新生活と小人さん
空欄の場合は「美桜」になります。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
煉「美桜?」
兄上が名前を呼ぶと、美桜さんはハッとした顔をする。
『あっ、ごめんなさい。私、洗濯物を取り込まないといけないので一旦失礼します!
煉獄さんと蜜璃さんはゆっくりしていて下さいね』
そう言ったかと思うとそそくさと部屋を出て行こうとする。
・・・これは、美桜さん兄上と甘露寺さんの事を勘違いしてしまったのでは・・・
千「美桜さん、僕も一緒に・・・」
誤解を解こうと立ち上がって一緒に行こうとすると
『大丈夫だよ!今日は洗濯物少ないし1人で出来るよ。たまには千寿郎くんもゆっくりして?』
と言って出て行ってしまった。。。
煉「美桜は仕事熱心だな!感心感心!」
蜜「美桜ちゃんお仕事頑張ってて偉いわ〜!」
この二人は、全く分かっていないようだけど・・・
美桜さん、大丈夫かな・・・?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
どうしよう。
何か、逃げるように部屋を出てきちゃった・・・感じ悪かったよね・・・
でも、あのまま一緒にいたらきっと上手く笑えなくて二人に変に気を遣わせちゃうかもしれない。。。
そうだよ。
煉獄さんに恋人がいたっておかしくないよね。あんなに優しくてカッコいいんだからいないと思ってた方がおかしいよ。
何だろう。
自分が煉獄さんにとって特別な存在だと思ってしまってた・・・自惚れもいいとこだよ。
煉獄さんは誰にだって優しいんだから。
そうだ、勘違いした私が悪い。。。
・・・・・
ああああ!すっっごく恥ずかしい!!!!
穴があったら入りたい!!!!!
洗濯物を取りこみながら悶えていると、入り口でお父さんが怪訝な顔でこっちを見ていた。
『・・・あ、おかえりなさい・・・』
槇「・・・何をしているんだ。お前は」
まさか見られているとは思わなかった・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
煉「うまい!!」
久し振りの我が家での食事に舌鼓をうつ。
やはり千寿郎の作る料理はどれもうまい。
蜜「本当、美味しいわ!いくらでも食べられちゃう!」
あれから帰ろうとしていた甘露寺を引き止め、一緒に夕飯を囲んでいる。
千「まだまだ有りますので沢山食べてくださいね」
千寿郎が大量のおかわりを持って入ってくる。
煉「うむ!ありがとう!!千寿郎、美桜は何処に行ったんだ?」
千「美桜さんは父上の部屋に食事を持っていかれました。」
煉「そうか!」
帰ってからあまり美桜と話せていないな。
近頃は任務が立て続けに入ってしまった為顔を合わすのも久方ぶりだった。
家事を頑張ってくれているのは有り難いがまた無理をして体を壊さないか心配だ。
一瞬ではあったが暗い表情をしていたのも気になる。
・・・後で話す時間が作れれば良いが・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『失礼します。夕食をお待ちしました。』
槇「・・・」
『・・・こちらに置いておきますね。』
では、失礼します。と部屋を出て行く。
何だ、あの辛気臭い面は。
ここに来た時から、俺がいくら鬱陶しがっても阿呆みたいに笑っていた奴が・・・
さっきの庭先での妙な動きといい、いつにも増して様子がおかしい。
・・・朝の事を気にしているのか・・・
いや、くだらん。俺が一々気にすることではない。
酒瓶を掴みくだらん考えを酒と一緒に流し込んだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
蜜「すっかり長居をしてお夕飯までいただいちゃってごめんなさい。ご馳走様でした!」
煉「うむ!もう大分遅いが本当に泊まっていかなくてよいのか?」
蜜「大丈夫です!何日も帰らないと家の人が心配しますし・・今日は報告と美桜ちゃんに会いにくるのが目的だったので!」
煉「そうか分かった!またいつでも来ると良い!今度は打ち合い稽古をしよう!」
帰ろうとする蜜璃さんをお見送りする為玄関で2人のやりとりを黙って聞いている。
煉獄さん。蜜璃さんともっといたいんだなぁ・・・そうだよね。
任務で忙しかったし、私の面倒もあって2人の時間全然作れなかっただろうしなぁ。
千(ああ。美桜さん、今のやりとり絶対勘違いしているだろうな・・・)
蜜「はい!美桜ちゃん、またお話しようね!ご飯も絶対行こうね」
『・・はい!楽しみにしてます。』
蜜璃さん・・・。
煉獄さんのそばにいる私の事邪魔に思わないでくれるの?
