療養と転機
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扉が閉まってしまった。。。
え、今日一晩煉獄さんと過ごすの??
待って頭が追いつかない
あまりの情報量の多さに頭を抱えてしまう。
煉「・・・美桜」
ハッと振り返る。
煉獄さんがこっちを見てる。
煉獄さん・・・
一晩顔を見てないだけなのに、
凄く長い間離れ離れになってたような気がする。
『・・・煉獄さんだ・・』
煉「?」
『煉獄さんがいる・・・』
煉「・・・」
『ちゃんと、生きてる・・・』
煉「・・ああ。」
『良かった・・生きててくれて、本当に』
煉「美桜・・・心配をかけてすまなかった」
煉獄さんの側まで行くと、包帯をしていない方の手が伸びて来て頭を優しく撫でられる。
『煉獄さん・・・』
煉「美桜・・・」
私も手を伸ばす
蜜(キャワー!!良い雰囲気だわ!!どどどどうしよう!チューとかしちゃうのかしら!私見てていいのかしら!ああっどうしたら良いのかしらー!!!)
『はい、これ。飲んでください』
煉「む!?」
私は手を伸ばし、蝶屋敷名物の苦薬を煉獄さんの前に突き出した。
蜜(・・・・・)
『ちゃんとお薬は飲まないと、治るものも治らないですよ!よく食べて、よく寝て、ちゃんとお薬飲んでたら直に良くなりますから!!』
私はいつかの煉獄さんの真似をして言う。
『・・・早く治して、お家に帰りましょう?』
煉「む・・・確かに、そうだな・・・」
煉獄さんは嫌々しながらも薬を口に含む。
時間をかけてゆっくりと飲み干す。
『ふふ。よく出来ました』
煉獄さんの頭を優しく撫でる。
煉「むぅ。俺は千寿郎ではないぞ」
子ども扱いされた事に煉獄さんの眉毛が下がる。
今日はずっと可愛い!!
『このお薬飲むのがツラいのは私も経験してますから』
気持ちが分かるんですよ、という。
煉「・・・・・」
煉獄さんは大人しく私に撫でられてる。
大きい犬みたい。可愛い。
『そうだ、これからちゃんとお薬を飲んでいたら何かご褒美をあげますよ』
煉「ご褒美?」
『はい。といっても私に出来ることなんてたかが知れてますけどね』
煉「・・・そうか、考えておこう」
『・・・私に出来る事にしてくださいね?』
煉「うむ。しかしそうすぐには思いつかんな!」
蜜(美桜ちゃん!そこはご褒美はわ・た・し♡って言う所よー!!あぁもどかしいわー)
『ん〜・・・あ、じゃあ。ご褒美に私・・』
蜜(!!!)
『・・が、何かお菓子を作って来ます。
私の療養してる時、煉獄さんがいつも手土産持ってきてくれたでしょう?あれ、とっても嬉しかったから。』
蜜(・・・)
『あ、それは私がしたくてやるので、別のご褒美は考えといて下さいね』
煉「うむ!美桜の作る菓子は美味いからな!楽しみだ」
蜜(何か・・・この二人のやりとり、可愛くてキュンキュンするけどもどかしいわっ!!)
『じゃあ次に来る時作って来ますね。何にしようかな・・・あ、桜の時期だし、桜餅にしようかな』
蜜「えっ!桜餅!!?美桜ちゃん!私も食べたい!!!」
ガバァッと煉獄さんの隣のベットから蜜璃ちゃんが顔を出した。
『・・・・・・』
蜜「・・・はっ!しまったぁ!!ごめんなさい、二人の世界の邪魔をするつもりはなかったの!!」
『えっ・・・蜜璃ちゃん・・・いつから・・?』
煉「ん?甘露寺は初めから隣のベットに寝ていたぞ??気がつかなかったか?」
『えっ』
えええええええええええ!!!!!
ちょ、じゃあ今までのやりとり見られてたって事!!?
恥ずかし!!
てか煉獄さん、蜜璃ちゃんいてもお構いなしなのね!!!
