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予防接種と同僚
🎗️大人瀬呂
🎗️大人瀬呂
毎年この時期になると気が滅入る。
完璧超人ヒーローなんでもこなせる私でも、苦手なアレの季節がやってくる。
(ここ、ツッコむとこね。)
「予防接種やーだー…」
事務所の机に突っ伏して、駄々をこねてみるものの、それで許されるわけもないことは知っている。なにせ毎年やってるからね☆
「なぁに子供みたいなこと言ってんのよ」
と、いつものように飄々と現れたのは同僚の瀬呂くん。
「瀬呂くーん、予防接種代わってー!」
「いや、俺も今打ってきたところだから、てか普段のヒーロー活動とかは平気なくせに」
「や、誰かを守るためのケガと、自分のための予防接種だと、前者のほうが大事かなって。ほら、ヒーローは自己犠牲の塊ってよく言うじゃん。」
半分本気、半分予防接種から逃げたい言い訳。
「ってことでパトロール行ってこようかな!」
自分の番が来る前に逃げてしまおう!と席を立つ
…はずが、瀬呂くんに腕を捕まれ動けない。
まぁ、騙されてくれませんよねー…とほほ。
「今後も大事な人を助けるために自分も大事にしなきゃなんじゃね?」
で、俺にとってはナマエも守る対象なんですけどって腕を掴んだまま急に真剣な顔して言うもんだから、その意味を考えて固まってしまう。
私、顔赤くなってないかな…とチラリと彼を見上げれば、惚れちゃうような素敵な笑顔で…「ナマエさん、予防接種順番です。」と事務員さんの呼びかけにパッと手を離し
「んじゃ、予防接種行ってらっしゃーい。」とヒラヒラ手を振ってきた。
…あれ、これ言いくるめられて予防接種させられただけじゃない!?
「続き伝えたいから夜は空けといてね」
…どっちだ!?