漫画(ジャンプ系)
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ふざけるなよ、と地を這うような声でローが唸ったため、その場にいたベポやシャチは震えあがった。無論言われた本人もである。腕や足のずれたガーゼや包帯を隠そうとしたが、いかんせん範囲が広く無駄な試みであった。せめてもの抵抗で後ろに回した腕をローは(患部を避けて)わし掴みにする。ガーゼをむしりとると、この前の戦闘で負傷した傷の治療痕が化膿し始めていた。縫われているのが気になっていじくりまわしたからである。また、足も治りかけの傷を掻き壊している。ビキ、と船長兼主治医の額に青筋が浮いたのが近い距離からよくわかった。
「傷口はいじるなと散々言ったはずだが」
「おっしゃる通りでございます……」
体の自由があれば土下座をするところだったが、腕は掴まれたままだったのでそれは叶わなかった。実際、今怒られている彼女に限らず、船員が傷口を気にしてちょっとでもいじると大抵目ざとく見つけたローの怒号が飛ぶのだ。その再三の注意にも関わらずついついで触り続けた結果が今この状況であった。若い男が若い女の腕を掴んでいるのに色っぽい空気は微塵もない。ただ怒られている患者と怒っている医者がいるだけである。
「ROOM」
ローの呟きで、ブウンと音をたてて彼の能力が展開される。両手を出せ、という命令に彼女は嫌な予感がしたが、さすがに逆らう度胸はないため、手錠を嵌められる犯人のような姿勢で大人しく手を突き出した。チャキ、と彼は鯉口を切る。いやさすがにそこまでは、と他の船員が止める間もなくローは彼女の両手首を切断する。切断した両手は、シャンブルズを使うまでもなくローの手に片手に収まる。
「これ以上傷をいじらんように、飯とクソと風呂以外はおれが預かっておく。だがその間にまた傷をいじくってみろ。傷が治るまでずっと預かっておくからな」
「でもずっと能力を出したままなのはキャプテンも疲れるんじゃないデスカネ……」
彼女は往生際悪くローのほうを伺う。さすがにトイレに行く度ローに申告するのは恥ずかしかったし、両手を没収されたら何もできないからだ。一理ある、とローは頷く。
「能力の節約のためにずっとおれの傍にいろ。何もするな」
「いくらなんでも暇ですよ!」
「死にかけた怪我人がつべこべ言うんじゃねえ」
スパン! とローはその怪我人の頭をはたいて襟首を掴むと、本当に自室へ引っ張っていく。読みかけの本を読みたかったからだ。自分で歩けます! という彼女の叫び声が遠くなっていくのを他の船員は見ていることしかできなかった。
「傷口はいじるなと散々言ったはずだが」
「おっしゃる通りでございます……」
体の自由があれば土下座をするところだったが、腕は掴まれたままだったのでそれは叶わなかった。実際、今怒られている彼女に限らず、船員が傷口を気にしてちょっとでもいじると大抵目ざとく見つけたローの怒号が飛ぶのだ。その再三の注意にも関わらずついついで触り続けた結果が今この状況であった。若い男が若い女の腕を掴んでいるのに色っぽい空気は微塵もない。ただ怒られている患者と怒っている医者がいるだけである。
「ROOM」
ローの呟きで、ブウンと音をたてて彼の能力が展開される。両手を出せ、という命令に彼女は嫌な予感がしたが、さすがに逆らう度胸はないため、手錠を嵌められる犯人のような姿勢で大人しく手を突き出した。チャキ、と彼は鯉口を切る。いやさすがにそこまでは、と他の船員が止める間もなくローは彼女の両手首を切断する。切断した両手は、シャンブルズを使うまでもなくローの手に片手に収まる。
「これ以上傷をいじらんように、飯とクソと風呂以外はおれが預かっておく。だがその間にまた傷をいじくってみろ。傷が治るまでずっと預かっておくからな」
「でもずっと能力を出したままなのはキャプテンも疲れるんじゃないデスカネ……」
彼女は往生際悪くローのほうを伺う。さすがにトイレに行く度ローに申告するのは恥ずかしかったし、両手を没収されたら何もできないからだ。一理ある、とローは頷く。
「能力の節約のためにずっとおれの傍にいろ。何もするな」
「いくらなんでも暇ですよ!」
「死にかけた怪我人がつべこべ言うんじゃねえ」
スパン! とローはその怪我人の頭をはたいて襟首を掴むと、本当に自室へ引っ張っていく。読みかけの本を読みたかったからだ。自分で歩けます! という彼女の叫び声が遠くなっていくのを他の船員は見ていることしかできなかった。