蜜「美桜ちゃん、ごめんね!!」
両手を合わせる蜜璃ちゃんの腕にも包帯が巻かれてる・・・
『・・・蜜璃ちゃんも、無事で良かった・・・』
そっと蜜璃ちゃんの手を握る。
『二人がちゃんと戻って来てくれて嬉しい。治るまで私が出来る限りお世話するね。』
困った事があったら何でも言ってね
蜜「美桜ちゃん・・・」
蜜璃ちゃんはフグゥッと涙ぐむ
蜜「美桜ちゃん!ありがとぉっ!!大好きっ!!!」
蜜璃ちゃんに抱きつかれる。
『私も、蜜璃ちゃんのこと大好きだよ』
二人でしばらく抱き合っているのを、煉獄さんが優しく見守っていた。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
暫くして、夕飯が運ばれてくる。
同時にしのぶさんも再び部屋を訪れた。
な「お食事をお持ちしました〜。あっ、煉獄さま。お薬飲めたのですね!!」
なほちゃんが嬉しそうに言う。
煉「うむ。先程は我が儘を言ってすまなかった!!他の娘達にも伝えて欲しい!」
な「はい!では、夜のお薬も置いておきますね!」
煉「!!」
そうそう、これが辛かったんだよね〜。
頑張って飲んでも暫くするとまた新しい薬を飲まされるんだよ。
何だか懐かしいなぁ。
『煉獄さん、約束ですから。ちゃんと飲んでくださいね?』
煉「う、うむ!わかっている!!」
し「フフフ。やっぱり美桜さんにお願いして正解でしたね」
蜜「ほんと、流石美桜ちゃんだわ!」
『いや・・私たいした事してないですよ・・・?頑張って飲んだの煉獄さんだし』
というと、しのぶさんと蜜璃ちゃんが震え出す。
『??』
((可愛いを通り越して尊い!!))
し「・・あぁ、そうそう。煉獄さん。“怪我が完治したら鬼殺隊本部に来て欲しい”と伝言をお預かりしていますよ。いよいよですね」
煉「!!そうか!ありがとう!では一日も早く治さなければならないな!!」
煉獄さん嬉しそう。
私も嬉しくなって笑みが溢れる。
蜜「・・・・。・・あーっ、何だか私小腹が空いて来ちゃいました。しのぶちゃん、何か摘むものないかなぁ??」
し「・・・そうですねぇ。軽くでしたらお菓子を用意しましょう。こちらへどうぞ」
蜜「やったぁ〜!久し振りに女子会しましょ♡」
『(女子会!?)』
煉「(菓子!)」
『蜜璃ちゃん、私も・・・』
煉「胡蝶、俺も・・・」
し「お二人はお部屋でゆっくりされていて下さい」
蜜「煉獄さん、お菓子は後でお持ちしますから!」
と、有無を言わさず二人は出て行ってしまった。
『・・・・・・』
煉「・・・・・・」
・・・・今度こそ、本当に二人きりになってしまった・・・・
え、今日一晩煉獄さんと過ごすの??
待って頭が追いつかない
あまりの情報量の多さに頭を抱えてしまう。
煉「・・・美桜」
ハッと振り返る。
煉獄さんがこっちを見てる。
煉獄さん・・・
一晩顔を見てないだけなのに、
凄く長い間離れ離れになってたような気がする。
『・・・煉獄さんだ・・』
煉「?」
『煉獄さんがいる・・・』
煉「・・・」
『ちゃんと、生きてる・・・』
煉「・・ああ。」
『良かった・・生きててくれて、本当に』
煉「美桜・・・心配をかけてすまなかった」
煉獄さんの側まで行くと、包帯をしていない方の手が伸びて来て頭を優しく撫でられる。
『煉獄さん・・・』
煉「美桜・・・」
私も手を伸ばす
蜜(キャワー!!良い雰囲気だわ!!どどどどうしよう!チューとかしちゃうのかしら!私見てていいのかしら!ああっどうしたら良いのかしらー!!!)
『はい、これ。飲んでください』
煉「む!?」
私は手を伸ばし、蝶屋敷名物の苦薬を煉獄さんの前に突き出した。
蜜(・・・・・)
『ちゃんとお薬は飲まないと、治るものも治らないですよ!よく食べて、よく寝て、ちゃんとお薬飲んでたら直に良くなりますから!!』
私はいつかの煉獄さんの真似をして言う。
『・・・早く治して、お家に帰りましょう?』
煉「む・・・確かに、そうだな・・・」
煉獄さんは嫌々しながらも薬を口に含む。
時間をかけてゆっくりと飲み干す。
『ふふ。よく出来ました』
煉獄さんの頭を優しく撫でる。
煉「むぅ。俺は千寿郎ではないぞ」
子ども扱いされた事に煉獄さんの眉毛が下がる。
今日はずっと可愛い!!
『このお薬飲むのがツラいのは私も経験してますから』
気持ちが分かるんですよ、という。
煉「・・・・・」
煉獄さんは大人しく私に撫でられてる。
大きい犬みたい。可愛い。
『そうだ、これからちゃんとお薬を飲んでいたら何かご褒美をあげますよ』
煉「ご褒美?」
『はい。といっても私に出来ることなんてたかが知れてますけどね』
煉「・・・そうか、考えておこう」
『・・・私に出来る事にしてくださいね?』
煉「うむ。しかしそうすぐには思いつかんな!」
蜜(美桜ちゃん!そこはご褒美はわ・た・し♡って言う所よー!!あぁもどかしいわー)
『ん〜・・・あ、じゃあ。ご褒美に私・・』
蜜(!!!)
