療養と転機
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二人きりの空間に沈黙が流れる。
・・・どうしよう。
煉獄さんとお部屋に二人きりなんて今までに数える事しかないし。。。
バクバクする心臓の音が煉獄さんに聞こえていないか心配になる
煉「美桜」
すぐ横で声がして私はビクッと身体が跳ねる。
『はい・・・』
煉「俺の不在中に変わった事はなかったか?」
『いえ・・特には・・・』
煉「そうか」
『・・・・・』
かっ会話が続かない・・・
何か話題を!
『・・あっ、そういえば。』
煉「どうした?」
『最近、柱の方達に偶然お会いする事が多い気がします』
煉「そうなのか?」
『はい。宇髄さんが蝶屋敷に送ってくれた日の帰りは偶然居合わせた悲鳴嶼さんたちが送ってくれたし、』
煉「・・・ああ、そうだっな!」
『一昨日実弥さんに助けてもらった日はその少し前にたまたま義勇さんに会ってお昼ご飯をご馳走になりましたし。』
煉「!」
すごい偶然が重なるものですねぇ。
と言うと肩を掴まれ、煉獄さんの方に体を向けさせられた。
『っ!?』
煉「・・・名前」
『えっ?』
煉「何故不死川と冨岡を下の名前で呼ぶ?」
『??えっと、不死川さんは弟さんとも知り合いになったので、苗字だと紛らわしいかなって・・・義勇さんは会議の時に下の名前で呼んだらお話してくれたので、その流れで・・・』
煉「・・・そうか。他意はないのだな。」
『??はい・・・』
そのまま煉獄さんはむぅ、と考え込んでしまう。
煉「・・・先程のご褒美の件だが・・・」
『何か思いつきました?』
煉「俺も下の名前で呼んでみてくれないか?」
『えっ、ええっ!!?』
煉獄さんを名前呼びですって!?
煉「うむ。美桜は千寿郎や父上の事も名前で呼ぶだろう。甘露寺や冨岡とも打ち解けるのが早かった!!俺ももっと美桜と打ち解けたい!!」
『!!なっなっなっ・・・』
ひゃあああー!!
曇りなき眼で見つめないでー!!
溶けちゃう!!!
思わずバッと両手で顔を隠す。
煉「・・・駄目か?」
そんな淋しそうな声・・・ズルい
手で顔を覆ったまま、指の隙間からチラリと煉獄さんを窺う。
これでもかと眉を下げた煉獄さん!
千ちゃんそっくり!!!
『・・・き』
『きょう、じゅろう、さん』
煉「・・・・・」
あれっ?反応なし!?
結構勇気出したんだけど・・・
声が小さすぎて聞こえなかった?
私は手を目元から離し、今度はすっかり赤く、熱くなった頬を隠しながらもう一度呼ぶ。
『・・・杏寿郎さん?』
今度はちゃんと届いたかな?
そっと煉獄さんを見る。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『・・・杏寿郎さん?』
美桜は林檎の様に赤らめた頬を両手で隠しながら俺の名を呼んだ。
煉「・・・・・・むぅ」
愛い!!
しかし、これは中々に照れ臭いものがある!!
名前で呼ばれるのがこんなにも難度が高いものだとは思わなかった!!!
『あ、あの・・・駄目でしたか?』
煉「!!いや!駄目とかではない!しかし照れ臭いな!!」
『・・そ、そうですよね!!煉獄さんはずっと煉獄さんだったし急に変えるのも何か変ですよね!!』
煉「うむ!・・・しかし、それではずっと俺は煉獄さんのままだな」
『う・・・。じゃあ、どうしたら・・・』
煉「そうだな・・段階を踏んでいこう!とりあえず二人の時だけ、名前で呼んで欲しい!!他の者に聞かれるのは何だか照れるからな!!」
『わ、わかりました・・・』
蜜(ああんっ!ここで告白する流れじゃないのっ!?名前呼びなんて煉獄さん、可愛すぎるわ)
し(フフ、少しだけ進展。と言った所でしょうか。2人とも恋愛下手の様ですし、冨岡さんもたまには役に立ちましたね)
煉「2人とも、そんな所にいないで部屋に入ってきたらどうだ?」
し蜜「「っ!!」」
扉の外に声をかける。
しばらくして扉が開き胡蝶と甘露寺が入ってくる。
先程から気配は感じていたが気を遣って入ってこられなかったのだろう。
美桜とのやりとりを聞かれてしまったのはとても恥ずかしいが今更言っても仕方あるまい!
