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「保乃ちゃん…?」
「え、ひいちゃん…!」
「久しぶりやね」
「うん、久しぶり」
道の端に座り込んでいる茶髪ロングのお姉さんは、高校時代に付き合っていた元カノだった。
久々に会った彼女は学生の頃よりもずっと綺麗になっていて、私の心がくすぐられるのが感じられた。
「どうしたん?」
「靴擦れしちゃって」
「しかも絆創膏持ってなくて…」
そういう彼女にバックの奥に埋まっていたポーチから絆創膏を取り出し、差し出すと「え、ありがとう」の感謝の言葉と共に学生の頃から変わらない愛おしい笑顔を向けられる。
「ん、貼れた。」
「ほんっまにありがとう」
「全然よかよ笑」
「保乃ちゃんさ、このあと時間ある?」
「うん」
「久しぶりに会ったやん?ちょっと喋りたいなーって思って」
「保乃もそう思っとった笑」
保乃ちゃんに手を差し出し、その手が握られると懐かしい手の感触と思い出がフラッシュバックして、頭の中を駆け巡る。
近くにあったカフェに入り私は抹茶ラテを、保乃ちゃんはコーヒーを頼んだ。
「ひいちゃん抹茶飲めるようになったん?」
「そうなんよ」
「もともと食わず嫌いで飲んでなかっただけで友達に勧められて飲んだらうんまっ!ってなって好きになった笑」
「えぇ〜嬉しい」
「なんでよ笑」
「保乃抹茶好きやから」
「保乃ちゃんと付き合ってた時に飲めば良かったなぁ」
「保乃ちゃんとこの美味しさを共有しときゃ良かった」
「そうやなぁ笑」
少し思わせぶりなことをしてみたけれど、保乃ちゃんはコーヒーから目線を変えず、少し微笑みながらストローを回すだけ。でもそんな姿に私は惹かれていた。
「保乃ちゃん」
「ん?」
「…やっぱりいいや」
「気になるやん笑」
今恋人とかいないの?
その言葉が喉まで出かかって、でも保乃ちゃんを目の前にするとそんな勇気はなくて結局空気とともに飲み込んだ。
「ごめんな、奢らせちゃって」
「んーん全然よかよ」
「今度会う時は保乃に奢らせてな?!」
「ふふ、分かった笑」
近況報告をしたあとはほとんど喋ることがなくなってしまい、30分程お話してお開きとなった。
「今度ちゃんと遊ぼうな!」
「暇な時連絡するわ!」
「うんわかった笑」
「仕事頑張ってね」
「ひいちゃんもな笑」
「うん」
「じゃあね」
「またね!」
保乃ちゃんが背中を向けて反対方向へ歩いていく。
まだ私に保乃ちゃんを引き留める資格は無い。
またいつか保乃ちゃんの隣を歩けたらないいな。
ひかるちゃん23歳のお誕生日おめでとう👏🏻🎉✨
ひかちゃんのパフォーマンス、お顔、性格、全部大好きです💕🫶🏻
素敵な1年になりますように🍀
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