柱と梁
空欄の場合は「美桜」になります。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ーーー煉獄さん
美桜に呼ばれた気がして振り返る。
・・・いや、ここに美桜がいる訳はないのだが・・・
隠「煉獄さん?どうかなさいましたか?」
煉「いや・・・何でもない」
共に任務についている隠の者に訝しがられる。
だが・・何だ、この胸騒ぎは・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『はぁっ、はぁっ、』
鬼「ヒヒヒ、どこまで逃げても無駄だよぉ〜」
私は家と反対方向に走って逃げている。
もし、家にまで入って来たら槇寿郎さんも千ちゃんも危険な目に合わせてしまう・・・
早く、薬を届けたいのにっ
何とか鬼を撒けないかと何度も路地を曲がるが、撒く所か距離が詰まってきている。
ーでは、鬼を切ったことも覚えていらっしゃらない?ー
しのぶさん・・・
あの夜、私がこの刀で鬼を切ったって言ってた・・・
ー本当に、そんな事できる?
このまま走っていても、すぐに体力の限界はくる・・・
どうせ、殺されるなら・・・
鬼「!」
私は走るのを辞めて、刀を抜いて構える。
鬼「お嬢ちゃん、何のつもりだい?」
『・・・ただでは殺されないわ』
キッと鬼を睨むと
鬼「ハッハハハハハ!大丈夫か震えてるぜお嬢ちゃん」
鬼は楽しそうに笑う。
確かに、恐怖で震えている。。。
私に刀なんて扱える筈がない。
でも、鼠だって追い詰められれば猫を噛むんだから!!
鬼は余裕があるようですぐに襲ってこない。
私なんかその気になればいつでも喰べられると思っているらしい。
私は目を閉じて呼吸を整える。
そして、両手に持つ刀に意識を集中させる。
ーーーあれ、この感覚ーーー
一つ大きく息を吐き相手を強く睨みつける。
私からブワッと風が起こる
ーーー私、知ってるーーー
私の足は地を蹴っていた。
一つ一つの動きがスローモーションの様に流れていく。
気がつくと、鬼の頸が転がっていたーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
美桜さんが帰ってこないーー
あれから、父上は気を失う様に眠ってしまった。相変わらず顔色が悪い・・・
どうしよう。
どうしたらいいのだろう・・・
不安でどうしたら良いのか分からないまま父上の側から動けないでいた。
美桜さんを探しに行かなくちゃ
道に迷っているのかも・・・暴漢に襲われているのかも・・・もしかしたら、鬼に・・・
ー行かなくちゃー
でも、僕が離れている間に父上が息をしなくなったらと思うと・・・
自分の優柔不断さが嫌になる。
いつまでも兄上や美桜さんに甘えている子どもじゃ駄目だ。
服の裾をぎゅっと握りしめた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
どうしよう・・・
鬼の頸を切ったけど・・・
鬼「このっ!小娘がぁっ!!絶対にお前を喰ってやるからなぁっ!!」
死なないー
しのぶさんの話だと、頸を切られると塵になって消えるって言ってたけど・・・
この刀じゃ駄目なんだ。。。
斬った場所が塞がれていく・・・
そして今まで動かなかった胴体が急に動き出す
『・・・あっ!』
私は足首を掴まれて地面に倒れる。
力が強い・・!
そうして鬼の頸の方を見ると、切り口から腕が生えてきた。
そして私の方へ這ってくる。
鬼「残念だったなぁ〜頑張ったけど、結局俺に喰われる運命だったんだよぉ」
絶対嫌!!
こんな風に死にたくない!
しかも、鬼に喰べられるなんて・・・
こいつの血肉になって、煉獄さんを苦しめる鬼の一部になるなんてー
『絶対に嫌ぁ!!』
ー突風が吹くー
鬼「っっ!!?」
ー鬼は金縛りにあった様に固まったー
ー私は固く目を瞑るー
・・・・足首の違和感が消えた・・・
そして、次に目を開けた時
鬼の姿は消えていたーーー
鬼がいた場所には
重そうな鉄球が地面にめり込んでいた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
鴉「カァァッ!蟲柱ァ!召集命令!!スミヤカニ鬼殺隊本部ニ向カエェッ!!」
し「何か緊急事態ですか?」
鴉「カァァッ!岩柱ヨリ、鬼殺隊重要人物デアル、美桜ヲ保護シタトノ報告アリ!鬼殺隊本部に連レテイクトノ事!!緊急柱合会議ヲ開ク!!」
し「美桜さんを!?」
どういう事!?