蜜「え、えへへ・・・あっ!煉獄さんの分のお菓子を持ってきましたよ」
煉「うむ!ありがとう!!」
『あっ、お菓子はお薬を飲んでからにしてくださいね』
煉「むぅ!・・・わかった」
し「フフフ、お二人とも仲睦まじいご夫婦みたいですね」
煉美桜 『「っ!?」』
し「さぁ、もう少ししたら消灯のお時間です。美桜さん、あなたも寝不足だと千寿郎さんから聞いていますから、ちゃんと寝てくださいね」
では、おやすみなさいと胡蝶は部屋を出て行った。
俺は胡蝶の残していった爆弾発言に動揺して手元にあった薬を一気飲みし美桜と甘露寺を驚かせてしまった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
煉「消灯の時間だ!寝よう!!」
『煉獄さんっ声量!!』
蜜「美桜ちゃんも、声を落としてっ!しのぶちゃんに怒られちゃうわ」
しのぶちゃんの発言から2人は絵に描いたように動揺してる。。。
もっと可愛い2人を見ていたいけど、煉獄さんは重傷だし、美桜ちゃんも寝不足みたいだから早く寝てもらわないとっ
蜜「さぁ、電気消しますよ〜。おやすみなさい」
煉「うむ!おやすみ!!」
『・・・おやすみなさい。あの、2人とももし傷が痛んだりしたら声をかけてくださいね。しのぶさんかアオイちゃんを呼びにいくので』
蜜「美桜ちゃん、心配しないで?私達は大丈夫だから」
煉「うむ!俺たちは多少の痛みなら呼吸で緩和できるからな。それより寝不足なのだろう?美桜こそ早く休みなさい」
『う・・・じゃあ2人が寝付くまでは見守ってます!!』
美桜ちゃん、意外と頑固ちゃんなのね〜。
私たちが何を言っても折れるどころか意固地になってる・・・
そんな所も可愛いけど!!
〈数分後ー〉
スヤァッ
美桜ちゃんが気持ちよさそうに寝息を立てていた
蜜「・・ふふっ。結局1番最初に眠っちゃいましたね」
煉「あぁ、よっぽど疲れていたのだろうな・・」
蜜「美桜ちゃんの寝顔、可愛いですね♡」
煉「む・・・そうだな・・・」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
※今回は他の隊士たちも大勢運ばれたため、部屋の空きがなく煉獄さんと蜜璃ちゃんが同室になってますが、この小説設定では蝶屋敷では基本、男女別で部屋をあてがってます。
煉獄さんなら変な間違いは起きないだろうというしのぶさんの判断で同室になりましたが、後日蜜璃ちゃんはお部屋を移動してます☆
・・・どうしよう。
煉獄さんとお部屋に二人きりなんて今までに数える事しかないし。。。
バクバクする心臓の音が煉獄さんに聞こえていないか心配になる
煉「美桜」
すぐ横で声がして私はビクッと身体が跳ねる。
『はい・・・』
煉「俺の不在中に変わった事はなかったか?」
『いえ・・特には・・・』
煉「そうか」
『・・・・・』
かっ会話が続かない・・・
何か話題を!
『・・あっ、そういえば。』
煉「どうした?」
『最近、柱の方達に偶然お会いする事が多い気がします』
煉「そうなのか?」
『はい。宇髄さんが蝶屋敷に送ってくれた日の帰りは偶然居合わせた悲鳴嶼さんたちが送ってくれたし、』
煉「・・・ああ、そうだっな!」
『一昨日実弥さんに助けてもらった日はその少し前にたまたま義勇さんに会ってお昼ご飯をご馳走になりましたし。』
煉「!」
すごい偶然が重なるものですねぇ。
と言うと肩を掴まれ、煉獄さんの方に体を向けさせられた。
『っ!?』
煉「・・・名前」
『えっ?』
煉「何故不死川と冨岡を下の名前で呼ぶ?」
『??えっと、不死川さんは弟さんとも知り合いになったので、苗字だと紛らわしいかなって・・・義勇さんは会議の時に下の名前で呼んだらお話してくれたので、その流れで・・・』
煉「・・・そうか。他意はないのだな。」
『??はい・・・』
そのまま煉獄さんはむぅ、と考え込んでしまう。
煉「・・・先程のご褒美の件だが・・・」
『何か思いつきました?』
煉「俺も下の名前で呼んでみてくれないか?」
『えっ、ええっ!!?』
煉獄さんを名前呼びですって!?
煉「うむ。美桜は千寿郎や父上の事も名前で呼ぶだろう。甘露寺や冨岡とも打ち解けるのが早かった!!俺ももっと美桜と打ち解けたい!!」
『!!なっなっなっ・・・』
ひゃあああー!!
曇りなき眼で見つめないでー!!
溶けちゃう!!!
思わずバッと両手で顔を隠す。
煉「・・・駄目か?」
そんな淋しそうな声・・・ズルい
手で顔を覆ったまま、指の隙間からチラリと煉獄さんを窺う。
これでもかと眉を下げた煉獄さん!
