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オススメは俺のお嫁さん
🎗️大人瀬呂
🎗️大人瀬呂
彼と並んでソファーに座りテレビを見ていると、
流れてきたのはヒーロー特集、隣にいる瀬呂くんもしっかりインタビューを受けている。
「瀬呂くんはすごいよね、しっかり夢を叶えてて」
一方、私はなんの取り柄もなく、特に目立った苦手もない。
the平均的、普通ど真ん中
昔は目指してた夢もあったけど、今や普通の会社員
「んー?ナマエちゃんだって何でも出来てすごいじゃん?」
普通に色々できても、本当に叶えたかった夢の役には何も立っていない。…むなしい。
「私の特技はこれ!って言える何かが欲しかったのかも…個性はあるけど、無個性っていうか…」
「何でも普通に出来るってすげーことなの、分かってる?」
「それはそうかもしれないけど…」
あぁ、言えばいうほど無個性を自覚して、気分が落ち込む。
なんでこんな風になっちゃったんだろ
何でもいいから1番になってみたかったな、とため息をひとつ漏らせば
瀬呂くんはこちらをじっと見つめて
「俺にとってはナマエちゃんが1番だけど?」
思考を読み取る個性でも持ってるんじゃないだろうか?と疑うくらいに、いつも的確に欲しい言葉をくれる。
んー、と上を見上げ少し考える仕草をして
「じゃーさ、新しい夢を叶えるってのはどう?
オススメは瀬呂くんのお嫁さんなんだけど」
とニヤリと笑えば、私の左手を取り薬指に口付けを落とした。