短いお話
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「わあい、チョコ」
アリアの緩い笑顔。
見慣れぬ菓子の箱にユーシスはアリアがまた何処からか名店の噂を聞きつけて買ってきたものだと思っていた。
「何処のチョコなの?」
だから、チョコを一つ口に入れたアリアが問いかけてくるのに眉を顰めた。
「いや、知らんが」
「ええ?ユーシスが用意してくれたんじゃないの?」
「俺は知らん」
「私のデスクに置いてあったんだけど…」
そう不思議そうにしながらももう一つ口に放り込むアリアにユーシスは警戒心が無さすぎると慌てて箱を取り上げた。
「おい、差出人不明のものを安易に口に入れるな」
「うぅん…でもおいしいよ?」
「阿呆、どうなっても知らんぞ」
「やだなぁ、大袈裟だよ…」
紅茶でチョコを流し込んでしまった様子のアリア。まあ大方リロか他のメイドの土産だろうとユーシスもあまり深くは気にしていなかったが、しばらく雑談を続けているとアリアが苦しそうに息をするのにヒヤリとする。
「なんか、くるし…」
「おい、本当にあの菓子に何か入ってたんじゃ…」
ユーシスは慌ててアリアのそばによると容体を確認しようとそばに屈み頬に手を添える。
「ひぅっ……!」
「……アリア?」
「ぁっ……んぅ…」
ほんの少し触れただけでアリアは身体を震わせ声を漏らす。触れた頬は熱を帯び、潤んだピンクダイヤの瞳が見上げてくるのにユーシスは心臓が跳ね上がり、生唾を飲み込んだ。
「大丈夫か…?」
肩に触れ、腕を撫で下ろす。
「ふぁっ…ぁ…だいじょ、ぶ…」
口元に指を添えて、アリアは漏れてしまう声を抑えているようだった。震える息は熱く、とても大丈夫そうではない様子にユーシスはチョコレートに何が含まれていたのか察するのであった。
「嘘をつけ、大丈夫じゃないだろう」
「ぅっ…身体、なんかおかし…あつい……」
アリアの首筋は汗ばみ、髪が張り付いていた。髪を後ろに流してあげようと首の後ろに手を入れるとアリアの手がユーシスの腕を縋り付くように掴んだ。
「やぁっやだ……声、でちゃ……」
「……。」
「ごめ……お部屋、かえるっ……」
「待て待て」
アリアが逃げてしまいそうなのをなんとか引き留めるが、それにさえもアリアの身体は反応し、力なくユーシスの体にもたれかかってくる。その身体はひどく熱く、震える肩にユーシスは慎重に触れた。
「だめ…ユーシス……」
「今の状態のお前を外に出すわけにはいかない」
こんな媚薬で乱れた状態のアリアをいくら城館の中とはいえユーシスの部屋の外に出すだなんて考えられない、言語道断である。ユーシスはアリアを抱き上げるとベッドに横たえその横に腰掛けると未だ苦しそうに息をするアリアを見下ろす。
「み、みないで……」
「無理な願いだな」
「やだぁ…変な気分になる……」
「それは?どういう気分だ?」
ギシリとベッドのスプリングが軋み、腕で目元を覆ってしまったアリアに覆い被さる。苦しそうに息をする口から覗く舌が赤く滴る様に光るのにユーシスの視線は釘付けになった、
「い、いわせないで……ッ!」
腕をどかして顕になった薄桃色の瞳と視線が絡み合い、アリアはユーシスの顔が至近距離にあることに大きく目を見開いた。そして、その瞳が潤み、物欲しそうにユーシスを見上げるのに、きっと自分も同じ様に欲情の眼差しを彼女に向けているのだろうと思った。
「で?」
「……ゆっ…ユーシスが……」
「俺が?なんだ?」
アリアが唇を噛み、恥ずかしそうに視線を逸らす。
それでもユーシスは真っ直ぐにアリアを見つめ、少しずつ距離を近づけて、やがてあとほんの数センチで唇が触れ合うほどの距離となる。
「ユーシスがほしくなっちゃう……」
アリアの目から涙が溢れると同時にユーシスはアリアの唇を奪った。交わるアリアの吐息はユーシスのものより何倍も熱く、その熱に当てられてユーシスも眩暈がしてくる様だった。
◆
続きは書けたらいいですね(他人事)