本当に優しい人だなぁ。
じゃあおやすみなさい、と蜜璃さんは帰っていった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
煉「千寿郎」
甘露寺さんを見送った所で声をかけられる。
千「何でしょう、兄上?」
煉「明日、仕立て屋に行って新しい羽織を見繕ってくれないだろうか?」
千「あれ、兄上の羽織はもう駄目になってしまいましたか?」
煉「いや、俺のではなく頑張って鬼殺隊に入った甘露寺に贈ろうと思ってな!俺と同じもので構わんので頼めるか?」
千「そ、そうでしたか・・わかりました」
(兄上・・・何もこのタイミングで言わなくても・・)
チラリと横にいる美桜さんに視線を向けるけど、前髪に隠れて表情が見えない。。。
『・・・千寿郎くん、私ご飯の後片付けしてくるね。煉獄さん。お風呂沸かしてあるのでゆっくり入ってきてください。』
煉「うむ、ではいただくとしよう。いつも有難う、美桜。」
兄上に労いの言葉を掛けられた美桜さんは嬉しそうに笑う
けど、いつもとやっぱり違うな・・・
やっぱり誤解を解いてあげないと。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
洗い物の量がいつもの8倍はある。
煉獄さんがいる日はお料理をたくさん食べるから元々洗い物は多いけど今日は特に凄い!
蜜璃さんもあんな体でたくさん食べてて凄かったなぁ。見ていて気持ちがよかったなぁ。
さっきの食事風景を思い出して思わずクスリと笑ってしまう。
本当にお似合いの2人だなぁ〜
千「美桜さん、僕もやりますよ」
千寿郎くんが入ってきて手伝ってくれる。
『ありがとう。いつもより多いから大変だったの』
千「お二人がいる時はいつもこうですよ。僕も最初は驚きました」
2人で、笑いながら片付けを進めていく。
すると、少し言いにくそうに
千「あの美桜さん、勘違いされていると思うのですが、、、兄上と甘露寺さんは」
『大丈夫だよ』
千「えっ?」
『大丈夫、ちゃんと分かってるから!ごめんね。千寿郎くんに気を遣わせちゃうなんて、ほんと駄目だよね。』
あははと笑うと、千寿郎くんは美桜さん・・・とこれでもかと眉を下げている。
そう、少し前まで私は煉獄さんの特別だって痛々しい勘違いをしていた。
千寿郎くんは優しいから私がもっと勘違いしないように教えてくれようとしたんだよね。
ようやく洗い物が終わった所でお風呂上がりの煉獄さんが入ってくる。
煉「いい湯だった!美桜、どうした?」
入口に立っている煉獄さんと目が合ってしまった。。。
千寿郎くんに見られない様にしていた顔をよりによって一番見られたくない人に見られてしまい、もう私の中での限界がやってくる。
『〜っ。わ、私、今日は疲れてしまったので先に休ませてもらいます。おやすみなさいっ!』
煉獄さんの横をすり抜けて廊下を小走りに部屋に逃げ帰った。
煉「美桜・・・今日は様子がおかしい。千寿郎、何か聞いていないか?」
千「兄上、、、」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
部屋に戻ったはいいけど寝れるわけがなく・・・
ずーんと落ち込んでいた。。。
ここ最近の私の浮かれ具合ときたらもう最悪だ。
ちょっとだけ家事が出来る様になったから何だっていうんだ。。。
しかも、同情で拾ってもらったのを愛情だと勝手に勘違い、挙げ句の果てにはやってきた恋人に対して嫉妬するとか。
超痛い奴じゃん。
ドン引きだわ。
今の記憶を無くしたいわ!!!
頭を壁に打ちつけたくなる衝動に駆られる。
一回だけ、ゴンと頭を壁に打つ。
目の前がジワジワ滲んでくる。
・・・明日から、普通に接する方出来るかな。。。
煉「美桜、起きているか?」
『っ!はぇっ!?』
急に部屋の外から煉獄さんの声が聞こえてすんごい変な声出た。
煉「少し話をしたいのだが・・・入っても良いだろうか?」
『・・・はい。どうぞ』
私は本当に馬鹿だ。。。
心の準備ができていないのに、煉獄さんを部屋に招き入れてしまった。。。
兄上が名前を呼ぶと、美桜さんはハッとした顔をする。
『あっ、ごめんなさい。私、洗濯物を取り込まないといけないので一旦失礼します!
