hrak
name change
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
転んだ原因
🎗️瀬呂
🎗️瀬呂
「くっそー!負けたー!くーやーしーいー!」
いつものグラウンドβでの対人戦闘訓練。
私と三奈VS瀬呂くんと透ちゃんのチーム戦だったんだけど、私達は惨敗。
憧れの瀬呂くんと戦えるからって浮足立ってたのかも、反省。
「でも惜しかったよ!次頑張ろ!ッ痛ー…」
「えっナマエ大丈夫!?結構派手に転んだね!?」
三奈を励ましつつ、皆の所へ帰っていると、思いっきり転んで頭ぶつけましたわ、恥ずかし。
「すまん!大丈夫か!?」
って瀬呂くんが慌てて駆け寄ってきてくれたけど
、なんで謝ってんの?と周りを見渡せば
あ、瀬呂くんのテープまみれエリア…そりゃここで転んだら瀬呂くんのテープで転倒したように見えるよね。
「大丈「瀬呂ひどーい!」
「お姫様抱っこで保健室連れて行きなよー!」
「これはもう、責任取るしかないな!」
私のセリフ遮って、二人して瀬呂くんを責め立てる。
ちょ、三奈さん、透さん!?私の気持ち知ってるからってそれはちょっとやり過ぎでは!?
絶対面白がってるよね!?
とか思ってたのに、
「もちろん、そのつもりだって」
ケガ治るまで、俺にサポートさせてくれね?って真っ直ぐこちらを見つめてくる。
え、何そのイケメン対応…!さらに惚れさせる気ですか!?片想いこじらせちゃいますよ!?
ってイヤイヤ、私自分で地面に躓いただけだからね!?
「いや、私「急いで運ぶから口閉じててね」
ふわっと身体が浮いたと思えばホントにお姫様抱っこ!?
てゆーか皆私の言葉遮ってくるじゃん。
―
保健室には行ったものの、軽いかすり傷だけで特に異常なし。
念のために部屋までおくるって言う瀬呂くんの圧に負けて寮まで一緒に帰宅中。
「あのさ、瀬呂くん、この手はなに?」
「ん?何って手つないでんのよ、頭打ってんだからふらついたら危ねぇでしょ?」
いやいや、だから異常なしってさっき言われたじゃん?え、瀬呂くんそんなに責任感じてるの?
これは一刻も早く訂正せねば、こちらの身が持たない!
「さっきのは自分で躓いただけなのっ!!瀬呂くんのテープ関係ないの!だから、責任とかは取らなくていいの!」
「ん、そーね。」
「…そーね、って知ってたの!?」
「好きな子と一緒にいられるチャンス逃すわけねぇでしょ?」
「…え?」
というわけで、明日からも送り迎えするんでよろしくね、ナマエちゃん。
→漫画版:転んだ原因