終わりと始まり
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し「うん、背中の傷も痕は少し残ってしまいそうですが経過は順調のようですね。痛みもあまり感じないでしょう?」
『はい。力を入れると少しだけ痛い時がありますけど、普段は大丈夫です』
今日は3日に1度のしのぶさんの診察日。
最初の頃は毎日あったけど、治るにつれて診察の間隔があいてきた。
し「では次は5日後に診ましょうか。そこで問題がなければ治療はおしまいです」
しのぶさんの言葉にドキッとする。
あと、5日でここを出なきゃ・・・
『・・・あの、しのぶさん』
し「はい?」
『お願いがあります』
し「お薬は変えませんよ〜」
『えっ!・・いやっ、そうじゃなくて、、
・・・お願いが、あります。。。』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ア「美桜さんに家事を教える?」
し「はい。最低限の事でいいのです。美桜さんからお掃除、お洗濯、お料理の基本を教えて欲しいとお願いをされたのですが、そう言う事ならアオイが1番の適任者ですから」
しのぶさまにお願いされたら断る理由なんてない。隣に立つ美桜さんは蝶屋敷の看護服を身につけてやる気満々といった様子。
それにしても急にどうしたというのか。
し「美桜さんは、怪我が治った時に自分の力で生きていこうと必死なんです。どうか力になってあげてね」
しのぶさまにコッソリ耳打ちをされる。
なるほど、そういう事。
ア「ーわかりました。ちょうど今は機能回復訓練を受ける隊士さんもいませんし。ではお掃除から始めましょう。」
こちらへ、と早足で部屋を出ると後ろからトトトッと慌ててついてくる足音が聞こえる。
『あっアオイちゃん、ごめんね。いつも忙しそうなのに、・・面倒だよね?』
美桜さんが申し訳なさそうに謝ってくる。
そこで気がついた。そういえば、いつからか美桜さんが私の近くをウロウロするようになった。急な思いつきじゃなくて、前から私にお願いしたかったんだ・・・
私が美桜さんの存在に気づいていながら何も話しかけないでいたから、忙しい私に付き纏って怒っているとでも思ったのかも。。。
少し胸が痛んだ。
美桜さんの事は別に嫌いじゃない。駄々をこねて薬を中々飲まない時期はあったけど煉獄さまに会ってからは泣き言を言わなくなったし、
今だって失った記憶のせいで苦しみながら生きていく為の方法を模索している。
素直に凄いと思う。
私が、記憶をなくした美桜さんにどう接していいか分からなかっただけだ。
ア「迷惑だなんて、思っていませんよ。私からも美桜さんの気持ちに早く気がつくべきでした。すみません」
頭を下げると
『えっえっ?なんでアオイちゃんが謝るの??』
美桜さんがオロオロしだす。
私よりも歳上だと思うけど、こういった仕種や言動が幼く見えて可愛い。
ア「でも私は優しく教える事は苦手なので、ビシビシいきますからついてきてくださいね!」
『はっはい!よろしくお願いします!』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
煉「ご主人!団子を20本いただこう!」
団子屋「あいよ!ちょっと待っててな」
今日の手土産はみたらし団子に決めた。
美桜は何を持って行っても喜んでくれるから送りがいがある。
蝶屋敷の娘達の分もと多めに買っていたら先日胡蝶に「有難いですがいくら何でも柏餅50個は多すぎです。彼女たちを相撲取りにでもするおつもりですか」と叱られてしまった。
俺や甘露寺なら一人前の量なのだが、あの人数で多かったとは驚きだ。
包まれた団子を片手に美桜の病室へ入るが、そこはもぬけの殻だった。
診察中だろうか、と廊下へ出ると
ーーーーガシャーン!!ーーーー
2つ隣の部屋から大きな音がする。
何かあったのだろうか。
開いた扉から顔を覗かせると美桜が床に蹲っているのが見えた。
よもや背中の傷が痛んで倒れたのか!?