煉獄さんと蜜璃さんはゆっくりしていて下さいね』
そう言ったかと思うとそそくさと部屋を出て行こうとする。
・・・これは、美桜さん兄上と甘露寺さんの事を勘違いしてしまったのでは・・・
千「美桜さん、僕も一緒に・・・」
誤解を解こうと立ち上がって一緒に行こうとすると
『大丈夫だよ!今日は洗濯物少ないし1人で出来るよ。たまには千寿郎くんもゆっくりして?』
と言って出て行ってしまった。。。
煉「美桜は仕事熱心だな!感心感心!」
蜜「美桜ちゃんお仕事頑張ってて偉いわ〜!」
この二人は、全く分かっていないようだけど・・・
美桜さん、大丈夫かな・・・?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
どうしよう。
何か、逃げるように部屋を出てきちゃった・・・感じ悪かったよね・・・
でも、あのまま一緒にいたらきっと上手く笑えなくて二人に変に気を遣わせちゃうかもしれない。。。
そうだよ。
煉獄さんに恋人がいたっておかしくないよね。あんなに優しくてカッコいいんだからいないと思ってた方がおかしいよ。
何だろう。
自分が煉獄さんにとって特別な存在だと思ってしまってた・・・自惚れもいいとこだよ。
煉獄さんは誰にだって優しいんだから。
そうだ、勘違いした私が悪い。。。
・・・・・
ああああ!すっっごく恥ずかしい!!!!
穴があったら入りたい!!!!!
洗濯物を取りこみながら悶えていると、入り口でお父さんが怪訝な顔でこっちを見ていた。
『・・・あ、おかえりなさい・・・』
槇「・・・何をしているんだ。お前は」
まさか見られているとは思わなかった・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
煉「うまい!!」
久し振りの我が家での食事に舌鼓をうつ。
やはり千寿郎の作る料理はどれもうまい。
蜜「本当、美味しいわ!いくらでも食べられちゃう!」
あれから帰ろうとしていた甘露寺を引き止め、一緒に夕飯を囲んでいる。
千「まだまだ有りますので沢山食べてくださいね」
千寿郎が大量のおかわりを持って入ってくる。
煉「うむ!ありがとう!!千寿郎、美桜は何処に行ったんだ?」
千「美桜さんは父上の部屋に食事を持っていかれました。」
煉「そうか!」
帰ってからあまり美桜と話せていないな。
近頃は任務が立て続けに入ってしまった為顔を合わすのも久方ぶりだった。
家事を頑張ってくれているのは有り難いがまた無理をして体を壊さないか心配だ。
一瞬ではあったが暗い表情をしていたのも気になる。
・・・後で話す時間が作れれば良いが・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『失礼します。夕食をお待ちしました。』
槇「・・・」
『・・・こちらに置いておきますね。』
では、失礼します。と部屋を出て行く。
何だ、あの辛気臭い面は。
ここに来た時から、俺がいくら鬱陶しがっても阿呆みたいに笑っていた奴が・・・
さっきの庭先での妙な動きといい、いつにも増して様子がおかしい。
・・・朝の事を気にしているのか・・・
いや、くだらん。俺が一々気にすることではない。
酒瓶を掴みくだらん考えを酒と一緒に流し込んだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
蜜「すっかり長居をしてお夕飯までいただいちゃってごめんなさい。ご馳走様でした!」
煉「うむ!もう大分遅いが本当に泊まっていかなくてよいのか?」
蜜「大丈夫です!何日も帰らないと家の人が心配しますし・・今日は報告と美桜ちゃんに会いにくるのが目的だったので!」
煉「そうか分かった!またいつでも来ると良い!今度は打ち合い稽古をしよう!」
帰ろうとする蜜璃さんをお見送りする為玄関で2人のやりとりを黙って聞いている。
煉獄さん。蜜璃さんともっといたいんだなぁ・・・そうだよね。
任務で忙しかったし、私の面倒もあって2人の時間全然作れなかっただろうしなぁ。
千(ああ。美桜さん、今のやりとり絶対勘違いしているだろうな・・・)
蜜「はい!美桜ちゃん、またお話しようね!ご飯も絶対行こうね」
『・・はい!楽しみにしてます。』
蜜璃さん・・・。
煉獄さんのそばにいる私の事邪魔に思わないでくれるの?
