おはようございます。なぜだか誰もいない部屋でいってしまった。最近お母さんと話してないなぁ……そんなことをぼそぼそいっていたらもう登校する時間だった。急いで学校へ向かう。今日も友達や相馬君に会えると思うとさらにスピードは早くなる。校門をくぐりぬけて階段を全力でのぼる。先生の姫川走るなーという声が聴こえたけど気にしないことにする…。
｢おはよーございますっ！｣
大きいような小さい声で挨拶をして席に向かう。
｢そうまくん…おはよう……！｣
聞こえたかな？
『ん？姫川。はよー！ﾆｶｯ』
笑顔が眩しい。ん？あっちから胡桃ちゃんが走ってくる。【おぉはぁよぉお青葉ちゃぁあん】
こういう恥ずかしがらずに素直で優しくて可愛いところも好かれるんだろうな。ぶりっこじゃなくてすべてをさらけ出してる感じ…(?)
〈ﾊｧﾊｧはやいよぉくるみぃ…あ、青葉ちゃんおはよぉ～ﾊｧﾊｧ…〉
音葉ちゃんも胡桃ちゃんについて来た。あれ？なんだか知らない顔の人がいる…。胡桃ちゃんは1軍といわれるグループ？のトップだ。皆に優しいタイプの。音葉ちゃんは1軍の胡桃ちゃんの幼なじみで親友。だから胡桃ちゃんの一つしたくらい。今いるのは…3の綾乃　綾猫(あやの　あやね)というオシャレな美人モデルをやっている胡桃ちゃんの次にモテる子。噂では音葉ちゃんが嫌いらしい。知らないけどね。もう一人は4の城ケ崎　美月(じょうがさき　みつき)さん。お金持ちで自分が頂点だと思っている。男の子にはぶりっ子でいじめっ子らしい。良い評判は聞いたことない。私は普通関わりのない人たち。なにを言われるのかとひやひやしてた。｛勉強教えてっっっ｝
は？え？ん？？？理解出来ない。一軍の4人が私に勉強を教えてもらいたい！？
｢私よりいい人がいるんじゃ…？｣
{胡桃と一緒がいいからさぁ…？}
｢わ、わかりました。では今日の放課後に！｣
{おけ/了解！}
なんだか大変になりそう…。話しによると相馬くんとか色々男の子も来るらしい。楽しみなような不安なような…