一体何があったというのでしょう・・・
美桜に呼ばれた気がして振り返る。
・・・いや、ここに美桜がいる訳はないのだが・・・
隠「煉獄さん?どうかなさいましたか?」
煉「いや・・・何でもない」
共に任務についている隠の者に訝しがられる。
だが・・何だ、この胸騒ぎは・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『はぁっ、はぁっ、』
鬼「ヒヒヒ、どこまで逃げても無駄だよぉ〜」
私は家と反対方向に走って逃げている。
もし、家にまで入って来たら槇寿郎さんも千ちゃんも危険な目に合わせてしまう・・・
早く、薬を届けたいのにっ
何とか鬼を撒けないかと何度も路地を曲がるが、撒く所か距離が詰まってきている。
ーでは、鬼を切ったことも覚えていらっしゃらない?ー
しのぶさん・・・
あの夜、私がこの刀で鬼を切ったって言ってた・・・
ー本当に、そんな事できる?
このまま走っていても、すぐに体力の限界はくる・・・
どうせ、殺されるなら・・・
鬼「!」
私は走るのを辞めて、刀を抜いて構える。
鬼「お嬢ちゃん、何のつもりだい?」
『・・・ただでは殺されないわ』
キッと鬼を睨むと
鬼「ハッハハハハハ!大丈夫か震えてるぜお嬢ちゃん」
鬼は楽しそうに笑う。
確かに、恐怖で震えている。。。
私に刀なんて扱える筈がない。
でも、鼠だって追い詰められれば猫を噛むんだから!!
鬼は余裕があるようですぐに襲ってこない。
私なんかその気になればいつでも喰べられると思っているらしい。
私は目を閉じて呼吸を整える。
そして、両手に持つ刀に意識を集中させる。
ーーーあれ、この感覚ーーー
一つ大きく息を吐き相手を強く睨みつける。
私からブワッと風が起こる
ーーー私、知ってるーーー
私の足は地を蹴っていた。
一つ一つの動きがスローモーションの様に流れていく。
気がつくと、鬼の頸が転がっていたーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
美桜さんが帰ってこないーー
あれから、父上は気を失う様に眠ってしまった。相変わらず顔色が悪い・・・
どうしよう。
どうしたらいいのだろう・・・
不安でどうしたら良いのか分からないまま父上の側から動けないでいた。
美桜さんを探しに行かなくちゃ
道に迷っているのかも・・・暴漢に襲われているのかも・・・もしかしたら、鬼に・・・
ー行かなくちゃー
でも、僕が離れている間に父上が息をしなくなったらと思うと・・・
自分の優柔不断さが嫌になる。
いつまでも兄上や美桜さんに甘えている子どもじゃ駄目だ。
服の裾をぎゅっと握りしめた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
どうしよう・・・
鬼の頸を切ったけど・・・
鬼「このっ!小娘がぁっ!!絶対にお前を喰ってやるからなぁっ!!」
死なないー
しのぶさんの話だと、頸を切られると塵になって消えるって言ってたけど・・・
この刀じゃ駄目なんだ。。。
斬った場所が塞がれていく・・・
そして今まで動かなかった胴体が急に動き出す
『・・・あっ!』
私は足首を掴まれて地面に倒れる。
力が強い・・!
そうして鬼の頸の方を見ると、切り口から腕が生えてきた。
そして私の方へ這ってくる。
鬼「残念だったなぁ〜頑張ったけど、結局俺に喰われる運命だったんだよぉ」
絶対嫌!!
こんな風に死にたくない!
しかも、鬼に喰べられるなんて・・・
こいつの血肉になって、煉獄さんを苦しめる鬼の一部になるなんてー
『絶対に嫌ぁ!!』
ー突風が吹くー
鬼「っっ!!?」
ー鬼は金縛りにあった様に固まったー
ー私は固く目を瞑るー
・・・・足首の違和感が消えた・・・
そして、次に目を開けた時
鬼の姿は消えていたーーー
鬼がいた場所には
重そうな鉄球が地面にめり込んでいた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
鴉「カァァッ!蟲柱ァ!召集命令!!スミヤカニ鬼殺隊本部ニ向カエェッ!!」
し「何か緊急事態ですか?」
鴉「カァァッ!岩柱ヨリ、鬼殺隊重要人物デアル、美桜ヲ保護シタトノ報告アリ!鬼殺隊本部に連レテイクトノ事!!緊急柱合会議ヲ開ク!!」
し「美桜さんを!?」
どういう事!?
一体何があったというのでしょう・・・