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二次元の瀬呂と三次元の私
🎗️大人瀬呂 / 逆トリップ
🎗️大人瀬呂 / 逆トリップ
「ほんっと瀬呂くんカッコいいわ、現実にも瀬呂くんみたいな人がいたらな…」
アニメを見ながら晩酌をするのが日課だ
中でも推しの瀬呂くんのシーンは繰り返し再生してしまう。
「おーい、瀬呂くん出ておいで〜」
なんてテレビに呼びかけてみる。
あー、相当酔ってきてるな、バカみたい。
「瀬呂くんと結婚できたらなぁ…」
寝よ、と枕元に置いた瀬呂くんブロマイドにポツリと呟いて目を閉じた
「おねーさん、そんなに俺のこと好きなの?」
…え?
やばい、酔いすぎて幻聴まで聞こえてきた
寝よねよ
「もしもーし?聞いてるー?」
そっと目を開けると、目の前に瀬呂くん
うそー、ついに幻覚まで…あ、夢か、これ夢だわ
再び寝入ろうとした私のほっぺをツンツンと突かれる感触に思わず飛び起きた。
「うぇ、現実!?」
「すみません…夢かと思ってて…」
お茶を入れ、落ち着いて話を聞くことにした。
「俺も状況理解できてねーのよ、ヴィランの個性にかかったみてーで、気づいたらこの部屋にいたの」
二次元と三次元の行き来ができる個性!?なにそれ欲しい。
「うっわ、これ俺?若いねー」
高校時代のブロマイドなんて発売してたっけ??と枕元のぶろまいどを手に取る。
そういえば、作中の彼より大人びて見える気がする。
20代後半くらい?
「…えっと、瀬呂くんはここが瀬呂くんの住む世界とは別世界っていうのは理解してるのかな?」
「??」
何言ってんだコイツ…って目で見ないで頂きたい。
とりあえず、アニメを見てもらうのが手っ取り早いか、と説明しつつ見てもらうことにした。
「なーるほどね…てっきりワープ系の個性かと思ってたんだけど、別次元とか、まじかよ…」
自分の置かれている状況を理解し項垂れる瀬呂くん。
「とりあえず、こっちの世界の事情もわかんねぇし、ここに泊めてもらうってのは無理かな?」
コテンと首を傾げる可愛い推しのお願いなんて断れる人って居ませんようね!?
こちらが好きなことを完全に理解した行動ですよね!?
「好きなだけ居てください!!」
「あ、情報では2日で効果切れるらしーよ」
と、聞いてから5年、毎日家事育児をしてくれる瀬呂くんがいるのはなぜ!?
「好きなだけ居ていいって言ったでしょ?」
キッチンでフライパンを振るう推しは今日もカッコいい。