｢勉強会…わたしでいいのか？？｣
わかんないけど…今日は城ケ崎さんの家で勉強会をすることになった…。いやっ見ただけでわかる。豪邸だ。庭には沢山の植物があるし噴水やプールまである。学校のプールの何倍だよ…マジで。てか門に執事？みたいな人いるし…こんな豪邸に来たのに私ただの黒い地味～なワンピースなんだけどっ迷惑なのでは？ん…あ女の子いるっ！！黒髪ショートで掃除をしせいるあのメイド？に話しかけて見よっかな
｢あ、あの～｣
[はい。なんでしょうか]
｢お、お仕事中すみませんが城ケ崎さんの部屋まで案内してくれませんか？｣
[美月様の事でしょうか？]
｢はい｣
[かしこまりました。少しお待ち下さい。]
[黒瀬！こちらの美月様のお友達さんを案内しておいてください。]
〔了解致しました。どちらまで案内すればよいでしょうか？〕
[はぁ？黒瀬！貴方話を聞いてなかったの？手を動かしながら耳も使えと日頃から言っていますよね]
〔も、申し訳ありません彩様…〕
[もういいわ。美月様の部屋までそちらの方を案内してください。]
〔しょ、承知致しました。今すぐ案内します。行きますよ〕
｢は、はい。｣
いやこわっえ？闇深っ気のせい…だよな。うん
｢……………………｣
〔えーっと、お名前何て言うのですか？〕
｢ひ、姫川…青葉です｣
〔素敵な名前ですね〕
………………………
きまず…話すことないよ
〔付きました。ごゆっくりお過ごし下さい。〕
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｢お邪魔します｣
(なに、あんたか。一応自己紹介でもしてあげるわ。私は美月。モテモテの金持ち美少女よ。)
わぁお…ちなみに美月ちゃんは金髪で髪を巻いている。多分皆が想像するようなざお姫様。みたいな感じ。目は大きくて若干釣り目で一重。いつも厚化粧をしてるらしい。てか今頃だけど私がこんなに色々な人の情報を知ってるのは耳がいいから。そして陰キャという好都合な立ち位置。１番は人の特徴とか噂を覚えるのが得意だから。得意ってほどじゃあないかもだけどね
【美月ぃい～っ来たよ～あ、青葉ちゃん早いね～っ】
(んあっ胡桃ぃい❤えへへ美月胡桃来るのずっと待ってたんだよ～？遅いよぉ…美月泣いちゃうよ～？？)
｢あ、胡桃ちゃん…あ、…｣
【ごめんね～美月許して？】
(じゃあっ今度二人でTikTokとろ！メイドコスプレでさ！！！)
【いいよぉ～】
(てか普通に今TikTokとろ！！)
【おけ！青葉ちゃんもね】
ﾊﾟｼｬｯ
(えーっと加工加工♪胡桃は加工無しで青葉ちゃんはばりばりに加工して、私のは少し目を大きくして二重にしてっとよし)
は？私の加工しすぎやろぉ
(１番右の友達(青葉)にとろって言われて撮って編集してもらった❤加工私だけされてない～ひどいよぉっ１番左(胡桃)のは小顔と目をおおきくしたりしてるのにぃ～右の友達のやつも無加工らしい～目の大きさとか顔の大きさ加工しすぎ～wwって概要に書いて～よし！終わり！)
なにこいつ許せないんだが
(コメントめっちゃきてる～)
右のこ加工しすぎwwww
真ん中可愛い～
左加工してあれは草
左普通すぎん？
真ん中加工途中途中とれてるの草
真ん中可愛い～
お目目おっきすぎ～
真ん中普通にスキ
右加工撮ったらブスになりそうwwww
真ん中可愛すぎる
右=加工撮ったらブス　真ん中=めっちゃ可愛い。目大きい。絶対モテる　左=普通より少し可愛い。
右…w痛すぎwwww
加工バレバレで草
(いっぱいコメントきてるぅ～皆可愛いだってぇ～)
嫌々どう考えても違うだろまる見えなんだよ。てか胸の大きさでかくしすぎでは？バレバレやん。なんで気付かないんだ皆…まぁいっか
【ん？ほんとぉ？やったね～あ、真ん中可愛いだってよ！】
(えぇ？ほんとだぁ❤そんなことないよぉ～お世辞困っちゃう～)
『遅れてごめんっ』
(…！あっ❤そうまくぅん～おそいよぉっもぉう)
『もう皆来たか？姫川。』
｢え、私？う、うぅんまだ。あと音葉ちゃんだけ。｣
『そうか』
(んもぅっ無視しないでよぉっ❤相馬くんったらツンデレだなぁっ写真とろ！ツーショット！いいよね？相馬君❤)
ﾊﾟｼｬｯ
(よし！加工して～相馬君❤ありがとね)
(彼氏できた～イケメンだし優しいしお金持ちで最高。大好きだよ❤今日は二人でお勉強会するんだ。教え方も上手くて最高の彼ぴ❤よし、完成！)
『…勝手に写真撮るのやめてくれね？てか俺ら付き合ってないし、勘違い困るんだけど』
(もうっツンデレ～❤)
『…は？』
【ちょっと…違う話しよ！てかLINEで今音葉やっぱこれないって。だから四人でやろ？】
｢う、うん｣
この気まずい中勉強会が始まるのであった