本当に優しい人だなぁ。
じゃあおやすみなさい、と蜜璃さんは帰っていった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
煉「千寿郎」
甘露寺さんを見送った所で声をかけられる。
千「何でしょう、兄上?」
煉「明日、仕立て屋に行って新しい羽織を見繕ってくれないだろうか?」
千「あれ、兄上の羽織はもう駄目になってしまいましたか?」
煉「いや、俺のではなく頑張って鬼殺隊に入った甘露寺に贈ろうと思ってな!俺と同じもので構わんので頼めるか?」
千「そ、そうでしたか・・わかりました」
(兄上・・・何もこのタイミングで言わなくても・・)
チラリと横にいる美桜さんに視線を向けるけど、前髪に隠れて表情が見えない。。。
『・・・千寿郎くん、私ご飯の後片付けしてくるね。煉獄さん。お風呂沸かしてあるのでゆっくり入ってきてください。』
煉「うむ、ではいただくとしよう。いつも有難う、美桜。」
兄上に労いの言葉を掛けられた美桜さんは嬉しそうに笑う
けど、いつもとやっぱり違うな・・・
やっぱり誤解を解いてあげないと。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
洗い物の量がいつもの8倍はある。
煉獄さんがいる日はお料理をたくさん食べるから元々洗い物は多いけど今日は特に凄い!
蜜璃さんもあんな体でたくさん食べてて凄かったなぁ。見ていて気持ちがよかったなぁ。
さっきの食事風景を思い出して思わずクスリと笑ってしまう。
本当にお似合いの2人だなぁ〜
千「美桜さん、僕もやりますよ」
千寿郎くんが入ってきて手伝ってくれる。
『ありがとう。いつもより多いから大変だったの』
千「お二人がいる時はいつもこうですよ。僕も最初は驚きました」
2人で、笑いながら片付けを進めていく。
すると、少し言いにくそうに
千「あの美桜さん、勘違いされていると思うのですが、、、兄上と甘露寺さんは」
『大丈夫だよ』
千「えっ?」
『大丈夫、ちゃんと分かってるから!ごめんね。千寿郎くんに気を遣わせちゃうなんて、ほんと駄目だよね。』
あははと笑うと、千寿郎くんは美桜さん・・・とこれでもかと眉を下げている。
そう、少し前まで私は煉獄さんの特別だって痛々しい勘違いをしていた。
千寿郎くんは優しいから私がもっと勘違いしないように教えてくれようとしたんだよね。
ようやく洗い物が終わった所でお風呂上がりの煉獄さんが入ってくる。
煉「いい湯だった!美桜、どうした?」
入口に立っている煉獄さんと目が合ってしまった。。。
千寿郎くんに見られない様にしていた顔をよりによって一番見られたくない人に見られてしまい、もう私の中での限界がやってくる。
『〜っ。わ、私、今日は疲れてしまったので先に休ませてもらいます。おやすみなさいっ!』
煉獄さんの横をすり抜けて廊下を小走りに部屋に逃げ帰った。
煉「美桜・・・今日は様子がおかしい。千寿郎、何か聞いていないか?」
千「兄上、、、」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
部屋に戻ったはいいけど寝れるわけがなく・・・
ずーんと落ち込んでいた。。。
ここ最近の私の浮かれ具合ときたらもう最悪だ。
ちょっとだけ家事が出来る様になったから何だっていうんだ。。。
しかも、同情で拾ってもらったのを愛情だと勝手に勘違い、挙げ句の果てにはやってきた恋人に対して嫉妬するとか。
超痛い奴じゃん。
ドン引きだわ。
今の記憶を無くしたいわ!!!
頭を壁に打ちつけたくなる衝動に駆られる。
一回だけ、ゴンと頭を壁に打つ。
目の前がジワジワ滲んでくる。
・・・明日から、普通に接する方出来るかな。。。
煉「美桜、起きているか?」
『っ!はぇっ!?』
急に部屋の外から煉獄さんの声が聞こえてすんごい変な声出た。
煉「少し話をしたいのだが・・・入っても良いだろうか?」
『・・・はい。どうぞ』
私は本当に馬鹿だ。。。
心の準備ができていないのに、煉獄さんを部屋に招き入れてしまった。。。