部言ってふぅと一息つく。とー
横から手がニュッと伸びてきて
宇「アンタいい奴だな!派手に気に入ったぜ!」
肩を引き寄せられた。
宇「よし、俺が面倒みてやる。俺んとこ来い。これからも色んな所に連れてってやるよ。」
!!?