『・・が、何かお菓子を作って来ます。
私の療養してる時、煉獄さんがいつも手土産持ってきてくれたでしょう?あれ、とっても嬉しかったから。』
蜜(・・・)
『あ、それは私がしたくてやるので、別のご褒美は考えといて下さいね』
煉「うむ!美桜の作る菓子は美味いからな!楽しみだ」
蜜(何か・・・この二人のやりとり、可愛くてキュンキュンするけどもどかしいわっ!!)
『じゃあ次に来る時作って来ますね。何にしようかな・・・あ、桜の時期だし、桜餅にしようかな』
蜜「えっ!桜餅!!?美桜ちゃん!私も食べたい!!!」
ガバァッと煉獄さんの隣のベットから蜜璃ちゃんが顔を出した。
『・・・・・・』
蜜「・・・はっ!しまったぁ!!ごめんなさい、二人の世界の邪魔をするつもりはなかったの!!」
『えっ・・・蜜璃ちゃん・・・いつから・・?』
煉「ん?甘露寺は初めから隣のベットに寝ていたぞ??気がつかなかったか?」
『えっ』
えええええええええええ!!!!!
ちょ、じゃあ今までのやりとり見られてたって事!!?
恥ずかし!!
てか煉獄さん、蜜璃ちゃんいてもお構いなしなのね!!!
蜜「美桜ちゃん、ごめんね!!」
両手を合わせる蜜璃ちゃんの腕にも包帯が巻かれてる・・・
『・・・蜜璃ちゃんも、無事で良かった・・・』
そっと蜜璃ちゃんの手を握る。
『二人がちゃんと戻って来てくれて嬉しい。治るまで私が出来る限りお世話するね。』
困った事があったら何でも言ってね
蜜「美桜ちゃん・・・」
蜜璃ちゃんはフグゥッと涙ぐむ
蜜「美桜ちゃん!ありがとぉっ!!大好きっ!!!」
蜜璃ちゃんに抱きつかれる。
『私も、蜜璃ちゃんのこと大好きだよ』
二人でしばらく抱き合っているのを、煉獄さんが優しく見守っていた。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
暫くして、夕飯が運ばれてくる。
同時にしのぶさんも再び部屋を訪れた。
な「お食事をお持ちしました〜。あっ、煉獄さま。お薬飲めたのですね!!」
なほちゃんが嬉しそうに言う。
煉「うむ。先程は我が儘を言ってすまなかった!!他の娘達にも伝えて欲しい!」
な「はい!では、夜のお薬も置いておきますね!」
煉「!!」
そうそう、これが辛かったんだよね〜。
頑張って飲んでも暫くするとまた新しい薬を飲まされるんだよ。
何だか懐かしいなぁ。
『煉獄さん、約束ですから。ちゃんと飲んでくださいね?』
煉「う、うむ!わかっている!!」
し「フフフ。やっぱり美桜さんにお願いして正解でしたね」
蜜「ほんと、流石美桜ちゃんだわ!」
『いや・・私たいした事してないですよ・・・?頑張って飲んだの煉獄さんだし』
というと、しのぶさんと蜜璃ちゃんが震え出す。
『??』
((可愛いを通り越して尊い!!))
し「・・あぁ、そうそう。煉獄さん。“怪我が完治したら鬼殺隊本部に来て欲しい”と伝言をお預かりしていますよ。いよいよですね」
煉「!!そうか!ありがとう!では一日も早く治さなければならないな!!」
煉獄さん嬉しそう。
私も嬉しくなって笑みが溢れる。
蜜「・・・・。・・あーっ、何だか私小腹が空いて来ちゃいました。しのぶちゃん、何か摘むものないかなぁ??」
し「・・・そうですねぇ。軽くでしたらお菓子を用意しましょう。こちらへどうぞ」
蜜「やったぁ〜!久し振りに女子会しましょ♡」
『(女子会!?)』
煉「(菓子!)」
『蜜璃ちゃん、私も・・・』
煉「胡蝶、俺も・・・」
し「お二人はお部屋でゆっくりされていて下さい」
蜜「煉獄さん、お菓子は後でお持ちしますから!」
と、有無を言わさず二人は出て行ってしまった。
『・・・・・・』
煉「・・・・・・」
・・・・今度こそ、本当に二人きりになってしまった・・・・