慌てて部屋の中へと足を運ぼうとするとーー
『っあああ!ごめんなさいっ!せっかくお掃除終わったのにバケツひっくり返しちゃいましたっ』
部屋の中には慌てる美桜とアオイの姿。
アオイはまたか・・という様に額に手を当てている。
ア「・・ひっくり返してしまったものは仕方がありません。これからは足元も気にしてくださいね。」
『はい。ごめんなさい』
シュンと下を向いてしまう。
ア「私は残りの部屋の掃除を済ませてくるので、ここの後片付けをお願いできますか?それが終わったら今日は休んでください。洗濯と料理はまたの機会にしましょう。」
そういって部屋を出て行こうとして初めて、俺の存在に気づいた様で
ア「あっ、煉獄さま。いらっしゃいませ」
ぺこりと挨拶をしてくれる。
煉「うむ!大きい音がしたので気になって見にきてしまった、勝手に部屋を覗いてしまって悪かったな」
美桜は俺の声を聞いて弾けたように振り返る
『えっ、れっ煉獄さんっ!』
真っ赤な顔で恥ずかしそうにまた下を向いてしまった。
『・・・こんな所見られて恥ずかしいです』
涙目になっている。
本当にコロコロ表情が変わって面白いな。
煉「美桜はアオイの手伝いをしていたのか。偉いな!」
水浸しになった床を雑巾で一生懸命拭いている美桜に声をかける。
『・・お手伝いというより、お仕事の邪魔になっていると思います。覚えが悪くて失敗ばかりで・・』
美桜はハァとため息をする。
家事全般が出来るようになりたいと自ら手伝いを志願したらしい。
『私、5日後にはここを出るんです。だから、それまでに何とか出来る事を増やしたくて』
ここを出る、ということは怪我が治ったという事だ。本来なら喜ばしいことだが美桜にとってはついにこの日が来たか、と焦っていることだろうな。
煉「今日はそのことで話があってな」
『?』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あれからびしょ濡れになった床を何とか綺麗に拭きあげて、煉獄さんのお話を聞く為にしのぶさんの診察室にやってきた。
煉「美桜が5日後には退院できると聞いてな。」
し「・・そうですねぇ。怪我の治療は終わると伝えました。」
私はただじっと2人の話を聞いている。
自分のこれからの事を決めないといけない、ぎゅっと握りしめた手は汗でじっとりしている。
し「しかし」煉「そこで1つ提案なのだが!」
しのぶさんが何か言いかけたが煉獄さんの大きな声にかき消される。
し「・・提案とは?」
しのぶさんって大人だなぁと感心する。もちろん煉獄さんには悪気が一切ないんだろうけど。
煉「美桜は俺の家で面倒を見ようと思う!」
煉獄さんが高らかに宣言した。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
私もしのぶさんも突然の宣言に言葉が出てこない。
当の煉獄さんはこれでもう安心だ!とワハハと豪快に笑っている。
え、何この展開?何がどうしてそうなった??
私が混乱していると、
し「・・・美桜さんは、どうしたいですか?」
『えっ』
突然の問いに顔を上げる。
『私・・が、どうしたいか、ですか?』
し「そうです。煉獄さんのお家でお世話になりたいですか?」
ーそれとも、ここに残りたいですか?ー
しのぶさんの言葉にハッとする。
そうか、しのぶさんは怪我の治療が終わると言っただけで、私が勝手に出ていかなくちゃいけないと思い込んでたんだ・・・。
し「今日、美桜さんが自分の力で生活がしたいと私に初めて自分の気持ちを話してくれました。私はとても嬉しかったんですよ。記憶を失っても貴女の今の気持ちまで仕舞い込まないでください。やりたい事や望む事は口にしても良いのですよ。」
しのぶさんの言葉に目からジワジワ涙が溢れてくる。
『ありがとうございますっ。私、ここに来てから自分の事でいっぱいで・・・皆、私の事を考えてくれてるのに、皆の本当の優しさに気がつかなくて・・・』
し「まだ5日あります。美桜さんがこれからどうしたいのかじっくり考えて下さいね。」
煉「選択肢があるというのは良いことだな。自分の気持ちに正直になって考えると良い!」
2人の優しい言葉に涙を流しながらはい、と返事をして部屋を出た。
私が望むことーーー。
1人の人間として尊重された事が、ここに存在していい人間なんだって証明されたように感じて、嬉しくてしばらく涙が止まらなかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
美桜が部屋を出てから胡蝶と2人になった。
し「煉獄さん、お家で面倒を見るというのは本気ですか?」