千ちゃんそっくり!!!
『・・・き』
『きょう、じゅろう、さん』
煉「・・・・・」
あれっ?反応なし!?
結構勇気出したんだけど・・・
声が小さすぎて聞こえなかった?
私は手を目元から離し、今度はすっかり赤く、熱くなった頬を隠しながらもう一度呼ぶ。
『・・・杏寿郎さん?』
今度はちゃんと届いたかな?
そっと煉獄さんを見る。
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『・・・杏寿郎さん?』
美桜は林檎の様に赤らめた頬を両手で隠しながら俺の名を呼んだ。
煉「・・・・・・むぅ」
愛い!!
しかし、これは中々に照れ臭いものがある!!
名前で呼ばれるのがこんなにも難度が高いものだとは思わなかった!!!
『あ、あの・・・駄目でしたか?』
煉「!!いや!駄目とかではない!しかし照れ臭いな!!」
『・・そ、そうですよね!!煉獄さんはずっと煉獄さんだったし急に変えるのも何か変ですよね!!』
煉「うむ!・・・しかし、それではずっと俺は煉獄さんのままだな」
『う・・・。じゃあ、どうしたら・・・』
煉「そうだな・・段階を踏んでいこう!とりあえず二人の時だけ、名前で呼んで欲しい!!他の者に聞かれるのは何だか照れるからな!!」
『わ、わかりました・・・』
蜜(ああんっ!ここで告白する流れじゃないのっ!?名前呼びなんて煉獄さん、可愛すぎるわ)
し(フフ、少しだけ進展。と言った所でしょうか。2人とも恋愛下手の様ですし、冨岡さんもたまには役に立ちましたね)
煉「2人とも、そんな所にいないで部屋に入ってきたらどうだ?」
し蜜「「っ!!」」
扉の外に声をかける。
しばらくして扉が開き胡蝶と甘露寺が入ってくる。
先程から気配は感じていたが気を遣って入ってこられなかったのだろう。
美桜とのやりとりを聞かれてしまったのはとても恥ずかしいが今更言っても仕方あるまい!
蜜「え、えへへ・・・あっ!煉獄さんの分のお菓子を持ってきましたよ」
煉「うむ!ありがとう!!」
『あっ、お菓子はお薬を飲んでからにしてくださいね』
煉「むぅ!・・・わかった」
し「フフフ、お二人とも仲睦まじいご夫婦みたいですね」
煉美桜 『「っ!?」』
し「さぁ、もう少ししたら消灯のお時間です。美桜さん、あなたも寝不足だと千寿郎さんから聞いていますから、ちゃんと寝てくださいね」
では、おやすみなさいと胡蝶は部屋を出て行った。
俺は胡蝶の残していった爆弾発言に動揺して手元にあった薬を一気飲みし美桜と甘露寺を驚かせてしまった。
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煉「消灯の時間だ!寝よう!!」
『煉獄さんっ声量!!』
蜜「美桜ちゃんも、声を落としてっ!しのぶちゃんに怒られちゃうわ」
しのぶちゃんの発言から2人は絵に描いたように動揺してる。。。
もっと可愛い2人を見ていたいけど、煉獄さんは重傷だし、美桜ちゃんも寝不足みたいだから早く寝てもらわないとっ
蜜「さぁ、電気消しますよ〜。おやすみなさい」
煉「うむ!おやすみ!!」
『・・・おやすみなさい。あの、2人とももし傷が痛んだりしたら声をかけてくださいね。しのぶさんかアオイちゃんを呼びにいくので』
蜜「美桜ちゃん、心配しないで?私達は大丈夫だから」
煉「うむ!俺たちは多少の痛みなら呼吸で緩和できるからな。それより寝不足なのだろう?美桜こそ早く休みなさい」
『う・・・じゃあ2人が寝付くまでは見守ってます!!』
美桜ちゃん、意外と頑固ちゃんなのね〜。
私たちが何を言っても折れるどころか意固地になってる・・・
そんな所も可愛いけど!!
〈数分後ー〉
スヤァッ
美桜ちゃんが気持ちよさそうに寝息を立てていた
蜜「・・ふふっ。結局1番最初に眠っちゃいましたね」
煉「あぁ、よっぽど疲れていたのだろうな・・」
蜜「美桜ちゃんの寝顔、可愛いですね♡」
煉「む・・・そうだな・・・」
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※今回は他の隊士たちも大勢運ばれたため、部屋の空きがなく煉獄さんと蜜璃ちゃんが同室になってますが、この小説設定では蝶屋敷では基本、男女別で部屋をあてがってます。
煉獄さんなら変な間違いは起きないだろうというしのぶさんの判断で同室になりましたが、後日蜜璃ちゃんはお部屋を移動してます☆