アリアの緩い笑顔。
見慣れぬ菓子の箱にユーシスはアリアがまた何処からか名店の噂を聞きつけて買ってきたものだと思っていた。
「何処のチョコなの?」
だから、チョコを一つ口に入れたアリアが問いかけてくるのに眉を顰めた。
「いや、知らんが」
「ええ?ユーシスが用意してくれたんじゃないの?」
「俺は知らん」
「私のデスクに置いてあったんだけど…」
そう不思議そうにしながらももう一つ口に放り込むアリアにユーシスは警戒心が無さすぎると慌てて箱を取り上げた。
「おい、差出人不明のものを安易に口に入れるな」
「うぅん…でもおいしいよ?」
「阿呆、どうなっても知らんぞ」
「やだなぁ、大袈裟だよ…」
紅茶でチョコを流し込んでしまった様子のアリア。まあ大方リロか他のメイドの土産だろうとユーシスもあまり深くは気にしていなかったが、しばらく雑談を続けているとアリアが苦しそうに息をするのにヒヤリとする。
「なんか、くるし…」
「おい、本当にあの菓子に何か入ってたんじゃ…」
ユーシスは慌ててアリアのそばによると容体を確認しようとそばに屈み頬に手を添える。
「ひぅっ……!」
「……アリア?」
「ぁっ……んぅ…」
ほんの少し触れただけでアリアは身体を震わせ声を漏らす。触れた頬は熱を帯び、潤んだピンクダイヤの瞳が見上げてくるのにユーシスは心臓が跳ね上がり、生唾を飲み込んだ。
「大丈夫か…?」
肩に触れ、腕を撫で下ろす。
「ふぁっ…ぁ…だいじょ、ぶ…」
口元に指を添えて、アリアは漏れてしまう声を抑えているようだった。震える息は熱く、とても大丈夫そうではない様子にユーシスはチョコレートに何が含まれていたのか察するのであった。
「嘘をつけ、大丈夫じゃないだろう」
「ぅっ…身体、なんかおかし…あつい……」
アリアの首筋は汗ばみ、髪が張り付いていた。髪を後ろに流してあげようと首の後ろに手を入れるとアリアの手がユーシスの腕を縋り付くように掴んだ。
「やぁっやだ……声、でちゃ……」
「……。」
「ごめ……お部屋、かえるっ……」
「待て待て」
アリアが逃げてしまいそうなのをなんとか引き留めるが、それにさえもアリアの身体は反応し、力なくユーシスの体にもたれかかってくる。その身体はひどく熱く、震える肩にユーシスは慎重に触れた。
「だめ…ユーシス……」
「今の状態のお前を外に出すわけにはいかない」
こんな媚薬で乱れた状態のアリアをいくら城館の中とはいえユーシスの部屋の外に出すだなんて考えられない、言語道断である。ユーシスはアリアを抱き上げるとベッドに横たえその横に腰掛けると未だ苦しそうに息をするアリアを見下ろす。
「み、みないで……」
「無理な願いだな」
「やだぁ…変な気分になる……」
「それは?どういう気分だ?」
ギシリとベッドのスプリングが軋み、腕で目元を覆ってしまったアリアに覆い被さる。苦しそうに息をする口から覗く舌が赤く滴る様に光るのにユーシスの視線は釘付けになった、
「い、いわせないで……ッ!」
腕をどかして顕になった薄桃色の瞳と視線が絡み合い、アリアはユーシスの顔が至近距離にあることに大きく目を見開いた。そして、その瞳が潤み、物欲しそうにユーシスを見上げるのに、きっと自分も同じ様に欲情の眼差しを彼女に向けているのだろうと思った。
「で?」
「……ゆっ…ユーシスが……」
「俺が?なんだ?」
アリアが唇を噛み、恥ずかしそうに視線を逸らす。
それでもユーシスは真っ直ぐにアリアを見つめ、少しずつ距離を近づけて、やがてあとほんの数センチで唇が触れ合うほどの距離となる。
「ユーシスがほしくなっちゃう……」
アリアの目から涙が溢れると同時にユーシスはアリアの唇を奪った。交わるアリアの吐息はユーシスのものより何倍も熱く、その熱に当てられてユーシスも眩暈がしてくる様だった。
◆
続きは書けたらいいですね(他人事)
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