煉「もちろんだ!弟の千寿郎にも話は通してある。」
し「・・お父上は?」
煉「父上か。父上は最初、“柱にもなれないお前が他人の面倒をみるなど無理だ”と一蹴されてしまった。だが毎日話していたら遂に今日“お前の好きにしろ”とお許しがでた!」
だから今日話をしにきた!と伝えると胡蝶は頭を抱えている。
し(煉獄さん、それはお許しではないと思いますよ・・・)
煉「しかし胡蝶も美桜を置いてやるつもりだったのだな!言ってあげれば美桜もあんなに悩まなかったのではないか?」
し「・・・与えるだけでは彼女の為にならないと思いまして」
それに、このまま居ても良いと伝えたところで美桜はお荷物になっていると自分を責める事を辞めなかっただろう。
だから、自分で決めて欲しかったんです。と。
し「美桜さんがどちらの道を選ぶか。5日後が楽しみですね。」
煉「・・・そうだな」
ーーー5日後にまた答えを聞きにくるとしよう。
『はい。力を入れると少しだけ痛い時がありますけど、普段は大丈夫です』
今日は3日に1度のしのぶさんの診察日。
最初の頃は毎日あったけど、治るにつれて診察の間隔があいてきた。
し「では次は5日後に診ましょうか。そこで問題がなければ治療はおしまいです」
しのぶさんの言葉にドキッとする。
あと、5日でここを出なきゃ・・・
『・・・あの、しのぶさん』
し「はい?」
『お願いがあります』
し「お薬は変えませんよ〜」
『えっ!・・いやっ、そうじゃなくて、、
・・・お願いが、あります。。。』
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ア「美桜さんに家事を教える?」
し「はい。最低限の事でいいのです。美桜さんからお掃除、お洗濯、お料理の基本を教えて欲しいとお願いをされたのですが、そう言う事ならアオイが1番の適任者ですから」
しのぶさまにお願いされたら断る理由なんてない。隣に立つ美桜さんは蝶屋敷の看護服を身につけてやる気満々といった様子。
それにしても急にどうしたというのか。
し「美桜さんは、怪我が治った時に自分の力で生きていこうと必死なんです。どうか力になってあげてね」
しのぶさまにコッソリ耳打ちをされる。
なるほど、そういう事。
ア「ーわかりました。ちょうど今は機能回復訓練を受ける隊士さんもいませんし。ではお掃除から始めましょう。」
こちらへ、と早足で部屋を出ると後ろからトトトッと慌ててついてくる足音が聞こえる。
『あっアオイちゃん、ごめんね。いつも忙しそうなのに、・・面倒だよね?』
美桜さんが申し訳なさそうに謝ってくる。
そこで気がついた。そういえば、いつからか美桜さんが私の近くをウロウロするようになった。急な思いつきじゃなくて、前から私にお願いしたかったんだ・・・
私が美桜さんの存在に気づいていながら何も話しかけないでいたから、忙しい私に付き纏って怒っているとでも思ったのかも。。。
少し胸が痛んだ。
美桜さんの事は別に嫌いじゃない。駄々をこねて薬を中々飲まない時期はあったけど煉獄さまに会ってからは泣き言を言わなくなったし、
今だって失った記憶のせいで苦しみながら生きていく為の方法を模索している。
素直に凄いと思う。
私が、記憶をなくした美桜さんにどう接していいか分からなかっただけだ。
ア「迷惑だなんて、思っていませんよ。私からも美桜さんの気持ちに早く気がつくべきでした。すみません」
頭を下げると
『えっえっ?なんでアオイちゃんが謝るの??』
美桜さんがオロオロしだす。
私よりも歳上だと思うけど、こういった仕種や言動が幼く見えて可愛い。
ア「でも私は優しく教える事は苦手なので、ビシビシいきますからついてきてくださいね!」
『はっはい!よろしくお願いします!』
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煉「ご主人!団子を20本いただこう!」
団子屋「あいよ!ちょっと待っててな」
今日の手土産はみたらし団子に決めた。
美桜は何を持って行っても喜んでくれるから送りがいがある。
蝶屋敷の娘達の分もと多めに買っていたら先日胡蝶に「有難いですがいくら何でも柏餅50個は多すぎです。彼女たちを相撲取りにでもするおつもりですか」と叱られてしまった。
俺や甘露寺なら一人前の量なのだが、あの人数で多かったとは驚きだ。
包まれた団子を片手に美桜の病室へ入るが、そこはもぬけの殻だった。
診察中だろうか、と廊下へ出ると
ーーーーガシャーン!!ーーーー
2つ隣の部屋から大きな音がする。
何かあったのだろうか。
開いた扉から顔を覗かせると美桜が床に蹲っているのが見えた。
よもや背中の傷が痛んで倒れたのか!?
