漫画(ジャンプ系)
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潜るのは昔から好きだった。川でも海でも。サニー号には生け簀兼水槽があるが、さすがにそこは周りから丸見えすぎて恥ずかしいのと、泳ぐでもなくただ沈むのが好きなため心配されそうだったから潜らない。しかしこの船には大浴場がある。実家や前住んでいた家には狭いバスタブしかなかったから初めてナミさんやロビンさんと一緒に入ったときはカルチャーショックだった。冷たいかぬるいかの海水の上で温かいたっぷりとした湯に浸かって手足を伸ばすのは大変気持ちのよいものだ。今夜はナミさんもロビンさんも先に寝てしまったから、のびのびと占有している。ふう、と私は大きく息を吐き、そして息を吸い込んで頭からすっぽりと温かいお湯の中にすっぽり潜った。お湯に阻まれて周囲の音が遠くなる。目を開けて天井のゆらゆらとした光を眺める。外は真っ暗なのにこの部屋は真昼と遜色なく明るい。目を閉じてもその明るさが瞼を透過している。そのまま瞼の中の残像を追うのを楽しんでいたとき、誰かに腕を掴まれて強引に引き上げられた。
「あぁー、びっくりした」
浴槽の外にひざまずいたブルックさんが、ふう、と無い胸を撫でおろしていた。
「溺れていたわけじゃありませんよ」
「溺れていたように見えましたよ」
潜るのが好きで、と釈明するがブルックさんは私の腕を掴んだままだった。いつもお洒落にキメている服もびしょ濡れになってしまっている。なんだか申し訳ない、と思いかけたところで私はじとりとブルックさんを見る。
「というかもしかして覗きに来ましたか」
ブルックさんはふっとそっぽを向いてわざとらしくカスカスの口笛を吹く。こら、と私はブルックさんを湯舟に引っ張り込もうとする。
「ゴメンナサイ! でもあなた一人しか居ないときを狙いましたから!」
「言いたいことはそれだけですか」
私の力だけでブルックさんが本当に動かせるわけないのに、あぁ~と情けない声を上げながら服を着たまま彼は浴槽に頭からダイブする。肉がないからそう頻繁には風呂に入らない(能力者だし)彼だが、まったく入浴しないわけではない。でも実際湯に浸かってるのを見るのは初めてだ。いつも洒脱に着こなしているシャツが肋骨にべったりと貼りついて、その凹凸を強調していた。水に濡れて力が抜けたのか、服を脱ぐのも面倒だというようにずるずるとブルックさんは浴槽の縁に体を預けてお湯に沈んでいく。今度はシャツが空気をはらんで水面に浮いた。
「脱がせてあげましょうか」
「オヤ珍しい」
ブルックさんが囃してくるのを無視して、濡れて重くなったシャツを剥がしてべしゃりと床に落とす。洗濯が面倒だな、と今更思った。全て露わになった上半身に私はべたりと凭れ掛かる。すっかり濡れた私の髪をブルックさんが撫でている。髪から顔へ滴り落ちた雫を長い指で掬われた。彼と触れ合っているのに、自分以外の温度を感じているのが不思議だった。ブルックさんの手が私の背中に降りてくる。
「てっきり置き去りにされるものと思っていました」
「しませんよ、一緒にあがりましょうね」
置き去り、が実のところ何を指しているのかは敢えて追及しなかった。頼めば体くらい洗わせてくれないかと考えながら、私は目を閉じた。自分以外の心音は聞こえない。ただ水音があるだけである。
「あぁー、びっくりした」
浴槽の外にひざまずいたブルックさんが、ふう、と無い胸を撫でおろしていた。
「溺れていたわけじゃありませんよ」
「溺れていたように見えましたよ」
潜るのが好きで、と釈明するがブルックさんは私の腕を掴んだままだった。いつもお洒落にキメている服もびしょ濡れになってしまっている。なんだか申し訳ない、と思いかけたところで私はじとりとブルックさんを見る。
「というかもしかして覗きに来ましたか」
ブルックさんはふっとそっぽを向いてわざとらしくカスカスの口笛を吹く。こら、と私はブルックさんを湯舟に引っ張り込もうとする。
「ゴメンナサイ! でもあなた一人しか居ないときを狙いましたから!」
「言いたいことはそれだけですか」
私の力だけでブルックさんが本当に動かせるわけないのに、あぁ~と情けない声を上げながら服を着たまま彼は浴槽に頭からダイブする。肉がないからそう頻繁には風呂に入らない(能力者だし)彼だが、まったく入浴しないわけではない。でも実際湯に浸かってるのを見るのは初めてだ。いつも洒脱に着こなしているシャツが肋骨にべったりと貼りついて、その凹凸を強調していた。水に濡れて力が抜けたのか、服を脱ぐのも面倒だというようにずるずるとブルックさんは浴槽の縁に体を預けてお湯に沈んでいく。今度はシャツが空気をはらんで水面に浮いた。
「脱がせてあげましょうか」
「オヤ珍しい」
ブルックさんが囃してくるのを無視して、濡れて重くなったシャツを剥がしてべしゃりと床に落とす。洗濯が面倒だな、と今更思った。全て露わになった上半身に私はべたりと凭れ掛かる。すっかり濡れた私の髪をブルックさんが撫でている。髪から顔へ滴り落ちた雫を長い指で掬われた。彼と触れ合っているのに、自分以外の温度を感じているのが不思議だった。ブルックさんの手が私の背中に降りてくる。
「てっきり置き去りにされるものと思っていました」
「しませんよ、一緒にあがりましょうね」
置き去り、が実のところ何を指しているのかは敢えて追及しなかった。頼めば体くらい洗わせてくれないかと考えながら、私は目を閉じた。自分以外の心音は聞こえない。ただ水音があるだけである。