慌てて部屋の中へと足を運ぼうとするとーー
『っあああ!ごめんなさいっ!せっかくお掃除終わったのにバケツひっくり返しちゃいましたっ』
部屋の中には慌てる美桜とアオイの姿。
アオイはまたか・・という様に額に手を当てている。
ア「・・ひっくり返してしまったものは仕方がありません。これからは足元も気にしてくださいね。」
『はい。ごめんなさい』
シュンと下を向いてしまう。
ア「私は残りの部屋の掃除を済ませてくるので、ここの後片付けをお願いできますか?それが終わったら今日は休んでください。洗濯と料理はまたの機会にしましょう。」
そういって部屋を出て行こうとして初めて、俺の存在に気づいた様で
ア「あっ、煉獄さま。いらっしゃいませ」
ぺこりと挨拶をしてくれる。
煉「うむ!大きい音がしたので気になって見にきてしまった、勝手に部屋を覗いてしまって悪かったな」
美桜は俺の声を聞いて弾けたように振り返る
『えっ、れっ煉獄さんっ!』
真っ赤な顔で恥ずかしそうにまた下を向いてしまった。
『・・・こんな所見られて恥ずかしいです』
涙目になっている。
本当にコロコロ表情が変わって面白いな。
煉「美桜はアオイの手伝いをしていたのか。偉いな!」
水浸しになった床を雑巾で一生懸命拭いている美桜に声をかける。
『・・お手伝いというより、お仕事の邪魔になっていると思います。覚えが悪くて失敗ばかりで・・』
美桜はハァとため息をする。
家事全般が出来るようになりたいと自ら手伝いを志願したらしい。
『私、5日後にはここを出るんです。だから、それまでに何とか出来る事を増やしたくて』
ここを出る、ということは怪我が治ったという事だ。本来なら喜ばしいことだが美桜にとってはついにこの日が来たか、と焦っていることだろうな。
煉「今日はそのことで話があってな」
『?』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あれからびしょ濡れになった床を何とか綺麗に拭きあげて、煉獄さんのお話を聞く為にしのぶさんの診察室にやってきた。
煉「美桜が5日後には退院できると聞いてな。」
し「・・そうですねぇ。怪我の治療は終わると伝えました。」
私はただじっと2人の話を聞いている。
自分のこれからの事を決めないといけない、ぎゅっと握りしめた手は汗でじっとりしている。
し「しかし」煉「そこで1つ提案なのだが!」
しのぶさんが何か言いかけたが煉獄さんの大きな声にかき消される。
し「・・提案とは?」
しのぶさんって大人だなぁと感心する。もちろん煉獄さんには悪気が一切ないんだろうけど。
煉「美桜は俺の家で面倒を見ようと思う!」
煉獄さんが高らかに宣言した。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
私もしのぶさんも突然の宣言に言葉が出てこない。
当の煉獄さんはこれでもう安心だ!とワハハと豪快に笑っている。
え、何この展開?何がどうしてそうなった??
私が混乱していると、
し「・・・美桜さんは、どうしたいですか?」
『えっ』
突然の問いに顔を上げる。
『私・・が、どうしたいか、ですか?』
し「そうです。煉獄さんのお家でお世話になりたいですか?」
ーそれとも、ここに残りたいですか?ー
しのぶさんの言葉にハッとする。
そうか、しのぶさんは怪我の治療が終わると言っただけで、私が勝手に出ていかなくちゃいけないと思い込んでたんだ・・・。
し「今日、美桜さんが自分の力で生活がしたいと私に初めて自分の気持ちを話してくれました。私はとても嬉しかったんですよ。記憶を失っても貴女の今の気持ちまで仕舞い込まないでください。やりたい事や望む事は口にしても良いのですよ。」
しのぶさんの言葉に目からジワジワ涙が溢れてくる。
『ありがとうございますっ。私、ここに来てから自分の事でいっぱいで・・・皆、私の事を考えてくれてるのに、皆の本当の優しさに気がつかなくて・・・』
し「まだ5日あります。美桜さんがこれからどうしたいのかじっくり考えて下さいね。」
煉「選択肢があるというのは良いことだな。自分の気持ちに正直になって考えると良い!」
2人の優しい言葉に涙を流しながらはい、と返事をして部屋を出た。
私が望むことーーー。
1人の人間として尊重された事が、ここに存在していい人間なんだって証明されたように感じて、嬉しくてしばらく涙が止まらなかった。
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美桜が部屋を出てから胡蝶と2人になった。
し「煉獄さん、お家で面倒を見るというのは本気ですか?」
煉「もちろんだ!弟の千寿郎にも話は通してある。」
し「・・お父上は?」
煉「父上か。父上は最初、“柱にもなれないお前が他人の面倒をみるなど無理だ”と一蹴されてしまった。だが毎日話していたら遂に今日“お前の好きにしろ”とお許しがでた!」
だから今日話をしにきた!と伝えると胡蝶は頭を抱えている。
し(煉獄さん、それはお許しではないと思いますよ・・・)
煉「しかし胡蝶も美桜を置いてやるつもりだったのだな!言ってあげれば美桜もあんなに悩まなかったのではないか?」
し「・・・与えるだけでは彼女の為にならないと思いまして」
それに、このまま居ても良いと伝えたところで美桜はお荷物になっていると自分を責める事を辞めなかっただろう。
だから、自分で決めて欲しかったんです。と。
し「美桜さんがどちらの道を選ぶか。5日後が楽しみですね。」
煉「・・・そうだな」
ーーー5日後にまた答えを聞きにくるとしよう。